中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)は6日、2004年に死去したパレスチナ解放機構(PLO)のヤセル・アラファト(Yasser Arafat)前議長の死因を調べていたスイスの科学者らが、放射性物質のポロニウムによる毒殺だった可能性が高いとの結論に至ったと報じた。
カタールを拠点とする同テレビ局のウェブサイトに掲載された108ページに上る分析結果をまとめた報告書によると、前議長の遺骨を調べた結果「死因がポロニウム210による毒殺であるとの見方を、ある程度支持するものだった」という。
アラファト前議長は2004年11月11日、フランスの病院で75歳で死去した。医師らは死因を特定できなかったが、夫人の希望により司法解剖は行われていなかった。
【AFP 2013-11-07】
なんということか。1994年にノーベル平和賞を受賞したこの二人は結局殺されてしまったのだ。
1995年11月4日、ラビン首相はテルアビブの平和集会に出席した。
彼は「私は闘ってきた。しかし平和は実現できなかった。だが今、私たちには平和のチャンスがある」と語り、そのあと10万人の群衆とともに「平和の歌」をうたった。この歌はかつてラビン自らが軍隊内で歌うことを禁じた反戦歌だった。
しかし壇上から下りたラビンを、ユダヤ教過激派の青年イーガル・アミールの放った3発の銃弾が貫いた。彼は73歳の生涯を閉じたのである。イスラエル国民は激しい驚きと悲しみに包まれた。
【『パレスチナ 新版』広河隆一〈ひろかわ・りゅういち〉(岩波新書、2002年)】
イスラエルはパレスチナとの和平を望んでいないのだろう。彼らの宗教的独善性は一切の邪悪を可能にする。
・9.11テロは物質文明の幻想を破壊した/『パレスチナ 新版』広河隆一
・ロスチャイルド家がユダヤ人をパレスチナへ送り込んだ/『パレスチナ 新版』広河隆一
・ユダヤ人少年「みなが、その共犯者さ」