2012-08-10

作家の世界長者番付で女性が躍進、1位はJ・パターソン=米誌


 米経済誌フォーブス電子版は、作家の世界長者番付を発表し、ジェームズ・パターソンが9400万ドル(約73億8800万円)を稼ぎ出し、2位に大差をつけて1位となった。また、女性作家がトップ10の半数を占めるなど、女性の躍進が目立っている。

 フォーブスはニールセンなどによる売り上げ調査のほか、作家や出版社、エージェントへの聞き取りなどから2011年5月―12年5月の所得を調べ、ランキングを作成。その結果、パターソンが1位、スティーブン・キング(3900万ドル)が2位となった。3位には3300万ドルを稼いだジャネット・イバノビッチが入り、女性ではトップとなった。

 同誌のジェフ・ベルコビシ氏は、今回のランキングでは女性作家の活躍が目立ったと指摘。8位に入った「ハンガー・ゲーム」シリーズの作者スーザン・コリンズ(2000万ドル)、10位の「ハリー・ポッター」シリーズ作者のJ・K・ローリング(1700万ドル)、また、今回はランク外だったが、来年必ずランキング入りするとみられている、英米で爆発的なヒットとなっている官能小説「Fifty Shades of Grey(原題)」の著者E・L・ジェームスらの名前を挙げた。

 トップ10は以下の通り。

1.ジェームズ・パターソン(9400万ドル)
2.スティーブン・キング(3900万ドル)
3.ジャネット・イバノビッチ(3300万ドル)
4.ジョン・グリシャム(2600万ドル)
5.ジェフ・キニー(2500万ドル)
6.ビル・オライリー(2400万ドル)
7.ノーラ・ロバーツ(2300万ドル)
7.ダニエル・スティール(2300万ドル)
8.スーザン・コリンズ(2000万ドル)
9.ディーン・クーンツ(1900万ドル)
10.J・K・ローリング(1700万ドル)

ロイター 2012-08-10

TPPとISD条項




「米国丸儲けの米韓FTAからなぜ日本は学ばないのか」中野剛志

2012-08-09

雨に煙るリスボン


 路面電車と自動車が共存している。人間らしい喧騒が聞こえてくるようだ。雨に煙(けぶ)るリスボン(ポルトガル)は砂岩(さがん)のように落ち着いた色調を湛(たた)えている。中央に電車のライト、そして信号の青、標識とテールランプの赤、電車とポールの黄色が淡いアクセントを施す。消失点が中央にあるため据わりのよい安定感のある構図となっている。宇沢弘文〈うざわ・ひろぶみ〉は交通事故死を減らすために路面電車の積極的活用を提唱した。我々はもっとゆったりした時間を楽しむべきなのだろう。

Lisboa Autêntica: agitada

ジャック・アタリ「反ユダヤ主義は忘恩」


 ジャック・アタリは現代におけるシオニズムの旗手。