2018-07-27

エアロスポーク(扁平形状)にサイクルコンピュータのマグネットを取り付ける


ひょっとして電池よりも安い!? 中国製激安サイクルコンピュータ

 ・エアロスポーク(扁平形状)にサイクルコンピュータのマグネットを取り付ける

 中華サイコンのマグネットを上手く取り付けることができなかった。本来であればマグネットを横向きにしなければならないのだが、スポークが平たいため縦向きになった。案の定、コンピュータは反応せず。どこかの工場に持って行ってマグネットの溝を切ってもらおうかと考えていたのだが、検索したところ答えを見つけた。

エアロスポークについて

サイコン用マグネットはネオジム磁石NK022が美しい(笑 - 自転車で旅しよう!
サイクルスパイス:純正品?すごくしっくりくる二六製作所のネオジム磁石をサイコンマグネットにしました。

 ・NK022 ネオジム 10×3×3(N40)|【株式会社二六製作所】
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 (※いずれも送料無料、「支払い方法について」を参照のこと)

中華製サイコンでうまく測れないと困っている人にもおすすめ 投稿者ハゼドン

2018-07-26

科学革命を推進し、現代文明を支えるガラス/『世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史』スティーブン・ジョンソン


『人類が知っていることすべての短い歴史』ビル・ブライソン
『人類を変えた素晴らしき10の材料 その内なる宇宙を探険する』マーク・ミーオドヴニク

 ・科学革命を推進し、現代文明を支えるガラス

必読書リスト その三

 これはグーテンベルクの発明がたどった不思議に並行する道筋である。印刷が長年、科学革命と結びつけられている理由はいくつかある。ガリレオのような異端者とされる人たちの小論文や専門書が、教会の批判にとらわれることなくアイデアを広めることができ、最終的にその権威を弱体化させた。同時に、グーテンベルクの聖書から数十年を経て発展した引用と参照のシステムは、科学的手法を応用するにあたって不可欠のツールになった。しかしグーテンベルクの発明は、別のあまり知られていないところでも、科学の前進を促している。すなわち、レンズ設計の可能性、ガラスそのものの可能性を広げたのだ。私たちは二酸化ケイ素の特異な物理的特性を、自分の目ですでに見えていたものを見るのに初めて利用しただけでなく、持って生まれた人間の視力の限界を超越してものを見ることができるようになった。

【『世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史』スティーブン・ジョンソン:大田直子訳(朝日新聞出版、2016年)以下同】

 これは気がつかなかった! 印刷技術には誰もが注目するがガラス(二酸化ケイ素)が科学革命の推進力であったとは。眼鏡の発明が1284年頃のイタリアとされているので、ルネサンス(14世紀イタリア発)の導火線となった可能性も高そうだ。

 現在、あなたが住んでいる部屋を見回せば、二酸化ケイ素があるからこそ存在するもの、もっと言えばケイ素という元素そのものに依存しているものが、軽く100個は手の届くところにあるだろう。窓や天井にはまっているガラス、カメラつきスマホのレンズ、コンピューターの画面、マイクロチップやデジタルクロックが入っているものすべて。1万年前の日常生活の化学に登場する主役を選ぶとしたら、上位の序列は現在と同じになるだろう。私たちは炭素、水素、酸素のヘビーユーザーである。しかしケイ素はクレジットタイトルにさえ出てこないかもしれない。ケイ素は地球上にふんだんにある――地殻の90パーセント以上がケイ素化合物でできている――が、地球上の生命体の自然な代謝にはほとんどなんの役割も果たさない。私たちの体は炭素に依存しているし、私たちのテクノロジーの多く(化石燃料やプラスチック)も同じ依存関係にある。しかしケイ素の必要性は現代になってから強まったものだ。

 細いガラスの糸を作る実験が繰り返され、チャールズ・ヴァーノン・ボーイズが19世紀末に約27メートルのガラス繊維を作り出した。驚くべきはその繊維の強靭さであった。次の世紀の半ばにはガラス繊維が撚(よ)り合わされてグラスファイバーとなる。奇蹟の新素材は「家の断熱材、衣類、サーフボード、クルーザー、ヘルメット、最新のコンピューターのチップを接続する回路基板、エアバスの主要ジェット機」に使われている。そしてインターネットをつなぐ光ファイバーもまたガラス繊維でできている。「ワールド・ワイド・ウェブはガラスの糸で織り上げられているのだ」。

「ガラス」「冷たさ」「音」「清潔」「時間」「光」の六つに焦点を当て、全く新たな角度から文明を切り取ってみせる手並みが鮮やかである。こうした良書を読むと、白人の説明能力の高さにたじろいでしまう。私が知る限りではポピュラーサイエンスの分野だと日本人に勝ち目はない。

ネット通販で購入したロードバイクの防犯登録とTSマーク(自転車向け保険)


ロードバイクを走らせる前に必要な準備
ロードバイク 後輪の外し方
ひょっとして電池よりも安い!? 中国製激安サイクルコンピュータ
ロードバイク~乗る前に必ずマスターしておくべきこと

 ・ネット通販で購入したロードバイクの防犯登録とTSマーク(自転車向け保険)

55歳から始めるロードバイク

 自転車本には必ず「ロードバイクは最寄りのショップで買うべきだ」とのご託宣が書かれている。「てめえらはどうせグルなんだろ?」と最初は思ったのだが一定の根拠がある。ま、一度最寄りのショップに足を運んで欲しいバイクがあるかどうかを確認するのが先だろう。やはり高価な物は一目惚れするかどうかが重要だ。

 私がロードバイクを購入したのは娯楽目的ではなく飽くまでも健康増進のためだ。エコカーに減税するくらいならロードバイクの半額程度は国や自治体で出しても、社会保険料を考慮すれば十分お釣りが来るだろう。

 本日、防犯登録とTSマーク(自転車向け保険)取得のために確認したことを書き残しておこう。

 防犯登録はどこの自転車屋でもやってくれる。問題はTSマークである。あちこちに電話をしてわかったのだが、まずTSマークを取り扱っていないショップがある。次にTSマークを取り扱っていても他店購入は断られる場合がある。更にTSマークには青(第一種)と赤(第二種)があるが両方扱っている店はない。「どうしてなんだ?」と訊ねたがきちんと答えた店は一つもなかった。

・セオサイクル――他店購入はお断り
・サイクルベースあさひ――調整○、TSマークは青のみ
・ダイシャリン――調整×、TSマークは青のみ、取扱メーカー以外はできないケースがある
・個人ショップ――TSマークの取扱なし

 何ということだ。しかも今は多忙で1~3日待ちになると告げられた。尚、「自転車安全整備店検索」は当てにならないので必ず電話で確認しておくこと。

 私は最初から保障額の高い赤にするつもりだったので、結局一番家から近い地元の自転車屋に頼んだ。

 初めてのロードバイクは恐ろしかった。やはり前傾姿勢に慣れるまで時間がかかりそうだ。ブレーキにきちんと手が届かないのだ。明日、ロードデビューする予定である。

【追伸】自転車ショップはロードバイクメーカーとの契約に縛られているため、自由に各社メーカーの自転車を取り扱えるわけではない。ここがオートバイショップとの最大の違いである。ダイシャリンの店員と話して判明したのだが、罪はショップではなくメーカーにあることを我々サイクリストは理解しなければならない。

【追々伸】他店購入のロードバイクを持ち込む場合、販売証明書(あるいは譲渡証明書)が必要になる。慌てて探したらカタログの間に挟まれていた。車体番号まであったのね。

ロードバイク~乗る前に必ずマスターしておくべきこと


ロードバイクを走らせる前に必要な準備
ロードバイク 後輪の外し方
ひょっとして電池よりも安い!? 中国製激安サイクルコンピュータ

 ・ロードバイク~乗る前に必ずマスターしておくべきこと

パンク対策:チューブ交換~CO2ボンベ(インフレーター)
ネット通販で購入したロードバイクの防犯登録とTSマーク(自転車向け保険)
55歳から始めるロードバイク

 ロードバイクは慣れると100km程度は軽く走ってしまうマシンである。当たり前だが山奥や田舎道を走っていればパンク修理は自分で行う必要がある。携帯用の空気入れを持つサイクリストも多いようだが、空気圧が高いため難儀をすることは必至である。手っ取り早い方法としてはチューブ交換をしてCO2インフレーターボンベで充填するという手がある。また空気圧が高いので走らなくても空気が抜ける。つまり走る前には必ず空気を入れなくてはならない。









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自己治癒コンクリート/『人類を変えた素晴らしき10の材料 その内なる宇宙を探険する』マーク・ミーオドヴニク


『人類が知っていることすべての短い歴史』ビル・ブライソン

 ・自己治癒コンクリート
 ・人生を変える発見

『世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史』スティーブン・ジョンソン

必読書リスト その三

 自己治癒コンクリートには、このバクテリアとその餌になるデンプンの一形態が混ぜ込まれている。バクテリアは普通の環境下ではケイ酸カルシウム水和物フィブリルに閉じ込められて休眠状態を続ける。だがひびが入るとバクテリアがフィブリルの結合から解放され、水の存在によって目を覚まして餌を探しはじめる。そしてコンクリートに加えられていたデンプンを見つけると、それを食べて成長し、増殖する。その過程で炭酸カルシウムの一形態である方解石を排泄する。この方解石がコンクリートと結合し、ひびをつなぐような鉱物構造をつくりはじめ、ひびのさらなる成長を止めてふさぐのである。

【『人類を変えた素晴らしき10の材料 その内なる宇宙を探険する』マーク・ミーオドヴニク:松井信彦訳(インターシフト、2015年)】

生物でひび割れを直すコンクリートが日本上陸(前編) | 日経 xTECH(クロステック)
生物でひび割れを直すコンクリートが日本上陸(後編) | 日経 xTECH(クロステック)
ひび割れを自ら修復!自己治癒・自己修復コンクリートへのバイオ技術の活用 | コンクリートメディカルセンター

 一種の創発技術と言えそうだ。生命の不思議を利用して人工物を長く活かす発想がユニークだ。

 人体が老化する原因は二つ考えられており、一つは遺伝情報で、もう一つは細胞のコピーミスである。しかしながら今の段階ではまだ特定するに至っていない。ひょっとすると体にバクテリアを投与する医学が出てくるかもしれない。ま、もともと人体はバクテリアだらけだし、DNAにもウイルスの影響が色濃く残っている。


【右下の左側にある「字幕」をクリック】

 自分が合成物であるとはにわかに理解し難いが、それは意識によって統合されていると錯覚しているためだろう。内蔵を移植した人は食べ物の好みが臓器提供者のそれに変わることが報告されている。

 傷や骨折などに対しては治癒メカニズムが働くが、精神や価値観の治癒は難しい。ま、病の自覚症状がないのだから致し方ないとも言えるが(笑)。