2016-02-23
2016-02-22
2016-02-18
継母への溢れる感謝/『新編 知覧特別攻撃隊 写真・遺書・遺詠・日記・記録・名簿』高岡修編
・『国民の遺書 「泣かずにほめて下さい」靖國の言乃葉100選』小林よしのり責任編集
・『大空のサムライ』坂井三郎
・『父、坂井三郎 「大空のサムライ」が娘に遺した生き方』坂井スマート道子
・継母への溢れる感謝
・『今日われ生きてあり』神坂次郎
・『月光の夏』毛利恒之
・『神風』ベルナール・ミロー
・『高貴なる敗北 日本史の悲劇の英雄たち』アイヴァン・モリス
・日本の近代史を学ぶ
少尉 第77振武隊 昭和20年5月4日出撃戦死 宮城県 18歳 相花信夫
遺書
母を慕いて
母上お元気ですか
永い間本当に有難うございました
我六歳の時より育て下されし母
継母とは言え世の此の種の女にある如き
不祥事は一度たりとてなく
慈しみ育て下されし母
有難い母 尊い母
俺は幸福だった
遂に最後迄「お母さん」と呼ばざりし俺
幾度か思い切って呼ばんとしたが
何と意思薄弱な俺だったろう
母上お許し下さい
さぞ淋しかったでしょう
今こそ大声で呼ばして頂きます
お母さん お母さん お母さんと
(注:ノート2頁に楷書でペン書き)
【『新編 知覧特別攻撃隊 写真・遺書・遺詠・日記・記録・名簿』高岡修編(ジャプラン、2010年/村永薫編、ジャプラン、1991年『知覧特別攻撃隊 写真・遺書・日記・手紙・記録・名簿』改題)】
検索したのだが高岡修編と村永薫編の違いが判明せず。副題も微妙に異なる。
沖縄戦では知覧(ちらん/鹿児島県)と都城(みやこのじょう/宮崎県)から特攻隊は飛び立った。
特別攻撃隊といえば誰もが真っ先に神風(「しんぷう」が正式名称)特攻隊を思い浮かべることだろう。250kg爆弾を搭載し敵艦に体当たりを決行する攻撃を採用したのは大西瀧治郎海軍〈おおにし・たきじろう〉中将であった。物資が乏しくなる中で阿吽(あうん)の呼吸で生まれた作戦といってよい。決して上から一方的に命じたものではない。「特攻を行えば天皇陛下も戦争を止めろと仰るだろう。この犠牲の歴史が日本を再興するだろう」と大西は語った。祖国を守るための犠牲であったことは疑う余地もない。大西の壮絶な最期については以下のページが詳しい。
・【号泣必至】特攻の生みの親、大西瀧治郎海軍中将の凄絶なる生涯。
DVDのリンクが切れているが、まだ販売されている→『あゝ決戦航空隊』
相花信夫少尉(享年18歳)。特攻隊として出撃死。 pic.twitter.com/UhLlvcxdqV
— 小野不一 (@fuitsuono) 2016, 2月 18
しっかりとした筆跡で継母(けいぼ)への「残した思い」を記している。大きく伸びたお母さんの「ん」の字に涙を禁じ得ない。私は彼らの遺言に対して何かを書こうとする気が起こらない。ただ、「彼らが守ろうとした」祖国で生きることに尽きせぬ感謝を覚える。そして兵器も兵士もなくなった祖国が、国家の未来を担う十代の少年たちに旧式の戦闘機で死ねと命じた事実は忘れまい。
各人が自分の眼で見て、読んで、彼らの思いに触れて判断すればいいだろう。ただしイデオロギーに基づく非難・政治利用はやめるべきだ。本当に日本が嫌いな共産主義者であれば、さっさと中国かロシアに移住すべきだろう。
特攻隊第一号の務めを果たした関行男。 pic.twitter.com/XBq7TYcnB2
— 小野不一 (@fuitsuono) 2014, 11月 21
知覧陸軍飛行場より出撃する陸軍特別攻撃隊第20振武隊の一式戦闘機三型甲「隼」(穴沢利夫少尉搭乗)。見送る知覧町立高等女学校(現鹿児島県立薩南工業高等学校)「なでしこ隊」の女学生達は涙を悟られまいと顔を俯(うつむ)けている。 pic.twitter.com/ApFQczFcyV
— 小野不一 (@fuitsuono) 2016, 2月 17
出撃直前の神風特攻隊。知覧にて。まだ10代の彼らは沖縄目指して飛び立った。 pic.twitter.com/k4ig0GgG4n
— 小野不一 (@fuitsuono) 2015, 11月 26
・「児玉誉士夫小論」林房雄/『獄中獄外 児玉誉士夫日記』児玉誉士夫
ミヒャエル・エンデはスピリチュアリズム
エンデはどうやら特定の思想から自由になることはできなかったようだ。チト残念。 RT @Michael_Ende_jp: 神秘主義はロマン派のものなのです!ロマン派でありながら、同時に、ある意味で神秘主義者でない人なんていません。ロマン的な実証主義者は存在しないのです。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2010, 11月 19
エンデよ、アウトだな。特定の信念が思考を束縛して稚拙に至る。だから観測された事実にも目を覆ってしまうのだ。 RT @Michael_Ende_jp: 思考とは脳の中の電気化学的プロセスに他ならないという考えは、脳の中のどのような電気化学的プロセスが考えたのでしょうか?
— 小野不一 (@fuitsuono) 2010, 11月 19
・貨幣経済が環境を破壊する/『エンデの遺言 「根源からお金を問うこと」』河邑厚徳、グループ現代
2016-02-15
佐藤優、藤田紘一郎
2冊挫折。
『血液型の科学』藤田紘一郎〈ふじた・こういちろう〉(祥伝社新書、2010年)/文章が悪く牽強付会の印象が強い。3/4ほど読み進めたが、それ以上は耐えられず。血液型を決める血液型物質は体中の組織に含まれていて、免疫力の差が生じるとの主張。反証可能性を示すことなく、都合のよい事実を結びつけているようにしか感じられなかった。藤田は2ヶ月に1冊くらいのペースで本を出しているが粗製濫造の誹りを免れない。因みに免疫力の強さはO、B、A、ABの順番とされている。
『日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』佐藤優(小学館、2006年/小学館文庫、2011年)/佐藤優の本を途中で投げ出すのは初めてのこと。情に乏しい。「日本人としての怒り」が全く伝わってこない。小林よしのりの方が人間として信用できる。
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