古本屋の殴り書き(旧)
「ただ独り、不確かな道を歩め」エリアス・カネッティ
2012-02-20
円と線
濃淡のある円と線にもかかわらず、我々は女性の顔と認識する。視覚情報を通して脳が行っていることはパターンに対する意味の付与であることがわかる。道路に転がっているボロ雑巾を猫の死体と見間違えるのも同じだ。脳は意味に取りつかれている。我々は因果という物語性、社会という関係性に支配されている。人間とは文脈の中で生きる存在なのだろう。
◎騙される快感/『錯視芸術の巨匠たち 世界のだまし絵作家20人の傑作集』アル・セッケル
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