2017-04-03
ワセリン(大)
1ヶだと974円なのに2ヶだと1274円という不思議な価格。ただし相当でかい。送料を無料とするためには2000円以上買うか、定期おトク便を6ヶ月で申し込むか(買った後でキャンセル可能)、安い本を1冊買えばよい(合計金額が2000円以下でもOK)。合わせ買いはノートやコピー用紙、USBメモリなどの消耗品や食料品などがオススメ。
2017-03-20
目次/『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ
・物語の本質~青木勇気『「物語」とは何であるか』への応答
・『ものぐさ精神分析』岸田秀
・『続 ものぐさ精神分析』岸田秀
・『神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡』ジュリアン・ジェインズ
・『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュ
・『AIは人類を駆逐するのか? 自律(オートノミー)世界の到来』太田裕朗
・読書日記
・目次
・マクロ歴史学
・認知革命~虚構を語り信じる能力
・イスラエル人歴史学者の恐るべき仏教理解
・『ハキリアリ 農業を営む奇跡の生物』バート・ヘルドブラー、エドワード・O・ウィルソン
・『身体感覚で『論語』を読みなおす。 古代中国の文字から』安田登
・『ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき』レイ・カーツワイル
・『Beyond Human 超人類の時代へ 今、医療テクノロジーの最先端で』イブ・ヘロルド
・『遺伝子 親密なる人類史』シッダールタ・ムカジー
・『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』ユヴァル・ノア・ハラリ
・『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』ユヴァル・ノア・ハラリ
・『われわれは仮想世界を生きている AI社会のその先の未来を描く「シミュレーション仮説」』リズワン・バーク
・世界史の教科書
・必読書リストその五
第1部 認知革命
第1章 唯一生き延びた人類種
不真面目な秘密/思考力の代償/調理をする動物/兄弟たちはどうなったか?
第2章 虚構が協力を可能にした
プジョー伝説/ゲノムを迂回する/歴史と生物学
第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし
原初の豊かな社会/口を利く死者の霊/平和か戦争か?/沈黙の帳
第4章 市場最も危険な種
告発のとおり有罪/オオナマケモノの最期/ノアの方舟
第2部 農業革命
第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
贅沢の罠/聖なる介入/革命の犠牲者たち
第6章 神話による社会の拡大
未来に関する懸念/想像上の秩序/真の信奉者たち/脱出不能の監獄
第7章 書記体系の発明
「クシム」という署名/官僚制の脅威/数の言語
第8章 想像上のヒエラルキーと差別
悪循環/アメリカ大陸における清浄/男女間の格差/生物学的な性別と社会的・文化的性別/男性のどこがそれほど優れているのか?/能力/攻撃性/家父長制の遺伝子
第3部 人類の統一
第9章 統一へ向かう世界
歴史は統一に向かって進み続ける/グローバルなビジョン
第10章 最強の征服者、貨幣
物々交換の限界/貝殻とタバコ/貨幣はどのように機能するのか?/金の福音/貨幣の代償
第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン
帝国とは何か?/悪の帝国?/これはお前たちのためなのだ/「彼ら」が「私たち」になるとき/歴史の中の前任と悪人/新しいグローバル帝国
第12章 宗教という超人間的秩序
神々の台頭と人類の地位/偶像崇拝の恩恵/神は一つ/善と悪の戦い/自然の法則/人間の崇拝
第13章 歴史の必然と謎めいた選択
1 後知恵の誤謬/2 盲目のクレイオ
第4部 科学革命
第14章 無知の発見と近代科学の成立
無知な人/科学界の教義/知は力/進歩の理想/ギルガメシュ・プロジェクト/科学を気前良く援助する人々
第15章 科学と帝国の融合
なぜヨーロッパなのか?/征服の精神構造/空白のある地図/宇宙からの侵略/帝国が支援した近代科学
第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
拡大するパイ/コロンブス、投資家を探す/資本の名の下に/自由市場というカルト/資本主義の地獄
第17章 産業の推進力
熱を運動に変換する/エネルギーの大洋/ベルトコンベヤー上の命/ショッピングの時代
第18章 国家と市場経済がもたらした世界平和
近代の時間/家族とコミュニティの崩壊/想像上のコミュニティ/変化し続ける近代社会/現代の平和/帝国の撤退/原子の平和
第19章 文明は人間を幸福にしたのか
幸福度を測る/化学から見た幸福/人生の意義/汝自身を知れ
第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ
マウスとヒトの合成/ネアンデルタール人の復活/バイオニック生命体/別の生命/特異点(シンギュラリティ)/フランケンシュタインの予言
あとがき――神になった動物
【『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』(上下)ユヴァル・ノア・ハラリ:柴田裕之〈しばた・やすし〉訳(河出書房新社、2016年)】
2016年に読んだ本第1位である。ユヴァル・ノア・ハラリはイスラエルの歴史学者。まあ凄いのが出てきたもんだ。しかもまだ41歳という若さ。
今、入力し終えてから気づいたのだが目次はamazonにも掲載されていた。大失敗。当ブログに目次を書くのは飽くまでも自分用で、調べ物があった際の手掛かりとして残すのが目的である。頭の中の空いた抽斗(ひきだし)がかなり少なくなっているため。
ま、村上春樹の新作なんぞどうでもいいから本書を読むこった。
・高砂族にはフィクションという概念がなかった/『台湾高砂族の音楽』黒沢隆朝
・『カミの人類学 不思議の場所をめぐって』岩田慶治
2017-03-19
正しいキレ方/『恋ノチカラ』相沢友子脚本
・正しいキレ方
・輪廻する缶コーヒー
読む量が増えてくると、どうしてもつまらない本と出会う確率が高まる。読書日記すら書く気が起こらない。特に最近は慰安婦捏造・沖縄米軍基地・メディアの欺瞞に関する本を読んでいて、これがまた玉石混淆という有り様。少々うんざりしていたところで、このドラマを見たのが運の尽きであった。
『恋ノチカラ』は2002年に放映されたのだが私は再放送を見ている。私は10代後半から殆どテレビを見ていないのだがなぜか見ている。いやあたまげたね。こんなに面白かったとは。ラブコメディなんだが、昔読んだ『いろはにこんぺいと』(くらもちふさこ作)を思い出した。思わず立て続けに2回見てしまった。こんなことは『アメリ』以来である。
私の中では『王様のレストラン』『こんな恋のはなし』を抑えて堂々1位のドラマである。
脚本にちりばめられた科白(せりふ)もさることながら、深津絵里の演技が全てであると言い切ってよい。深津と比べればあとは全部大根役者だ。少女漫画から抜け出してきたようなファッションもグッド。ご飯のこぼし方から口の周りがクリームまみれになるところまで完璧な演技を貫く。
特に「ワンワン」「美味い~」「女捨ててますから」「がっかりした!」という場面が忘れ難い。そしてラストに至るまで見事に三枚目の女性を演じ切る。
何の取り柄もない30代の平凡な女性がほぼ毎回感情を爆発させてキレる。本宮籐子(深津)の怒りには邪悪な性質がない。相手を真っ直ぐに信頼しストレートな言葉を放つ。そこには計算の翳(かげ)りもない。正しいキレ方が男たちに初志を思い出させる。ラストのどんでん返しはストーリーとしては安易すぎる。そして異様に長い科白が目立つ。それでも尚、深津の演技がドラマ全体を牽引する。「愛すべきそそっかしい女」というのは一昔前のステレオタイプかもしれないが、やはり「女は愛嬌」である。明るくなければよき母になることも難しいだろう。
YouTubeの動画は音飛びだらけなのだが、3~4種類の動画がアップされているので横断しながら見るとよい。
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