2013-01-06
2013-01-05
セス・ロイド
1冊読了。
2冊目『宇宙をプログラムする宇宙 いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?』セス・ロイド:水谷淳〈みずたに・じゅん〉訳(早川書房、2007年)/情報と宇宙を「計算」という概念で読み解いた一書。2013年の1位は本書でほぼ決まりか。「初めにビットありき」――「あ」と思った瞬間、陸続と「!」が脳内を駆け巡った。少々難しい内容も含まれるが、「宇宙は量子コンピュータである」という展開は非上にわかりやすい。つまり生命とは「情報処理の当体」と考えることが可能だ。
色心を開くと色受想行識(五蘊)となる。これが更に唯識へとつながる。世界は目の前にあるわけではなく知覚の中に存在する。とすれば生命機能の本質は「情報処理」といえそうだ。
— 小野不一さん (@fuitsuono) 1月 5, 2013
関連書
・脳は宇宙であり、宇宙は脳である/『意識は傍観者である 脳の知られざる営み』デイヴィッド・イーグルマン
「冬、未来へ」福嶋由記
日本子ども虐待防止学会第16回くまもと大会テーマ曲。作詞:内田良介、作曲:上村宏樹。
それはきみのせいじゃない
夢を描けないとしても
最初見たはずの光
喉の渇きと飢え
遠い愛の砂漠で
刃物のような言葉に
いつも血を流しながら
恐怖と怒りと不安の中で
きみは生きてきたのだから
そのままでいてかまわない
それはきみのせいじゃない
優しくなれないとしても
通り過ぎる他人(ひと)しか
信じられなくとも
冬の王子のように
凍った傷を抱いて眠る
私たちは忘れない
この世界に生きていたはずの
過ぎ去った未来のことを
消え去った希み(のぞみ)のことを
父や母のせいだけじゃない
乏しい孤立の鎖に
さよならをするために
手を差し伸べ合おう
きみの笑顔のために
つなげられた愛がある
それぞれの違う場所で
ひとつの命を支えている
空や風や海のように
懐かしい言葉のように
2013-01-03
アルボムッレ・スマナサーラ
1冊読了。
1冊目『原訳「スッタ・ニパータ」蛇の章』アルボムッレ・スマナサーラ(佼成出版社、2009年)/クリシュナムルティを手掛かりにしてブッダを探ることが私のライフワークだ。その意味においてスマナサーラ長老の書籍は最高の参考書となる。願わくは本格的な仏典の新訳に取り組んでもらいたいところ。眼からごっそりと鱗が落ちた。
登録:
投稿 (Atom)