2012-10-25

米政府が過去10年間に無人攻撃機で殺害した民兵と民間人の総人数は、まもなく3千人を超える


「軍需工場爆発はイスラエルによる空爆」、報復辞さない構え スーダン


 スーダン政府は24日、首都ハルツーム(Khartoum)のヤルムク(Yarmouk)軍需工場で起きた爆発・火災について、イスラエルの空爆によるものという見方を示した。スーダンのアフメド・ビラル・オスマン(Ahmed Bilal Osman)文化・情報相は記者会見で「われわれはイスラエルが空爆したと考えている」「時と場所を選んで報復する権利を留保する」と述べた。

 文化・情報相によると、24日午前0時(日本時間同6時)ごろ、レーダーに探知されにくい航空機4機が軍需工場を爆撃した。爆発物の残骸からイスラエルの関与を示す証拠が見つかったという。

 イスラエルの軍部と外務省はコメントを出していない。イスラエルは、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の戦闘員に活動拠点を提供しているとしてスーダンを非難してきた。

 スーダンは、2011年4月に同国南部のポート・スーダン(Port Sudan)で、イスラエルの攻撃ヘリコプターがミサイルと機関銃で車を攻撃した証拠を持っているとしている。イスラエルはこの件についてコメントを拒否したが、イスラエル当局者はスーダンを経由した武器密輸への懸念を示していた。2009年1月にも、スーダン東部で武器を積んでいたとされるトラックの車列が外国の航空機によって同様の攻撃を受けたことがある。

AFP 2012-10-25

2012-10-24

宮城谷昌光


 1冊読了。

 60冊目『奇貨居くべし 火雲篇』宮城谷昌光(中央公論新社、1998年/中公文庫、2002年)/第2巻。呂不韋〈りょ・ふい〉の波乱に満ちた旅は続く。なんと晩年の孟嘗君〈もうしょうくん〉が登場。オールスター戦の趣あり。胸というよりは、頬を打たれるほどの感動がある。心の振れは言葉にならない。ただ沈黙の中で深い内省に浸(ひた)るのみ。

2012-10-23

イーヴァル・エクランド、森巣博、宮城谷昌光


 1冊挫折、2冊読了。

偶然とは何か 北欧神話で読む現代数学理論全6章』イーヴァル・エクランド:南條郁子訳(創元社、2006年)/横書きであった。興味のあるテーマだけに残念。文章に独特の淡さがあり、これに馴染めず。

 58冊目『賭けるゆえに我あり』森巣博〈もりす・ひろし〉(徳間書店、2009年)/若干、言い回しの重複が見受けられるが、この人の箴言力(=コピーライティングの力)は侮れない。ギャンブラー特有の乾いた剽軽(ひょうきん)さを表に出しながらも、確かな見識がある。唯一の瑕疵(かし)は年甲斐もなく下ネタ自慢を披瀝しているところ。下劣の自覚よりも自慢に酔う性根が透けて見える。

 59冊目『奇貨居くべし 春風篇』宮城谷昌光(中央公論新社、1997年/中公文庫、2002年)/秦の始皇帝の父ともいわれる呂不韋〈りょ・ふい〉の生涯を描いた作品。全5冊。春風篇は不韋の少年時代を劇的に描く。名文、美文のオンパレード。「黄金の気」のエピソードが『介子推』を思わせ、黄歇〈こうけつ〉への苦言に『晏子』(あんし)を見る。やはり著作は順番で読むのが正しい。胸が張り裂けるほどの感動を覚える。

2012-10-22


 青黒い闇の中に焔(ほのお)が走り、火の粉が舞う。柔らかな火の粉の軌跡に目を奪われる。肉眼で捉えれば一瞬の出来事である。宇宙的スケールの時間から見れば、人の一生は火の粉みたいなものだろう。そうであれば、やはり生を燃え上がらせることが自然の摂理にかなっている。いつか、ではない。今燃えているかどうかだ。夢に向かって生きるのもおかしい。直ちに目を覚まして今を生きるのだ。くすぶっている人生は煙に包まれている。

Day 263/365 "Fire!" (Explore 20th oct #282)