・服従の本質
・束縛要因
・一般人が破壊的なプロセスの手先になる
・内気な人々が圧制を永続させる
・アッシュの同調実験
・『服従実験とは何だったのか スタンレー・ミルグラムの生涯と遺産』トーマス・ブラス
・『権威の概念』アレクサンドル・コジェーヴ
・『マインド・コントロール』岡田尊司
・『マインド・ハッキング あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア』クリストファー・ワイリー
・権威を知るための書籍
・必読書リスト その五
圧制を永続させるのは、自分の信念を行動に移せない内気な人々である。
【『服従の心理』スタンレー・ミルグラム:山形浩生〈やまがた・ひろお〉訳(河出書房新社、2008年/河出文庫、2012年/同社岸田秀訳、1975年)】
すなわち倉前盛通〈くらまえ・もりみち〉が言うところの小善人である(『悪の論理 ゲオポリティク(地政学)とは何か』)。「寄らば大樹の陰」という生き方は消極的になることで遺伝的優位性を確保する戦略なのかもしれない。戦乱の中で勇気を発揮する者はほぼ確実に死ぬ。戦時であれば臆病者の方が生存率が高まる(『病気はなぜ、あるのか 進化医学による新しい理解』ランドルフ・M・ネシー&ジョージ・C・ウィリアムズ)。
近代において最も圧制(圧政)・服従に成功したのは社会主義国家であった。ナチスドイツ、ソ連、中国に共通するのは粛清の嵐である。ヒトラーは600万人の大量殺戮を行ったが、スターリンや毛沢東に至っては数千万単位で自国民を虐殺している(※中国は政策ミスによる餓死も含む)。
去る参議院選挙でNHKから国民を守る党が1議席を取った。これは強制的に受信料を徴収するNHKの【圧制】に「ノー!」という声を上げた国民が一定数存在した事実を物語る。かつてNHK受信料を拒否していたのは左翼であった(『NHK受信料拒否の論理』本多勝一、1977年)。ところが放送終了時に流していた国旗国家放映の阻止に成功すると今度は番組が反日に傾いた。その後、NHK本局内には中国共産党の中央電視台日本支部が同居するに至った。これは中共の謀略機関である。他にも韓国放送公社、アメリカABCテレビ、オーストラリア放送協会にスペースを貸しているようだがスパイ防止法のない日本で外国メディアとの協力関係は情報漏洩の危険が高すぎる。
NKHK受信料の支払いが国民の義務であればそれは税と考えてよかろう。一特殊法人に徴税権があるのはどう考えてもおかしいし、一特殊法人のための法律(放送法)があるのはもっとおかしい。