・『動物感覚 アニマル・マインドを読み解く』テンプル・グランディン
・『死と狂気 死者の発見』渡辺哲夫
・手引き
・唯識における意識
・認識と存在
・「我々は意識を持つ自動人形である」
・『イーリアス』に意識はなかった
・『新版 分裂病と人類』中井久夫
・『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュ
・『あなたの知らない脳 意識は傍観者である』デイヴィッド・イーグルマン
・『奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき』ジル・ボルト・テイラー
やっと半分読み終えたところだ。568ページの大冊。いきなり取り掛かっても理解に苦しむことと思われるので、併読すべき関連書を示しておく。
■(サイ)の発見/『白川静の世界 漢字のものがたり』別冊太陽カーと■(サイ)は同根であろう。白川静に読ませたかった。ジュリアン・ジェインズ著『神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡』 http://t.co/3LKR1cEsk0 /古代エジプト人の魂 - Wikipedia http://t.co/LVjtccIiCf
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
『ユーザーイリュージョン』と併読すべきだと思っていたところ、同じ訳者(柴田裕之)であった。『神々の沈黙』を先に読んだ方がよい。 http://t.co/atBdYEsJXz
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
二分心というのがジェインズの基本的な考え方。つまり右脳に神がいたわけだよ。統合失調症の幻聴と原理は一緒。この脳機能を滅ぼしたのが文字と文明であり、そこから意識が湧き起こった。/二分心 - Wikipedia http://t.co/GYY8wrbVxk
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
仮説ではあるが十分説得力がある。ジル・ボルト・テイラーの経験と照らせば、意識のない世界は想像以上に豊かな可能性があると思う。 http://t.co/774FrL3Ul5
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
ソマティック・マーカー仮説/『デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳』(『生存する脳 心と脳と身体の神秘』改題)アントニオ・R・ダマシオ個人的にはベンジャミン・リベットや下條信輔を読むなら、この2冊で十分だと考える。で、ダマシオを読んでから認知心理学に進めばよい。
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
もう一つ。意識発生以前の人類にとっては右脳が発する「神の声」と同じ程度に、夢のお告げが重んじられたことは疑う余地がない。コンスタンティヌスがいい例だ。 http://t.co/yrKhvjy2Is
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
紀伊國屋書店関係者がいれば、宮城谷昌光に『神々の沈黙』を贈呈していただきたい。伏して請う次第である。
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
「カー」に関する記述は227ページにある。
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
紀伊國屋関係者がいなかったら俺が送ろうかな。
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
「意識の誘引」→「意識への誘因」に訂正わかった! 二分心が崩壊し人類に意識が芽生えた。その直後に軸の時代が始まるのだろう。見逃せないことは意識の誘引が差異と戦乱にあることだ。
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
意識が物語化を可能にする。物語化とは歴史化でもある。ヘロドトス(紀元前485年頃 - 紀元前420年頃)と司馬遷(紀元前145/135年? – 紀元前87[1]/86年?)も同時期に誕生している。
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
古本屋の殴り書き: 歴史の本質と国民国家/『歴史とはなにか』岡田英弘 http://t.co/Dwj9DyjxZX
— 小野不一 (@fuitsuono) September 23, 2013
まずは外堀から埋めてゆこう。
・ネオ=ロゴスの妥当性について/『死と狂気 死者の発見』渡辺哲夫
次に物語の意味を学ぶ。
・物語る行為の意味/『物語の哲学』野家啓一
続いて歴史の本質を知る。
・世界史は中国世界と地中海世界から誕生した/『世界史の誕生 モンゴルの発展と伝統』岡田英弘
・読書の昂奮極まれり/『歴史とは何か』E・H・カー
・歴史の本質と国民国家/『歴史とはなにか』岡田英弘
・コロンブスによる「人間」の発見/『聖書vs.世界史 キリスト教的歴史観とは何か』岡崎勝世
で、『ユーザーイリュージョン』へ進みたいところだが、基本的な科学知識がない場合は以下を読む。
・太陽系の本当の大きさ/『人類が知っていることすべての短い歴史』ビル・ブライソン
そして意識を巡る探究においては本書と双璧を成す神本(かみぼん)。
・エントロピーを解明したボルツマン/『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュ
ここまで読めば多くの人々が「自分は天才になってしまった」と錯覚することができるだろう(笑)。だが本気で英知を磨きたいのであれば更に以下へと進む。
・『奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき』ジル・ボルト・テイラー:竹内薫訳(新潮社、2009年/新潮文庫、2012年)
・『宗教を生みだす本能 進化論からみたヒトと信仰』ニコラス・ウェイド:依田卓巳〈よだ・たくみ〉訳(NTT出版、2011年)
・『神はなぜいるのか?』パスカル・ボイヤー:鈴木光太郎、中村潔訳(NTT出版、2008年)
・脳は神秘を好む/『脳はいかにして〈神〉を見るか 宗教体験のブレイン・サイエンス』アンドリュー・ニューバーグ、ユージーン・ダギリ、ヴィンス・ロース
・誤った信念は合理性の欠如から生まれる/『人間この信じやすきもの 迷信・誤信はどうして生まれるか』トーマス・ギロビッチ
・『隠れた脳 好み、道徳、市場、集団を操る無意識の科学』シャンカール・ヴェダンタム:渡会圭子〈わたらい・けいこ〉訳(インターシフト、2011年)
・宗教の原型は確証バイアス/『動物感覚 アニマル・マインドを読み解く』テンプル・グランディン、キャサリン・ジョンソン
・指数関数的な加速度とシンギュラリティ(特異点)/『ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき』レイ・カーツワイル
以上である。「ざまあみやがれ」というほど頭がよくなる。我ながら素晴らしいラインナップだ。「さすが本読み巧者」と褒めてくれ給え。
・言語的な存在/『触発する言葉 言語・権力・行為体』ジュディス・バトラー
・脳は宇宙であり、宇宙は脳である/『意識は傍観者である 脳の知られざる営み』デイヴィッド・イーグルマン
・デカルト劇場と認知科学/『神はなぜいるのか?』パスカル・ボイヤー
・高砂族にはフィクションという概念がなかった/『台湾高砂族の音楽』黒沢隆朝
・信じることと騙されること/『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』内山節
・『カミの人類学 不思議の場所をめぐって』岩田慶治
・『歴史的意識について』竹山道雄