ハーバード大学の研究者が2012年に発表したキリストの妻に関する記述のあるパピルス片は、近代にねつ造されたものではないことがわかったと、同大学の神学誌「ハーバード・セオロジカル・レビュー」が11日までに伝えた。
パピルス片は名刺とほぼ同じ大きさで、「キリストは彼らに向かい、『私の妻が…』と発言した」、「彼女は私の弟子になれるだろう」と記されている。同大神学校は声明で、幅広い科学的調査を行った結果、このパピルス片は近代になって偽造されたものではなく、6~9世紀ごろのものであることが判明したと明らかにした。
onologue - キリストの妻に関する記述のあるパピルス片=KAREN L. KING/HARVARD提供 http://t.co/F7Y8WMMi56
— 小野不一 (@fuitsuono) April 11, 2014
調査チームはパピルスとインクだけでなく、文字の書き方や文法についても分析を行った。
まず、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)が行った放射性炭素年代測定によれば、パピルスは659~859年ごろのものだった。MITではパピルスの化学組成や酸化パターンについても調べたという。
また、インクの分析では1~8世紀ごろのパピルスの標本と一致する結果が出た。
このパピルス片の存在は2012年、ハーバード大学のカレン・キング教授の学会発表で明らかになった。発表は大きな反響を呼び、このパピルス片が本当に古いものなのか疑問視する声が上がる一方、キリスト教史や女性の聖職者任用を認めるべきかどうかをめぐる議論にも一石を投じた。
【CNN 2014-04-11】
イエスがゲイだった、という記述が出てくると、もっと面白いのだが。
— 小野不一 (@fuitsuono) April 11, 2014
キリストとはメシア(救世主)の意で人名に非ず。先ほどの記事はイエスと表記すべきだ。
— 小野不一 (@fuitsuono) April 11, 2014