・『日本はテロと戦えるか』アルベルト・フジモリ、菅沼光弘:2003年
・『この国を支配/管理する者たち 諜報から見た闇の権力』中丸薫、菅沼光弘:2006年
・『菅沼レポート・増補版 守るべき日本の国益』菅沼光弘:2009年
・『この国のために今二人が絶対伝えたい本当のこと 闇の世界権力との最終バトル【北朝鮮編】』中丸薫、菅沼光弘:2010年
・『日本最後のスパイからの遺言』菅沼光弘、須田慎一郎:2010年
・『この国の権力中枢を握る者は誰か』菅沼光弘:2011年
・教科書問題が謝罪外交の原因
・アメリカの穀物輸出戦略
・中国の経済成長率が鈍化
・安倍首相辞任の真相
・『日本人が知らないではすまない 金王朝の機密情報』菅沼光弘:2012年
・『国家非常事態緊急会議』菅沼光弘、ベンジャミン・フルフォード、飛鳥昭雄:2012年
・『この国はいつから米中の奴隷国家になったのか』菅沼光弘:2012年
・『誰も教えないこの国の歴史の真実』菅沼光弘:2012年
・『この世界でいま本当に起きていること』中丸薫、菅沼光弘:2013年
・『神国日本VS.ワンワールド支配者』菅沼光弘、ベンジャミン・フルフォード、飛鳥昭雄
・『日本を貶めた戦後重大事件の裏側』菅沼光弘:2013年
中国、7.3%成長に減速 5年半ぶり低水準/7~9月、住宅販売不振で
中国国家統計局は21日、2014年7~9月期の国内総生産(GDP)が物価変動を除く実質で前年同期に比べ7.3%増えたと発表した。成長率は2四半期ぶりに縮小し、リーマン・ショック後の09年1~3月期(6.6%増)以来、5年半ぶりの低い水準となった。全国に広がる住宅販売の不振の余波で投資や生産が停滞した。中国の成長鈍化は世界経済を揺らすリスクとなる。
成長率は1~3月は7.4%、4~6月が7.5%と推移し、今回7.3%に鈍った。
【日本経済新聞Web刊 2014年10月21日】
第3四半期の中国成長率は7.3%に減速、約6年ぶり低水準
中国国家統計局の盛来運報道官は、第3・四半期のGDP伸び率が鈍化したことについて、構造改革や住宅市場の不振、比較となる前年同期のGDP水準が高かったことが原因と指摘したうえで、成長率はなお「妥当なレンジ内」にあるとの認識を示した。
中国は今年の7.5%成長目標を達成できない見通し。ただ、李克強首相は、労働市場が持ちこたえている限り、成長率が目標を若干下回ることは容認するとの考えを繰り返し示している。
【ロイター 2014年10月21日】
いま中国共産党が政権を維持できているのは、あるいは民衆が中国共産党を支持している唯一の理由は、経済が成長しているからです。経済の成長こそが中国共産党政権の存在理由になっている。しかも、なんとしてでも8%以上の経済成長を続けていかないと、毎年毎年出てくる新しい労働力を吸収できないのです。それでも大変な数の失業者が出ています。
その8%の成長率を維持するために、中国はこれから拡大政策に走って、たとえば日本に戦争を仕掛け、尖閣諸島を占領して海底油田の利権を独り占めしようとするかもしれないという不安の声も高まっています。
【『この国の不都合な真実 日本はなぜここまで劣化したのか?』菅沼光弘(徳間書店、2012年)】
読み終えたばかりでこのニュースだ。吃驚仰天(びっくりぎょうてん)した。しかも目標自体が既に8%を割っている。中国共産党首脳にも限界が見え始めているのだろう。
「中国文明は衰退の局面に入っている」と中西輝政が指摘している(『日本人として知っておきたい外交の授業』)。黄河の水が涸(か)れつつあり揚子江の水もコントロールを失いつつあるという。文明の基(もとい)となる水が失われ、グローバル経済の煽りを受けてバブルが弾ければ中国が国家分裂することは避けられないとの主張だ。
中国は王朝国家であり、革命思想の波に洗われてきた歴史がある。民の怒りが天の声となった瞬間に暴動が起こる。
中国が日本やフィリピンの領海を侵犯するのも8%の経済成長を維持するためと考えればわかりやすい。彼らが強気で行動すればするほど、中国内部で不満のガスが溜まっていると見てよさそうだ。
この国の不都合な真実―日本はなぜここまで劣化したのか?
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