2012-01-30
セリーヌ、新堂冬樹、高江洲薫、ニック・ベギーチ博士、上杉隆、甲野善紀、荻野アンナ
5冊挫折、1冊読了。風邪のため調子悪し。
『夜の果てへの旅(上)』セリーヌ:生田耕作〈いくた・こうさく〉訳(中公文庫、1978年)/「僕」という訳語に違和感あり。
『カリスマ(上)』新堂冬樹〈しんどう・ふゆき〉(徳間文庫、2004年/幻冬舎文庫、2009年)/「して」の連続にうんざり。
『過去世リーディング』高江洲薫〈たかえす・かおる〉(VOICE、2007年)/批判をする目的で読んだのだが、それほどの価値もないことに気づいた。
『電子洗脳 あなたの脳も攻撃されている』ニック・ベギーチ博士:内田智穂子〈うちだ・ちほこ〉訳/「電磁振動」「物質の振動周波数」「特有の振動率」「周波数コード」の根拠が示されていない。著者名に敬称を付す本はハズレが多い。
『一億総洗脳化の真実 国家の恥』上杉隆(ビジネス社、2011年)/ダイヤモンド・オンラインの記事を集成したもの。散慢な印象を拭えない。ジャーナリストとして最後の仕事であれば、もっと本腰を入れて増補・書き下ろしにすべきであろう。余白が極端に少ないのも気になる。原発事故の経緯を復習するためには必読テキストといってよい。
6冊目『古武術で毎日がラクラク! 疲れない、ケガしない「体の使い方」』甲野善紀〈こうの・よしのり〉指導、荻野アンナ文(祥伝社、2006年)/荻野アンナのノリは好き嫌いが分かれるところだろうが、実用性において勝利を収めている。「満員電車のすり抜け術」なんかは、知ると知らないとでは大違いだろう。とはいうものの1200円は高い。文庫で半額にすべきだ。
『夜の果てへの旅(上)』セリーヌ:生田耕作〈いくた・こうさく〉訳(中公文庫、1978年)/「僕」という訳語に違和感あり。
『カリスマ(上)』新堂冬樹〈しんどう・ふゆき〉(徳間文庫、2004年/幻冬舎文庫、2009年)/「して」の連続にうんざり。
『過去世リーディング』高江洲薫〈たかえす・かおる〉(VOICE、2007年)/批判をする目的で読んだのだが、それほどの価値もないことに気づいた。
『電子洗脳 あなたの脳も攻撃されている』ニック・ベギーチ博士:内田智穂子〈うちだ・ちほこ〉訳/「電磁振動」「物質の振動周波数」「特有の振動率」「周波数コード」の根拠が示されていない。著者名に敬称を付す本はハズレが多い。
『一億総洗脳化の真実 国家の恥』上杉隆(ビジネス社、2011年)/ダイヤモンド・オンラインの記事を集成したもの。散慢な印象を拭えない。ジャーナリストとして最後の仕事であれば、もっと本腰を入れて増補・書き下ろしにすべきであろう。余白が極端に少ないのも気になる。原発事故の経緯を復習するためには必読テキストといってよい。
6冊目『古武術で毎日がラクラク! 疲れない、ケガしない「体の使い方」』甲野善紀〈こうの・よしのり〉指導、荻野アンナ文(祥伝社、2006年)/荻野アンナのノリは好き嫌いが分かれるところだろうが、実用性において勝利を収めている。「満員電車のすり抜け術」なんかは、知ると知らないとでは大違いだろう。とはいうものの1200円は高い。文庫で半額にすべきだ。
2012-01-29
レオンハルト・オイラーの偉業
スイスに生まれたオイラーは、ベルリンとサンクトペテルブルグで研究を行い、数学、物理学、工学のあらゆる領域に絶大な影響を及ぼした。オイラーの仕事は、内容の重要性もさることながら、分量もまた途方もなく多い。今日なお未完の『オイラー全集』は、1巻が600ページからなり、これまでに73巻が刊行されている。サンクトペテルブルグに戻ってから76歳で世を去るまでの17年間は、彼にとっては文字通り嵐のような年月だった。しかし、私的な悲劇に幾度となく見舞われながらも、彼の仕事の半分はこの時期に行われている。そのなかには、月の運動に関する775ページに及ぶ論考や、多大な影響力をもつことになる代数の教科書、3巻からなる積分論などがある。かれはこれらの仕事を、週に1篇のペースで数学の論文をサンクトペテルブルグのアカデミー紀要に投稿するかたわらやり遂げたのだ。しかし何より驚かされるのは、彼がこの時期、一行も本を読まず、一行も文章を書かなかったことだろう。1766年、サンクトペテルブルグに戻ってまもなく視力を半ば失ったオイラーは、1771年、白内障の手術に失敗してからはまったく目が見えなかったのだ。何千ページに及ぶ定理は、すべて記憶の中から引き出されて口述されたものなのである。
【『新ネットワーク思考 世界のしくみを読み解く』アルバート=ラズロ・バラバシ:青木薫訳(NHK出版、2002年)】
エルデシュよりも多くの論文を著したのは史上ただひとり、18世紀スイスの万能の数学者、レオンハルト・オイラーだけである。オイラーは子供を13人作り、80巻に及ぶ数学論文を書いた。この多くが、夕食の用意ができたという最初の呼び声から次の催促の声がかかるまでの30分のあいだに書かれたという。
【『放浪の天才数学者エルデシュ』ポール・ホフマン:平石律子訳(草思社、2000年/草思社文庫、2011年)】
・Wikipedia
・天才計算術師オイラー
・盲目の数学者オイラー
・レオンハルト・オイラー生誕300年記念 数独チャレンジ 2007
・オイラーは何の苦労もなく計算をし、やすやすと偉大な論文を書いた/『数学をつくった人びと I』E・T・ベル
2012-01-27
2012-01-26
2012-01-25
安部公房
昨日、1冊読了。
5冊目『内なる辺境』安部公房〈あべ・こうぼう〉(中央公論社、1971年/中公文庫、1975年)/極太の文体である。活字が立ち上がってくるような印象を受けた。熊田一雄〈くまた・かずお〉氏のブログで見つけた文章を探すためだけに読んだ。「本物の異端は、たぶん、道化の衣装でやってくる」(「ミリタリィ・ルック」)。軍服の流行を苦々しい眼差しで捉えた論考だ。1971年といえば学生運動が頂点を過ぎた頃で、沖縄返還の前年となる。「内なる辺境」ではユダヤ人問題を取り上げているが、時代の影響を受けながらもギリギリのところで踏ん張っている。この辺りのセンスが凄い。100ページで500円。ポケットに強靭な知性が収まるなら安いもんだ。
2012-01-24
どうしても原発を動かしたい人たちが、電力不足をあおりたてる数字をこれからも出してくるだろう
@magosaki_ukeru
孫崎 享 東京新聞:筆洗「どうしても原発を動かしたい人たちが、電力不足をあおりたてる数字をこれからも出してくるだろう。そこに潜むうそを見破っていきたい」。東京の原発追跡は賞賛もの。ついでにぜひ「TPPに潜むうそを見破っていきたい」をお願いします
Jan 24 via web Favorite Retweet Reply
2012-01-23
Cildo Meireles作「Fontes」は日蓮へのオマージュか?
ブラジルのアーティストCildo Meireles作「Fontes」。名前はスィウド・メイレリスと読むようだ。私は衝撃を受けた。どう見ても日蓮へのオマージュにしか見えない。
日蓮は文字マンダラによって縁起的宇宙観を表現した。世界観というよりは宇宙観というべきだろう。その縦軸は久遠(くおん)から現在(鎌倉時代)に至る。そしてあらゆる生命状態の衆生が法に照らされた尊極(そんごく)の姿を示している。
これに対してスィウド・メイレリスは、時間と空間が崩壊した宇宙の姿を表現しているように見える。崩壊というよりは、むしろ時空を超越した宇宙を表したのかもしれない。
スケール(物差し)が意味をなさず、時間がバラバラと崩れ落ちる。極大か極小か。はたまた無限か瞬間か。私の目にはプランク時間以下の世界が見える。
「言葉も数字も及ばぬ現在性」を見事に描き切ったといえよう。更に塔のようなものまで現れる。これぞ宝塔だ。天晴(あっぱれ)。
・Cildo Meireles
・ATSUGI「プレーンストッキングの逆襲」パンスト コマーシャル ・あらゆる事象が記号化される事態/『透きとおった悪』ジャン・ボードリヤール
種は神の恵み モンサントには渡さない
Natabar Sarangi さんの使命は地元の農家の人たちとともに、土着の米の種(稲)を見つけだし、保存し、共有することです。現在まで、彼は350種類の土着のお米を再び、導入することに成功しました。
・モンサント
2012-01-22
『ザ・コーポレーション(The Corporation)日本語字幕版』
2012-01-20
苫米地英人
昨日、1冊読了。
4冊目『利権の亡者を黙らせろ 日本連邦誕生論 ポスト3.11世代の新指針』苫米地英人〈とまべち・ひでと〉(講談社、2011年)/久々のベッチーである。いやあ、やっぱり頭がいい。3.11を巡る問題の本質を炙(あぶ)り出し、具体的な政策の処方箋を提示。利権の亡者に対して「ご老人たちは引っこんでいなさい」と啖呵を切っている。190ページで1300円の値段は良心的だ。「日本はアメリカ大統領を買収せよ」との提言が斬新。日本のグランドデザインを見事に描いている。
シオニストによるタレントショーの妨害 リヨン(フランス)
2004年2月。お笑い芸人デュードネはイスラエルに批判的な内容のショーを行ったためにシオニストロビーの強い圧力を受け、仏国内での活動を大幅に妨害された。リヨンでの犯人はユダヤ防衛同盟かBetarと言われている。
・仏シオニストロビー イスラエルに批判的なタレントの活動を妨害
2012-01-19
アインシュタイン「私は、エレガントに逝く」
1955年4月18日、アインシュタインが76歳で亡くなった。彼は、その5日前に自宅で突然倒れて入院したが、医師の手術の勧めをすべて断わって急逝した。死の直前のアインシュタインは、「私は、自分が望む時に逝きたい。生命を人工的に長引かせることは、退屈だ。私の役割は、やり遂げた。今が逝く時だ。私は、エレガントに逝く」と言った。後のゲーデルも、アインシュタインと同じような意識で、死を迎えたように映る。
【『ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論』高橋昌一郎〈たかはし・しょういちろう〉(講談社現代新書、1999年)】
2012-01-18
君は君の道を見つけて、それに従わなければならない
ベルナール=アンリ・レヴィ リビア叛徒暴虐に関する質問を逃げる
仏リビア軍事介入推進者、シオニストのベルナール=アンリ・レヴィ。2011年11月13日。
身振り手振りの大きさに臆病さが露呈している。司会者を正面から見据えずに横目で見る仕草も彼の動揺を示している。暴力を扇動する者は、必ずしっぺ返しを受けることだろう。
◎ベルナール=アンリ・レヴィ
赤ちゃんを抱いたジプシー女性にレイシストが椅子で殴りかかる
2012-01-17
リチャード・ドーキンス
1冊挫折。
『神は妄想である 宗教との決別』リチャード・ドーキンス:垂水雄二〈たるみ・ゆうじ〉訳(早川書房、2007年)/過去に二度挫けている。それもあっさりとだ。三度目の正直ということでギアは噛み合ったのだが、残り百数十ページでやめた。段々と後味が悪くなってきた。自分でも理由がはっきりしない。確実なのは辛辣極まりないユーモアは面白いのだが、ニコラス・ウェイドほどの説得力はないことだ。『宗教を生みだす本能 進化論からみたヒトと信仰』を読んだ後ではインパクトに欠ける。とにかくパラグラフが長いため、どうしても冗長に感じる。ただし米国の宗教情況を思えば致し方ない側面もあろう(ドーキンスはイギリス人)。キリスト教を中心とするドグマ性を真っ向から暴いてみせたという点で歴史的一書になると思われる。ドーキンスは来日した時のインタビューで「仏教は宗教ではない」と発言し、哲学と位置づけている。
意見を言うときは、必ず理由を言わなければならない
@secilia2010
secilia2010 “@mogmemo: この先生ほんとにすばらしいです。対話の神髄をこんなにシンプルに。 RT @buvery すばらしいね、これ。RT『意見を言うときは、必ず理由を言わなければならない』 みやきち日記” http://t.co/qzgYX9T5 @mogmemo”
Jan 17 via Twitter for iPhoneFavoriteRetweetReply
2012-01-16
シュロモー・サンド「イスラエル国家は全てのイスラエル市民に属する」
2009年2月12日。イスラエル議会選挙直後の討論。ネタニヤフ顧問で在仏ユダヤ人代表評議会副議長のマイヤー・ハビブとイスラエル人歴史学者シュロモー・サンド。
見よ、説教強盗の生きた見本を。何と日本語訳が刊行されていた。

見よ、説教強盗の生きた見本を。何と日本語訳が刊行されていた。
2012-01-15
マーシャ・ガッセン
1冊読了。
3冊目『完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者』マーシャ・ガッセン:青木薫訳(文藝春秋、2009年)/「今後の読書がつまらなくなるかもしれない」――そんな思いがよぎった。私の中で傑作評伝といえば中丸美繪〈なかまる・よしえ〉著『嬉遊曲、鳴りやまず 斎藤秀雄の生涯』であるが、スリリングの度合いにおいて本書が上回っている。ミレニアム懸賞問題の一つであるポアンカレ予想をロシアの天才数学者グレゴリー・ペレルマンが証明した。副題の100万ドルとはこの懸賞金のこと。ペレルマンはミレニアム賞もフィールズ賞も拒絶した。著者のマーシャ・ガッセンはペレルマンと同世代であり、彼と同じようにロシアの数学専門学校で学んだ女性だ。で、何がスリリングかというと、ガッセンは一度もペレルマンと会うことができなかったのだ。それゆえ資料とインタビューからペレルマンの人物像を手繰り寄せるしかなかった。要はポアンカレ予想を始めとする「犯行」に至る動機と状況証拠を捜査する役回りとなっている。読み物としては、ロバート・カニーゲル著『無限の天才 夭逝の数学者・ラマヌジャン』よりはるかに面白い。青木薫の翻訳も実に素晴らしい。
3冊目『完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者』マーシャ・ガッセン:青木薫訳(文藝春秋、2009年)/「今後の読書がつまらなくなるかもしれない」――そんな思いがよぎった。私の中で傑作評伝といえば中丸美繪〈なかまる・よしえ〉著『嬉遊曲、鳴りやまず 斎藤秀雄の生涯』であるが、スリリングの度合いにおいて本書が上回っている。ミレニアム懸賞問題の一つであるポアンカレ予想をロシアの天才数学者グレゴリー・ペレルマンが証明した。副題の100万ドルとはこの懸賞金のこと。ペレルマンはミレニアム賞もフィールズ賞も拒絶した。著者のマーシャ・ガッセンはペレルマンと同世代であり、彼と同じようにロシアの数学専門学校で学んだ女性だ。で、何がスリリングかというと、ガッセンは一度もペレルマンと会うことができなかったのだ。それゆえ資料とインタビューからペレルマンの人物像を手繰り寄せるしかなかった。要はポアンカレ予想を始めとする「犯行」に至る動機と状況証拠を捜査する役回りとなっている。読み物としては、ロバート・カニーゲル著『無限の天才 夭逝の数学者・ラマヌジャン』よりはるかに面白い。青木薫の翻訳も実に素晴らしい。
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