2011-12-29
落合博実
1冊挫折。
『徴税権力 国税庁の研究』落合博実(文藝春秋、2006年/文春文庫、2009年)/矢野絢也著『乱脈経理 創価学会 vs. 国税庁の暗闘ドキュメント』で引用されていた本。第一章の「金丸信摘発の舞台裏」が出色。その後明らかにトーンダウン。最終章の「国税対創価学会」も尻すぼみの感が拭えない。文章が巧みであるにもかかわらず、腰が据わっていないため内容がフラついている。落合は元朝日新聞の記者。記者クラブという権力機構に身を置きながら、国税庁の権力と対峙することは考えにくい。限りなく「隣」に近い斜めの位置といったところだろう。抜いた抜かれたというスクープの体験談も綴られているが、狭い世界の物語であって一般人にはピンと来ない。スクープと発行部数の相関関係って証明されているのかね?
ブルース・リー「学ぶことは、はじまりも終わりもないひとつの動きなのだ」
加算的なプロセスは、機械的な記憶を深めるものでしかない。学ぶことは、決して累積するものではない。それは、はじまりも終わりもないひとつの動きなのだ。
— ブルース・リー (@Tao_JKD) 2010, 12月 12
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