わたしは死を恐れないが不正に対して沈黙することを恐れる。(マラライ・ジョヤ / Malalai Joya)
2011-11-09
2011-11-08
フランス人に風鈴の音は聞こえない/『夢をかなえる洗脳力』苫米地英人
・世界とは自分が認識したもののことである
・フランス人に風鈴の音は聞こえない
・運命か自由意思か~偶然と必然
ある夏の日に、フランス人の女性と和室で会食したときのことです。その部屋には風鈴がかけられ、涼しげな音を奏(かな)でていました。ここで私はそのフランス人の女性に尋ねました。
「あなたはこの装置(風鈴のこと)の存在に、あるいはこの装置が発する音に気付いていましたか?」
案の定、その人はまったく気付いていませんでした。
「これはいったい何ですか?」
「これは言ってみれば『メンタル・エアー・コンディショナー』です。涼しげな音を出すことで、気持ちから涼しくする装置です」
そう説明してからは彼女は珍しそうに見入るようになりましたし、音にも注意を払って聞いていました。
でも、実際には説明する前から風鈴は彼女の視界にあったはずですし、音だって物理的信号としてはちゃんと彼女の鼓膜を振動させていたはずです。にもかかわらず、彼女は風鈴の存在にも音にも気付かなかった。それは彼女が「風鈴」というものを知らなかったからです。人は知らないものは認識できないのです。逆に言えば、認識できる範囲だけがその人にとっての世界ということになります。
【『夢をかなえる洗脳力』苫米地英人〈とまべち・ひでと〉(アスコム、2007年)】
前にも紹介しているのだが再掲。
・擬音語・擬態語 英語は350種類、日本語は1200種類/『犬は「びよ」と鳴いていた 日本語は擬音語・擬態語が面白い』山口仲美
我々は世界を認識しているわけではない。その証拠ともいえるエピソードである。つまり「認識されたもの」が世界なのだ。「世界は五感で構成されている」と言い換えてもよい。
「知らないものは認識できない」という指摘が重い。私が40歳を過ぎてからキリスト教の本を読むようになったのも全く同じ理由からだ。キリスト教を学ぶと世界や歴史の構造がくっきりと見えるようになる。
またこうも言えるだろう。世界とは認識世界であり解釈世界である、と。
西欧列強諸国は有色人種を虫けらと解釈してきた。教室内ではシカト(無視)という解釈もある。解釈が世界を変える。相手を「殺してもよい」「無視しても構わない」存在へと貶(おとし)めるのだ。
教義、法、秩序の根源にあるのはタブーである。すなわちコミュニティとは「タブーを共有する集団」と規定できる。宗教が集団原理と化したところに世界の混乱が生まれたと私は見る。
我々は興味や関心のない情報を無意識の内に切り捨てる。というよりも引っ掛からないのだ。ということは、穴ぼこだらけの世界に住んでいるのだろう。異なる価値観に歩み寄る努力を怠れば、穴はどんどん拡がってゆく。
フランス人に風鈴の音は聞こえなかった。ルワンダの叫び声やパレスチナの悲鳴も世界には届かない。
・日本語が作る脳:虫の音や雨音などを日本人は左脳で受けとめ、西洋人は右脳で聞く!?
・外人には虫の声は聴こえない?
・物語る行為の意味/『物語の哲学』野家啓一
TPP推進の米倉経団連会長の住友化学とモンサント社との関係
@masaru_kaneko
金子勝 TPP推進の米倉経団連会長の住友化学は、その米国子会社のベーラント USA 社が、米国の遺伝子組換農産物最大手モンサント社との間で提携関係にあります。米韓FTAでも遺伝子組み換え農産農産物が問題になっていますが、TPPでも問題になるかも。 http://t.co/cPkeHLIv
Nov 07 via webFavoriteRetweetReply
・住友化学株式会社:農作物保護(雑草防除)分野におけるモンサント社との長期的協力関係について(PDF)
・モンサント社が開発するターミネーター技術/『自殺する種子 アグロバイオ企業が食を支配する』安田節子
・自殺する種子。TPPと経団連とモンサントが日本を奴隷化する
2011-11-07
湯殿川
・湯殿川
・湯殿川を眺める
我が家の近くを湯殿川(ゆどのがわ)が流れる。源は拓大の構内だ。ま、どうってことのない川だ。たぶん生活排水も流れている。南浅川の方がずっと風情がある。しかし実にいい風が吹いている。特に椚田(くぬぎだ)から片倉にかけては盆地となっていることもあり、緑と土の香りが鼻をくすぐる。この辺りは畑も多い。片倉つどいの森公園という素晴らしい場所を発見した。10年近く住んでいるが、全く気づかなかった。何もない公園だが、心ゆくまで風を浴びることができる。
・浅川・湯殿川・武相国境尾根周辺の雑記帳 湯殿川
・多摩のジョギング道 湯殿川水辺の道
・浅川・湯殿川・武相国境尾根周辺の雑記帳 湯殿川あれこれ
・湯殿川を眺める
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