2017-01-25

田中嫺玉


 1冊挫折。

インドの光 聖ラーマクリシュナの生涯』田中嫺玉〈たなか・かんぎょく〉(ブイツーソリューション、2009年)/田中は私と同じ旭川生まれである。結婚後、40代半ばでベンガル語『不滅の言葉』の翻訳を始めた。私からすればラーマクリシュナは密教の権化のように見えて仕方がない。田中の心酔を嫌った。あまりにも右脳が勝ちすぎると統合失調症的要素が強くなる。

2017-01-24

ユヴァル・ノア・ハラリ、高田かや、他


 3冊挫折、1冊読了。

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。』きたみりゅうじ(日本実業出版社、2005年)/内容が薄い。初心者向け。

夜明け前の朝日 マスコミの堕落とジャーナリズム精神の現在』藤原肇(鹿砦社、2001年)/朝日新聞にエールを送る内容。藤原は左翼ではないが共和主義者で天皇制には反対というスタンスの人物である。将来の見通しに失敗した感がある。

カルト村で生まれました。』高田かや(文藝春秋、2016年)/ヤマギシ会のコミューンで育った女性が来し方を振り返る漫画作品。親と離れて集団生活をするのだが、ビンタや食事抜きなど日常的な暴力が蔓延している。「なぜ仕返しに行かないのか?」が最大の疑問である。私なら金属バット片手に全員を血祭りにするところだ。一人でコミューンを破壊する自信もある。絵はほのぼのとしているのだが、異様な気圧を感じて放り投げた。どんよりとした天気が続いた後のような精神状態になる。子供を虐待するところがエホバの証人とよく似ている。正義に取り憑かれた連中は躊躇うことなく暴力を行使する。

 6冊目『サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ:柴田裕之〈しばた・やすし〉訳(河出書房新社、2016年)/あと10回くらい読むつもりだ。最後の結論の訳文に違和感を覚えた。ま、小さなことだが。