2012-08-11

土左衛門


 ちなみに「土左衛門」というネーミングの由来は、成瀬川土左衛門がまるで水死体のようだったからだが、この人も気の毒だ。

【『自殺のコスト』雨宮処凛〈あまみや・かりん〉(太田出版、2002年)】

自殺のコスト

2012-08-10

デイヴィッド・バーリンスキ


 1冊読了。

 40冊目『史上最大の発明アルゴリズム 現代社会を造りあげた根本原理』デイヴィッド・バーリンスキ:林大〈はやし・まさる〉訳(早川書房、2001年/ハヤカワ文庫、2012年)/華麗な筆致、流麗な文体でアルゴリズムを解き明かした天才本(てんさいぼん)だ。中程はまったく理解できなかったが、忍耐力を総動員する価値は十分にある。それにしても文章が素晴らしい。序盤の訳文に違和感を覚えたが、原文が相当凝った文体であるためと訳者あとがきに記されている。トール・ノーレットランダーシュ著『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』と、レオナルド・サスキンド著『ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』は必ず事前に読んでおきたい。それも歯が立たないようであれば、以下から取り組むこと。

人類が知っていることすべての短い歴史ゲーデルの哲学 (講談社現代新書)

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)感性の限界――不合理性・不自由性・不条理性 (講談社現代新書)

大ヒット官能小説、英アマゾン売上部数で「ハリポタ」抜く


 英米で爆発的にヒットしている官能小説「Fifty Shades of Grey(原題)」が1日、アマゾン・ドット・コムの英国版で、「ハリー・ポッター」シリーズ全7部の売上部数を抜いた。

 これにより、著者E・L・ジェームス氏は、英国版アマゾンで史上最も売り上げたベストセラー作家になったという。アマゾンのゴードン・ウィロビー氏は「(ハリー・ポッターの)J・K・ローリング氏が過去10年の文学的現象とするなら、次の10年はE・L・ジェームス氏がそれを引き継ぐのは間違いなさそうだ」と述べた。

「Fifty Shades of Grey」は、純情な女子大生アナスタシア・スティールが、裕福な起業家クリスチャン・グレイにひかれてSMの世界に引き込まれていく様子を描いた小説。昨年に発表されて以来、世界中で「マミーポルノ」と呼ばれてヒットを続けており、アマゾン英国版では電子版と印刷版を合わせ、今年3月以降だけで400万部以上を売り上げている。

ロイター 2012-08-02

フィフティ・シェイズ・ダーカー (上) (リヴィエラ)フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ (下) (リヴィエラ)

作家の世界長者番付で女性が躍進、1位はJ・パターソン=米誌


 米経済誌フォーブス電子版は、作家の世界長者番付を発表し、ジェームズ・パターソンが9400万ドル(約73億8800万円)を稼ぎ出し、2位に大差をつけて1位となった。また、女性作家がトップ10の半数を占めるなど、女性の躍進が目立っている。

 フォーブスはニールセンなどによる売り上げ調査のほか、作家や出版社、エージェントへの聞き取りなどから2011年5月―12年5月の所得を調べ、ランキングを作成。その結果、パターソンが1位、スティーブン・キング(3900万ドル)が2位となった。3位には3300万ドルを稼いだジャネット・イバノビッチが入り、女性ではトップとなった。

 同誌のジェフ・ベルコビシ氏は、今回のランキングでは女性作家の活躍が目立ったと指摘。8位に入った「ハンガー・ゲーム」シリーズの作者スーザン・コリンズ(2000万ドル)、10位の「ハリー・ポッター」シリーズ作者のJ・K・ローリング(1700万ドル)、また、今回はランク外だったが、来年必ずランキング入りするとみられている、英米で爆発的なヒットとなっている官能小説「Fifty Shades of Grey(原題)」の著者E・L・ジェームスらの名前を挙げた。

 トップ10は以下の通り。

1.ジェームズ・パターソン(9400万ドル)
2.スティーブン・キング(3900万ドル)
3.ジャネット・イバノビッチ(3300万ドル)
4.ジョン・グリシャム(2600万ドル)
5.ジェフ・キニー(2500万ドル)
6.ビル・オライリー(2400万ドル)
7.ノーラ・ロバーツ(2300万ドル)
7.ダニエル・スティール(2300万ドル)
8.スーザン・コリンズ(2000万ドル)
9.ディーン・クーンツ(1900万ドル)
10.J・K・ローリング(1700万ドル)

ロイター 2012-08-10

TPPとISD条項




「米国丸儲けの米韓FTAからなぜ日本は学ばないのか」中野剛志