泥のごとできそこないし豆腐投げ怒れる夜のまだ明けざらん――零細な家業の豆腐屋を継ぎ病弱な体を酷使する労働の日々、青春と呼ぶにはあまりに惨めな生活の中から噴き上げるように歌は生まれた。そして稚(おさ)ない恋の成就……1960年代の青春の煌(きらめ)きを刻印し、世代を超えて読み継がれた本書には、生涯、命と暮しを侵す権力に筆と肉体で闘いを挑み続けた作家の揺るぎない「草の根」の在り処が示されている。
2013-06-02
『豆腐屋の四季 ある青春の記録』松下竜一(講談社文庫、1969年/講談社文芸文庫、2009年)
泥のごとできそこないし豆腐投げ怒れる夜のまだ明けざらん――零細な家業の豆腐屋を継ぎ病弱な体を酷使する労働の日々、青春と呼ぶにはあまりに惨めな生活の中から噴き上げるように歌は生まれた。そして稚(おさ)ない恋の成就……1960年代の青春の煌(きらめ)きを刻印し、世代を超えて読み継がれた本書には、生涯、命と暮しを侵す権力に筆と肉体で闘いを挑み続けた作家の揺るぎない「草の根」の在り処が示されている。
2013-06-01
Kenyan High School High Jump (OFFICIAL)
若者よ跳べ。徹底して重力に抗(あらが)え。
Young Man - Mr. Israel - Kalenjin Song
2013-05-31
2013-05-29
目撃された人々 37
少女は傘を差しながら踊るように走ってきた。遮断機の前で止まると今度は傘をクルクル回し始めた。白い傘にカラフルな水玉があしらわれていた。よく見ると黒い半ズボンもカラフルな水玉模様。彼女の周辺だけ雨も楽しそうに降っていた。日に灼けた顔と手足。太陽も雨も風もきっと少女の味方だ。
— 小野不一さん (@fuitsuono) 2013年5月29日
少女が少女であることをやめた時、きっと傘を回さなくなるのだろう。電車が走り去ると少女は再び駆けて行った。輝かしい未来に向かって。
— 小野不一さん (@fuitsuono) 2013年5月29日
2013-05-28
Danang International Fireworks Competition 2013
微速度撮影の動画が好きだ。不思議なほど好きだ。人生の縮図と思えてならないからだ。「自我と反応に関する覚え書き」でも紹介した。まるで走馬灯のようだ。人の一生は花火みたいなものかもしれない。ってなわけで花火の動画を(笑)。これ、ズルいよね。効果音と音楽が絶妙だもの。わずか1分30秒でめくるめく変化を堪能できる。せわしないコマ送りの中で人々が悩んだり苦しんだり考えたり祈ったりしていることが信じられなくなる。
Danang International Fireworks Competition 2013 from Rob Whitworth on Vimeo.
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