2014-11-23

IAEA(国際原子力機関)はアメリカの下部組織/『この国の権力中枢を握る者は誰か』菅沼光弘


『日本はテロと戦えるか』アルベルト・フジモリ、菅沼光弘:2003年
『この国を支配/管理する者たち 諜報から見た闇の権力』中丸薫、菅沼光弘:2006年
『菅沼レポート・増補版 守るべき日本の国益』菅沼光弘:2009年
『この国のために今二人が絶対伝えたい本当のこと 闇の世界権力との最終バトル【北朝鮮編】』中丸薫、菅沼光弘:2010年
『日本最後のスパイからの遺言』菅沼光弘、須田慎一郎:2010年

 ・IAEA(国際原子力機関)はアメリカの下部組織
 ・日米経済戦争の宣戦布告
 ・田中角栄の失脚から日本の中枢はアメリカのコントロール下に入った

『この国の不都合な真実 日本はなぜここまで劣化したのか?』菅沼光弘:2012年
『日本人が知らないではすまない 金王朝の機密情報』菅沼光弘:2012年
『この国はいつから米中の奴隷国家になったのか』菅沼光弘:2012年
『誰も教えないこの国の歴史の真実』菅沼光弘:2012年
『この世界でいま本当に起きていること』中丸薫、菅沼光弘:2013年
『日本を貶めた戦後重大事件の裏側』菅沼光弘:2013年

(※GEによる増殖型の原子力エンジンの開発が上手くゆかず)結局、ウェスティングハウスの加圧水型軽水炉の採用が決まって、原子力潜水艦第1号ノーチラス号として結実することになりました。1955年のことです。
 この2年前の53年12月、アイゼンハワー大統領は「平和のための原子力(アトムズ・フォー・ピース)」という有名な演説を国連で行っています。この演説でアイゼンハワーは核物質の国際管理と核エネルギーの平和利用を強い調子で訴えました。それが後のIAEA(国際原子力機関)の設立へとつながっていくのですが、もちろんアメリカの真意は原子力の平和利用などというきれい事だけにあったわけではありません。
 演説のなかでアイゼンハワーは、再三にわたってソ連の核兵器開発のすさまじい勢いについてふれています。アメリカの核の独占体制がくずれ、敵対国であるソ連の無制限の核開発について脅威を感じていたのです。
 広島・長崎に原爆を投下したという「暗い背景」(アイゼンハワーの言葉)を持つアメリカが、いまや自分たちの頭上でいつ核爆弾が炸裂してもおかしくないという恐怖のもとにさらされている。かつての加害者は「報復の女神」の復讐によっていつ被害者となっても不思議ではない、と聖書は教えている。そんな事態だけはなんとしてでも回避しなければならない。それにはソ連の核開発をなんとか抑え込まなければならない。アイゼンハワーの狙いはまさにそこにありました。そもそも彼が提唱したIAEAという組織自体が、アメリカの意向にそって核の軍事利用を制限し、査察を行うための国際機関として考え出されたものなのです。

【『この国の権力中枢を握る者は誰か』菅沼光弘(徳間書店、2011年)】

 原爆はダモクレスの剣と化した。


 ドイツではなく日本に原爆を投下した理由は明らかになっていない。ま、黄色人種であったためと考えてよかろう。アメリカはキリスト教の論理に則って行動し、そのドグマによって怯(おび)えているのだ。宗教とは空想や妄想を現実化する力である。

 主要な国際機関の大半はアングロサクソンが作ったもので、背後でユダヤマネーが支えている。一種のソフトパワー戦略と見なしていいだろう。IMF世界銀行もアメリカの出先機関である。

「IAEAの査察も日独核武装封じ込めが出発点」(吉田康彦)であった。


 アメリカの都合に合わせる同盟関係はそろそろ見直すべきだろう。9.11テロがその警鐘であったと思われてならない。地政学的に考えても日本は韓国・北朝鮮・中国・ロシアと上手くやっていくしかない。とにかく日本には戦略がない。戦わずして敗れているのが現実だ。例えば中国の民主化運動を密かに側面から支援する。そうすればやがて中国は四つか五つくらいに分裂してしまうだろう。そこで友好関係を強化すればいい。

この国の権力中枢を握る者は誰か
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2014-11-22

沖縄普天間基地は不動産の問題/『この国のために今二人が絶対伝えたい本当のこと 闇の世界権力との最終バトル【北朝鮮編】』中丸薫、菅沼光弘


『日本はテロと戦えるか』アルベルト・フジモリ、菅沼光弘:2003年
『この国を支配/管理する者たち 諜報から見た闇の権力』中丸薫、菅沼光弘:2006年
『菅沼レポート・増補版 守るべき日本の国益』菅沼光弘:2009年

 ・沖縄普天間基地は不動産の問題
 ・核廃絶を訴えるアメリカの裏事情

『日本最後のスパイからの遺言』菅沼光弘、須田慎一郎:2010年
『この国の権力中枢を握る者は誰か』菅沼光弘:2011年
『この国の不都合な真実 日本はなぜここまで劣化したのか?』菅沼光弘:2012年
『日本人が知らないではすまない 金王朝の機密情報』菅沼光弘:2012年
『国家非常事態緊急会議』菅沼光弘、ベンジャミン・フルフォード、飛鳥昭雄:2012年
『この国はいつから米中の奴隷国家になったのか』菅沼光弘:2012年
『誰も教えないこの国の歴史の真実』菅沼光弘:2012年
『この世界でいま本当に起きていること』中丸薫、菅沼光弘:2013年
『神国日本VS.ワンワールド支配者』菅沼光弘、ベンジャミン・フルフォード、飛鳥昭雄
『日本を貶めた戦後重大事件の裏側』菅沼光弘:2013年
『沈むな!浮上せよ! この底なしの闇の国NIPPONで覚悟を磨いて生きなさい!』池田整治、中丸薫

菅沼●普天間の関連で言えば、あんなものは不動産の問題なんです。みんな「安全保障」とか「抑止力」とかいろんな理屈言っていますが、とどのつまりアメリカは、本当はあんな基地は要らないんです。
 何であんなことになっているかと言うと、内外の不動産屋の利権がからんでいるからです。例えば、その中には沖縄の不動産屋もある、普天間基地の地主がいる。地代は、いろいろな問題が起こるものだから、どんどん上がっているんです。沖縄の人にとってみれば、今何が一番成長産業かというと不動産業です。地代は全部右肩上がりだから、そこへ投資すれば利益が出るわけです。なくなりゃ、みんなパーです。沖縄はそれがなくなれば、土地の値段は低い。

【『この国のために今二人が絶対伝えたい本当のこと 闇の世界権力との最終バトル【北朝鮮編】』中丸薫、菅沼光弘(ヒカルランド、2010年)】

 早速調べてみた。





 菅沼は日米双方の利権が絡んでいると指摘し、小泉純一郎もダミー会社を使って関与していると語る。ネット上では小沢の名前も上がっていた。

小沢氏、日米合意直後に沖縄で土地購入 普天間移設予定地から9キロ(産経新聞)
小沢氏、沖縄に別荘建築 老後に備え? 故郷・岩手から離れた真意は… zakzak2013.03.28

 利権とは私益だ。私益に走る公僕が国益を守れるわけがない。日本の政治家がことごとくアメリカからの圧力に屈するのも当然であろう。我々国民もまたそうした政治家の存在を許し、米国の外圧を黙認してきた。自殺者数が3万人を超えても、格差社会が広がっても目を醒(さ)ますことはなかった。今日本人に必要なのは「特攻隊の精神」だ。自分の命をなげうっても国家・国民のために尽くす覚悟である。

 個人的な所感ではあるが、米軍基地問題に関してデモや選挙などの平和的手法で解決できるとは到底思えない。かつて10代の少女が米兵に強姦された事実を踏まえれば、沖縄県民は武装すべきだろう。

 尚、本書はトンデモ本大賞の候補作となっているが、山本弘の指摘は的外れである。ま、と学会の連中の常識を信じる方がどうかしていると思うが。

中丸薫、菅沼光弘


 1冊読了。

 93冊目『この世界でいま本当に起きていること』中丸薫、菅沼光弘(徳間書店、2013年)/中丸の部分はすっ飛ばした。ヒカルランドのは二人の話が章立てとなっているが、こちらはもっと短くて対話っぽい雰囲気を出している。中丸は自慢話と霊言が多すぎて辟易させられる。菅沼は宗教についても詳しい。大統領候補であったロムニーがモルモン教徒であったことに触れ、モルモン教が教団として社会的地位を上げる目的で信者を米軍に送り込んでいるそうだ。矢吹一夫、児玉誉士夫、大西瀧治郎〈おおにし・たきじろう〉中将にまつわるエピソードが出てくる。松下政経塾がダメな理由。安部首相もダメだと切り捨てている。亀井静香も「CIAから命を狙われている」とビビりまくっているとのこと。命を捨てる覚悟の政治家は一人もいないようだ。

2014-11-20

ウィリアム・ブルム、菅沼光弘、ベンジャミン・フルフォード、飛鳥昭雄


 2冊読了。

 91冊目『アメリカの国家犯罪全書』ウィリアム・ブルム:益岡賢〈ますおか・けん〉訳(作品社、2003年)/必読書入り。『ショック・ドクトリン 惨事便乗型資本主義の正体を暴く』ナオミ・クラインを読んだ人は必読のこと。まだ読んでいない人はこちらから読むべし。これほど胸の悪くなる本を知らない。私は長らく世界の癌はイスラエルでその次にアメリカだと思い込んでいた。アメリカは病める大国にして世界最悪のテロリスト国家であった。その歴史的事実がこれでもかと羅列されている。因みに菅沼本では徹底してアメリカ批判が展開されているが菅沼は反米ではない。私は反米であり反イスラエルである。しかし反ユダヤではない。正確に言えば反シオニズムだ。安全保障をアメリカに委ねている我々日本人はアメリカの実態を知らねばならない。彼らはその矛先を既に国内のアメリカ人にまで向けている。TPPが実現する前に本書を一読することを強く勧める。

 92冊目『見えてきたぞワンワールド支配者の仕掛け罠 神国日本八つ裂きの超シナリオ 絶対に騙されるな! モンサントと手を組む日本企業はこれだ』菅沼光弘、ベンジャミン・フルフォード、飛鳥昭雄〈あすか・あきお〉(ヒカルランド、2012年)/ベンジャミン・フルフォードといえば陰謀本である。菅沼はそれを逆手に取って言いにくい情報を語る場としたのであろう。トンデモ本と思わせておけば危険は少なくなる。あとは読み手の力量次第だ。