読書日記も随分と怠ってきたが少しずつ書いておこう。5冊挫折、1冊読了。
『零戦撃墜王 空戦八年の記録』岩本徹三(光人社文庫、2004年)/文章はいいのだが興味が続かなかった。
『原始仏典 第一巻 長部経典1』中村元監修、森祖道・浪花宣明編集、橋本哲夫・渡辺研二訳(春秋社、2003年)/『ジャータカ全集 1』が先であった。
中村元監修の『原始仏典』(全7巻、春秋社)は『ジャータカ全集』の続篇。/ジャータカ全集 〈全10巻〉 シリーズ一覧 | 春秋社 https://t.co/AFpYy2e7fd
— 小野不一 (@fuitsuono) 2017年2月8日
更に『原始仏典』(全7冊)はIIへと続く。/原始仏典Ⅱ 〈全6巻〉 シリーズ一覧 | 春秋社 https://t.co/neWCUUAf5B
— 小野不一 (@fuitsuono) 2017年2月8日
『真説 毛沢東(上) 誰も知らなかった実像』ユン・チアン、ジョン・ハリデイ:土屋京子訳(講談社+α文庫、2016年/講談社、2005年『マオ 誰も知らなかった毛沢東(上)』改題)/どうもユン・チアンの文章は乗れない。体調をととのえてから再挑戦する予定である。
8冊目『日本人が知らない最先端の「世界史」』福井義高(祥伝社、2016年)/必読書入り。一次資料に当たっていて信頼性が高い内容である。コミンテルンの謀略についても明記されており目を瞠(みは)った。第一次世界大戦から第二次世界大戦における日本の近代史は霧に包まれていて、調べれば調べるほど混迷の度合いが深まる。要はコミンテルンの思想戦がどこまで及んでいたかがわからないのだ。相次ぐ恐慌が人々をして社会主義的価値観に走らせた。二・二六事件も天皇制社会主義という色彩が強かった。