2011-12-06

ニコラス・ウェイド


 1冊読了。

 69冊目『宗教を生みだす本能 進化論からみたヒトと信仰』ニコラス・ウェイド:依田卓巳〈よだ・たくみ〉訳(NTT出版、2011年)/天才本。タイミングどんぴしゃり。本書は“進化宗教学”の地平を拓いたといってよい。宗教の発祥を探り、進化に伴って宗教が淘汰されなかった理由を解明している。リチャード・ドーキンスやダニエル・C・デネットを読んでいる人は必読のこと。「高等批評」(聖書の科学的研究)という言葉は知らなかった。私にとっては出会うべくして出会った一冊。

新世界秩序の十戒 ジョージア州のガイドスト-ン


現在をコントロールするものは過去をコントロールする/『一九八四年』ジョージ・オーウェル

イスラエル人の知らないシオニズムの真実







ガス室否定論者フォリソンを弁護したノーム・チョムスキー


フォリソン事件 ホロコースト否定論擁護説
ロベール・フォリソン、ネルヴァルを読む
亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』がいかにひどいか

 ・ホロコーストの真実を求めて
 ・ノーム・チョムスキー

バーバラ・W・タックマン、伊藤計劃、ソール・A・クリプキ


 3冊挫折。

決定的瞬間 暗号が世界を変えた』バーバラ・W・タックマン:町野武訳(みすず書房、1968年/ちくま学芸文庫、2008年)/展開が悪い。力のない握手みたいな出だし。

虐殺器官』伊藤計劃〈いとう・けいかく〉(早川書房、2007年/ハヤカワ文庫、2010年)/小田雅久仁と文体の印象が似ている。クセのある形容が肌に合わず。伊藤は彗星のように登場し三つの作品を発表。その後、30代半ばで急逝した。意を決して再読するも、「ぼく」という言葉に堪えられず。

名指しと必然性 様相の形而上学と心身問題』ソール・A・クリプキ:八木沢敬〈やぎさわ・たかし〉、野家啓一〈のえ・けいいち〉訳(産業図書、1985年)/歯が立たず。「およそ語られうることは、明晰に語られうるし、語りえないものについては沈黙しなければならない」(ウィトゲンシュタイン)。恐らく「語られうること」を解明しようとしているのだろう。宗教用語――例えば創世記、久遠、神、仏など――を本書で炙(あぶ)り出せば面白いと思う。後々再読せねばなるまい。