1冊挫折。
『自由は進化する』ダニエル・C・デネット:山形浩生〈やまがた・ひろお〉訳(NTT出版、2005年)/前々から池谷裕二〈いけがや・ゆうじ〉以外の根拠を探す必要に駆られていた(「人間に自由意志はない」こと)。デネットの本はどれも厚いので正月に取り組もうと考えた。数ページ読んで「どうも文章がしっくりこないな」と思ったら、山形浩生の翻訳であった。彼の名前を見て潔くあきらめた。文体が問題なのははっきりしているのだが、自分でもよく把握していない。主語と述語の距離感かもしれない。とにかく肌が合わない。山形訳で読み終えたことがあるのは、ミルグラムの『服従の心理』のみである。興味があるテーマだけに残念極まりない。他だと自由意志で参考になりそうなのは、『量子力学の反常識と素粒子の自由意志』『量子力学の哲学 非実在性・非局所性・粒子と波の二重性』の2冊くらいしか見当たらない。決定論だと『行為と必然性 決定論的世界観と道徳性』か。生命現象の本質は「反応」であろう。「能動性」ではない。
2011-12-27
本を裁断しデータ化する「自炊」を、まるごと否定できる人は幸せな人だ
@zohnohana
Minoru Iwasaki (岩崎稔) 僕は本を手で持てなくなってから、長いこと読書を諦めていました。でもその後、スキャンしてデータ化することを始めて、今では読書の喜びを取り戻しました。それができたときは、うれしかった。
Dec 26 via webFavoriteRetweetReply
@zohnohana
Minoru Iwasaki (岩崎稔) 痛ましく裁断なんかしなくても本が読めたら、どんなにいいか。大切な本を本棚に置いて蔵書できること、手にとって紙の感触を感じながらページをめくることができたら、どんなにいいか。 本を裁断しデータ化する「自炊」を、まるごと否定できる人は幸せな人だ。
Dec 26 via webFavoriteRetweetReply
2011-12-26
松井孝典、イングリッド・ベタングール、高岡英夫
5冊挫折。
『松井教授の東大駒場講義録 地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る』松井孝典〈まつい・たかふみ〉(集英社新書、2005年)
『宇宙生命、そして「人間圏」』松井孝典〈まつい・たかふみ〉(ワック、2005年)
『宇宙で地球はたった一つの存在か』松井孝典〈まつい・たかふみ〉(ウェッジ選書、2005年)/松井の著書は予想した内容ではなかったため後回し。文明論と思いきや、天文学であった。
『それでも私は腐敗と闘う』イングリッド・ベタンクール:永田千奈〈ながた・ちな〉訳(草思社、2002年)/麻薬組織と癒着するコロンビアで不正を糾弾し続けた女性議員の手記。どれほど凄まじいかというと、本書を著した直後に著者が誘拐されている。 これは良書。ただし私が今読むタイミングではない。
『だれでも「達人」になれる! ゆる体操の極意』高岡英夫(講談社+α文庫、2005年/運動科学総合研究所、2003年『カガヤクカラダ』改題、新版)/twitterで五十肩の痛みを訴えたところ、後輩が「ゆる体操」を教えてくれた。半分ほど飛ばし読み。発想が斬新。直ちに実践している。メソッドと呼吸法も読む予定。
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