2冊挫折、1冊読了。
『
バチカン株式会社 金融市場を動かす神の汚れた手』ジャンルイージ・ヌッツイ:竹下・ルッジェリ・アンナ監訳、花本知子、鈴木真由美訳(柏書房、2010年)/訳文が馴染めず。ストーリーが頭に入ってこない。機会があれば読み直す。
『
意識をめぐる冒険』クリストフ・コッホ:土谷尚嗣〈つちや・なおつぐ〉、小畑史哉〈おばた・ふみや〉訳(岩波書店、2014年)/あまりよくない。読者を誘導しようとする意図を感じる。『
ユーザーイリュージョン 意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュを超えるものでなければ読む気がしない。
96冊目『
封印の昭和史 [戦後50年]自虐の終焉』小室直樹、渡部昇一〈わたなべ・しょういち〉(徳間書店、1995年)/
必読書入り。復刊しない徳間書店の見識を疑う。順番としては『
驕れる白人と闘うための日本近代史』→本書→『
日本国民に告ぐ 誇りなき国家は、滅亡する』が望ましい。小室直樹は学問の原理に忠実であるため、時を経過しても内容が古くなるということがない。学者の鑑(かがみ)だ。TPPに込められたアメリカの意図は日本の近代史を学ばずして理解することはできない。菅沼本の紹介に一区切りついたら、どんどん紹介してゆく予定。
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