2011-12-22
矢野絢也
1冊読了。
73冊目『乱脈経理 創価学会 vs. 国税庁の暗闘ドキュメント』矢野絢也〈やの・じゅんや〉(講談社、2011年)/これは面白かった。何といっても読み物としてよくできている。単なる暴露本で終わっていない。抑制された筆致がストーリーの幅を膨(ふく)らませているのだ。マンモス教団の乱脈経理もさることながら、最大の問題は公明党が創価学会の私党と化していることだ。矢野は自ら行った各所への口利きを赤裸々に綴っている。それにしてもこれほどの汚れ仕事をやらせておきながら、10年後には聖教新聞で罵倒の限りを尽くし、切り捨てるのだから恐ろしい。本書を先に読んでから、『黒い手帖 創価学会「日本占領計画」の全記録』を開くことをお勧めする。税務調査を手加減させた最大の功績者である竹下登元首相を裏切る場面には衝撃を受けた。公明党は「政治と金」を糾弾する前に「宗教と金」の問題を明らかにするのが筋だ。
治安維持の強化
治安維持の強化という動向が世界規模で見受けられる。要は「大衆が暴動を起こさざるを得ない情況」がこれから現れることを意味するのだろう。大学生は既に就職氷河期によって牙をもぎ取られている。それゆえ1960年代の学生運動は起こり得ない。環境史では地球の寒冷期に戦争が起こることが判明している。地球温暖化は操作されたデータによる国際規模の詐欺と考えられるが、経済格差という心理的な寒冷が世界各地で擾乱(じょうらん)を招くに違いない。警察という暴力装置が権力者の走狗となって国民に暴力を振るう様をしかと見よ。
9.11テロ ペンタゴン演出に関わったタクシー運転手
タクシー運転手ロイド・イングランドは、飛行機が南側から来たとする公式説の証拠とされた街灯の破損を裏付ける証言を行っていた。ところが、目撃者は全員「飛行機」がそれとは異なるルートでペンタゴンに向かっていたことを証言した。ロイドはかつての証言を正当化するため、自分の車に街灯が突入したのは街灯の立っていた橋から遠いペンタゴンの近くだったと主張する。
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