2012-10-08

迫真の肖像力


 いやはや、またぞろ凄いのを発見したよ。「偽りの画像が生む本物の迫真性」で紹介した klikatu's photostream に匹敵する衝撃を受けた。記事タイトルの肖像力とは「肖像が持つ力」ではない。「肖像を捉える力」である。私は画像処理を施した写真はあまり好きじゃないのだが、被写体の本質を引き出すためのデフォルメであれば歓迎する。数枚見ただけで、「これは厳選しなければ膨大な数になってしまう」と憂慮しながらも、tumblrにこれだけの枚数をアップした。撮影者は意図的に物語性を排除していると思われる。悲哀や寂寥(せきりょう)はない。ただ「ありのままの事実」にアプローチしているだけだ。その率直さが写真に独立性を与えている。どの作品を見ても心が震える。震えてならない(枚数が多いため画像を小さくしてある。是非ともクリックして元画像をご覧いただきたい)。

Sleepy Melody Bad Medicine This City Never Sleeps Full Eclipse Echoes of My Soul Cracking Under Pressure Retrograde Saturn Three's a Crowd Heights Sub Life Old Wine Last Exit A Busy Day Half Life Minefields Silent Night Persisting Century I'd Love To Change The World November Prelude to Eternity Life is a Journey - Not a Destination Blowin' in The Wind After Midnight Regrets Unregistered Minds

Alέxandros Bairamidis' photostream

既知からの自由



 これをクリシュナムルティは「既知からの自由」と表現した。

暴力と欲望に安住する世界/『既知からの自由』J・クリシュナムルティ