2011-12-04

Google Chrome フォントサイズの変更方法


 Google Chromeを使うようになってから最初に困ったのは、ブログ編集画面でフォントサイズが小さくなってしまったことだった。あちこち調べて何とか解決した。ただし、それでもCtrl++を多用してきた。再度、設定を変えたところ上手くいった。facebookのフォントも大きく表示できた。以下にその手順を示す。

 まず、Googleのトップページを開く。

Google

 次に検索窓内で右クリック。

f1

 スペルチェックのオプション→言語設定をクリック。

f2

 右上の×ボタンをクリック。左側の何もない部分をクリックでもオッケー。手前の画面を消す。

f3

 高度な設定→フォントをカスタマイズ。

f4

 ここで最小フォントサイズを変更する。私の場合は14に指定。中年オヤジに優しい設定だ。視力が衰えていない若者であれば13でも十分だろう。

2011-12-03

NATO(北大西洋条約機構)設立の経緯


 第二次世界大戦が終わり、東欧を影響圏に置いた共産主義のソビエト連邦との冷戦が激しさを増す中で、イギリスやフランスが主体となり、1949年4月4日締結の北大西洋条約により誕生した。結成当初は、ソビエト連邦を中心とする共産圏(東側諸国)に対抗するための西側陣営の多国間軍事同盟であり、「アメリカを引き込み、ロシアを締め出し、ドイツを抑え込む (Keep the Americans in, the Russians out, and the Germans down) 」(=反共、封じ込め)という初代事務総長ヘイスティングス・イスメイの言葉が象徴するように、ヨーロッパ諸国を長年にわたって悩ませたドイツ問題に対するひとつの回答でもあった。加盟国は集団的安全保障に加えて、域内いずれかの国が攻撃された場合、共同で応戦・参戦する集団的自衛権発動の義務を負っている。

 当初はアメリカなどの一部でドイツの徹底した脱工業化・非ナチ化が構想されていた(モーゲンソー・プランも参照)。また連合軍占領下ではドイツは武装解除され、小規模な国境警備隊や機雷掃海部隊以外の国軍を持つことは許されず、米ソ英仏の4カ国が治安に責任を持っていた。しかし冷戦の開始とともに西ドイツ経済の復興が求められ、主権回復後の1950年には西ドイツの再軍備検討も解禁された。西ドイツは新たな「ドイツ連邦軍」の創設とNATOへの加盟の準備を始めたが、フランスなどはドイツ再軍備とNATO加盟に反対し、欧州防衛共同体構想で対抗した。この構想は1952年に西ドイツを含む西欧各国間で調印されたがド・ゴール主義者たちの反対によりフランス議会で否決され、批准に至らなかった。この結果、フランスもドイツ再軍備を認め、ドイツ連邦軍が1955年11月12日に誕生し、西ドイツはNATOに加盟した。

Wikipedia

「当初はアメリカなどの一部でドイツの徹底した脱工業化・非ナチ化が構想されていた」とある。しかし実態はどうであったか?

アメリカ経済界はファシズムを支持した/『アメリカはなぜヒトラーを必要としたのか』菅原出

 経済は政治体制を無視する。利益こそが重要なのであって政治体制は不問に付される。

 今、世界を牛耳る軍事力は米軍、NATO軍、そしてモサド(技術面&無法性)といってよいだろう。

 そしてユーロ危機が到来した。

欧州復興開発銀行元総裁が口にしたユーロ崩壊のXデーは?
ユーロ問題。「崩壊先送り策」が実施されても一時しのぎだ
ユーロの正念場

 これは、EUから第二次世界大戦以降の枠組みが変わってきていることを示しているのかもしれない。とすると今まで利益を貪ってきた連中が黙って指をくわえているはずもなく、何らかの混乱が起こるはずだ。

ガイトナー米財務長官はバークレイズ銀行のLIBOR(ライボー)不正操作を何故今になってリークしたのか?

スーパーマンのコミック本、史上最高額の1億7000万円で落札


 米俳優のニコラス・ケージさんが所有する1938年のスーパーマンのコミック本「アクション・コミックスNo.1」が30日、ネットオークションを通じて216万ドル(約1億7000万円)で落札された。

 ハリウッドリポーターによると、同コミック本はケージさんが14年前に約15万ドルで購入したもので、2000年1月に一度盗まれたが、今年の4月にケージさんの手元に戻ってきていた。

 入札を開始した11月12日時点では90万ドルだったが、28日には150万ドルを超え、30日の終了5分前には200万ドルに達したという。

 コミックのオークションサイト、コミックコネクトによると、同コミックは他にも100冊ほど存在するとされる。これまでの落札最高価格は150万ドルだった。

CNN 2011-12-02

モサド、CIA、MI6がイラン核研究者殺害に関与


 2011年1月。

ガザ支援船攻撃に関するイスラエル軍の嘘


 2010年5月31日。イスラエル側は正当防衛を主張するが、実際は軍はガザ支援船に接近し、警告なしに船の乗員へ向けて発砲し始めた。


ガザ支援船

偽アルカイダが対イスラム戦争を扇動する


 偽物を創造して本物を叩く。アメリカ製(モサド?MI6?)アルカイダがイスラム教徒の悪魔化に貢献し戦争を扇動する。

80人もの女性をレイプさせて自爆テロに追いやった女、サミラ・ジャサム


 イラクでは数年前、突如としてアメリカ軍に対して女性の自爆テロが増えたことがあった。

 その背景を調べていくと、ひとりの女にたどり着いたのだという。サミラ・ジャサムという51歳の女だった。

 彼女は自爆テロの候補になりそうな女性を見定めると、男たちに女性をレイプさせていたのだという。

 イラクでもレイプされた女性は名誉殺人の対象であり、姦通罪の対象になる。そこでサミラ・ジャサムはレイプされた女性を追い詰め、自爆テロを強要させていたのだという。

 レイプされた女性は逃げ場がない。社会に抹殺されるか、それとも家族に殺されるかである。どうせ死ぬなら死後に崇拝される自爆テロのほうが尊厳が保たれる。

 そうやってサミラ・ジャサムは、80人以上の女性を自爆テロに追いやっていたのである。彼女はイスラム過激派の「アンサール・アル・スンナ」に属していたと言われている。

鈴木傾城〈すずき・けいせい〉】

2011-11-29

「倫理上の罪」で裁かれるアフガン、強姦被害の女性が恩赦訴え


 アフガニスタンで強姦の被害に遭ったうえ、姦通罪に問われ服役している女性がいる。グルナスさん(21)は2009年、彼女のいとこの夫にあたる男から強姦されて妊娠した。

 グルナスさんは当初、姦通罪で禁錮2年の刑が下され、控訴審では禁錮12年が言い渡された。その後最終的に刑期は3年に減刑され、現在は刑務所の中で子どもを育てている。

 アフガニスタンでは、強姦などの被害にあった女性が「倫理上の罪」を犯したとして刑事罰の対象になる場合があり、有罪になれば重い量刑が言い渡される。

 グルナスさんの弁護士は、カルザイ大統領に対して恩赦を求めており、認められれば、同じような境遇の女性を救うための法的な前例になると期待を寄せている。弁護士は「恩赦を勝ち取る自信はある」と語っており、27日にはグルナスさんの即時釈放を求める約5000人分の嘆願書を大統領府に提出した。

ロイター 2011-11-29

「六次の隔たり」がフェイスブック上では5人弱に 世界がさらに小さく


 米交流サイト大手フェイスブックが21日に発表したデータによると、フェイスブックユーザー同士をつなぐために必要になる介在ユーザー数が少なくなっているという。ユーザー間の距離が縮まっていることになる。

 一般的には、地球上の任意の人物2人を間接的に結びつけるには、介在する人が6人程度必要になるとされている。しかし、フェイスブック上ではこの介在者数が計算上4.74であることがわかった。

 フェイスブックのブログでは、「つまり、自分の友人の友人が相手の友人の友人である可能性が高い」と説明している。調査はイタリアのミラノ大学と協力して実施したという。

 調査によるとフェイスブックユーザーの99.6%は5人以下のユーザーを介すればつながりを持つことができ、さらに92%については介在者数は4人だった。2008年に調査を実施した際、任意のユーザー間をつなぐのに必要な介在者数は5.28人だったが、今回の調査では4.74人になったという。

【CNN 2011-11-29】

複雑な世界、単純な法則  ネットワーク科学の最前線新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解くスモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫 ク 2-1)

『複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線』マーク・ブキャナン
『新ネットワーク思考 世界のしくみを読み解く』アルバート=ラズロ・バラバシ
『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』(旧題『ティッピング・ポイント』)マルコム・グラッドウェル

クインシー・ジョーンズ Tomorrow / Bokra Official Video


アラブのためのチャリティー・ソング、ネット上で大ヒット

 米音楽界の大物プロデューサー、クインシー・ジョーンズ氏を先頭に、アラブ世界のアーティストらが協力して録音したチャリティー・ソングが、インターネット上で世界的な大ヒットとなっている。

 歌の題名は、英語とアラビア語で「明日」を意味する「トゥモロー/ボクラ」。動画共有サイト「ユーチューブ」に今月登場したビデオは、再生回数が200万回を超えた。アルバムは先週発売された。

「みんなが魂を込めたプロジェクトだ」と、ジョーンズは語る。ジョーンズの同名の歌に、イラク人シンガーソング・ライター、カディム・アル・サヘル氏が手を加え、レバノン人歌手のマジダ・アル・ルーミー氏がアラビア語の歌詞を書いた。セネガル、チュニジア、モロッコなどからも、計24人のアーティストが無償で参加している。

 ユーチューブの広告収入、企業や個人からの寄付、アルバム販売やオンライン配信の収益はすべて、レバノンの芸術文化財団や世界食糧計画(WFP)を通じて中東の子どもたちのために使われるという。

 製作は、ジョーンズ氏とアラブ首長国連邦の実業家、バドル・ジャファル氏が1年前に共同で設立した共同ベンチャーのグローバル・ガンボ・グループ。ジャファル氏は石油、ガスなどの投資で知られているが、米俳優ケビン・スペイシー氏と共同で「中東シアター・カンパニー」を立ち上げるなど、文化事業にも強い関心を示してきた。「娯楽ビジネスには、他のどんな分野よりも人の心を動かす力がある」と話す。

 ジャファル氏によれば、寄付金はすでに300万ドル(約2億3000万円)を超えた。ハイチ大地震の被災者支援のため、ジョーンズ氏らが中心となって再録した「ウィー・アー・ザ・ワールド」では500万ドルの資金が集まったが、それをしのぐ勢いだと、同氏は語る。トゥモローも今回の録音に続く新たなバージョンが計画されており、英歌手ポール・マッカートニー氏らが名乗りを上げているという。

 チャリティー・ソングの製作中に民主化運動「アラブの春」を迎えたことについて、ジョーンズ氏は「偶然と呼ばれることも神の意思だと信じている」と話した。

CNN 2011-11-29



イラン大統領 米国の画策を哀れむ


 2010年8月。

パレスチナ漁船を銃撃するイスラエル軍

イスラエルは一般市民に対して化学兵器を使用


 2008年。イスラエルは邪悪な国家だ。

少年時代の小泉三申/『出世を急がぬ男たち』小島直記


 小泉三申〈こいずみ・さんしん=小泉策太郎〉は、小学校を卒業しても、進学は許されなかった。村には漢学塾があったが、一ヶ月十銭の謝礼がはらえない。他家の子守にやとわれた三申は、子供を背中におぶさったまま塾の庭に立ち、もれ聞こえる講義の声を聞いて自分の血肉とした。

【『出世を急がぬ男たち』小島直記〈こじま・なおき〉(新潮社、1981年/新潮文庫、1984年)】

 貧しい国々の子供たちは皆一様に学びたがっている。日本では見られない光景だ。とすると、子供たちの学ぶ意欲を誰かが殺してしまったのだろう。小中学校は教育という名目を掲げたプレス工場と化している。

出世を急がぬ男たち

2011-11-28

石油にまつわる陰謀


 2006年。フランス人ジャーナリスト、エリック・ローラン著『石油の隠された貌』に関する説明。



石油の隠された貌ブッシュの「聖戦」―宗教、ビジネス、闇のネットワーク終りなき狂牛病―フランスからの警鐘湾岸戦争―隠された真実

アメリカの強力イスラエルロビー AIPAC


 金の力で議会を操る政治圧力団体AIPAC(American Israel Public Affairs Committee)がアメリカ中近東政策を指図している。


AIPAC

「狂った帝国主義 殺戮の歴史」ウゴ・チャベス


 私はこの動画を見て、チャベス大統領に一目惚れした。



覇権か、生存か ―アメリカの世界戦略と人類の未来 (集英社新書)

橋下徹批判と民主主義に関する覚え書き


 橋下批判がかまびすしいが、私はテレビ・新聞を読まないため判断材料が殆どない。個人的には好感を抱いている。橋下当選に関して「大阪市民は愚かだ」と言うだけでは議論にならない。

 今、橋下批判をしている人々は過去の大阪府政や大阪市政についてどう考えているのだろう? 私は官僚のソフトファシズムよりは、首長のわかりやすい独裁の方がいいと思う。

 民主主義は非常に面倒で時間を必要とする手続きである。メディア中心となりがちな選挙戦にあっては知名度に左右されることも決して珍しくはない。選挙民の判断材料が限られているという問題も常について回る。

 私は民主主義を信じていないし、あまり期待もしていない。アメリカは民主主義の宗主国であるが、政府やメディアによって情報がコントロールされている。戦争を行う場合は、必ず参戦ムードを高揚させる事件を自分たちで起こす。9.11テロもその一つだ。

 なぜ民主主義を信じないか? それは民主主義が機能する社会は戦争に敗れるためだ。アメリカ先住民を見よ。彼らこそ完璧な民主主義者であった。

 果たして実際に民主的な運営が行われている組織や集団が存在するだろうか? 私は半世紀近く生きてきたが、いまだに見たことがない。

 もう一点。民主主義が機能しにくいのは、資本主義の方が強いからだ。皆、何らかの損得で投票してしまう。

 日本国民全員が支持政党を変更したら、民主主義を信じてやってもいいよ(笑)。

パキスタンで数千人がNATO抗議、「応戦中に誤爆」の見方も


 北大西洋条約機構(NATO)軍のヘリコプターによる誤爆とみられる攻撃でパキスタン軍兵士24人が死亡したことを受け、同国内では27日、駐留軍や米国への激しい抗議活動が行われた。

 カラチの米領事館周辺では数千人が集まり、「米国を倒せ」などと叫びながら攻撃に抗議。デモに参加した主婦は、「政府は直ちに米国との関係を断つべきだ」と憤りを表した。

 NATO側は、今回の事件について「悲劇的な、意図せぬ出来事」とし、調査を継続していると説明。一方で、匿名の西側当局者とアフガニスタンの治安関係者は、事件発生時にNATO軍がパキスタン側からの攻撃に応戦していたと明らかにした。現場周辺は味方と敵の判別が困難な厳しい地形で、NATO軍の反撃が誤爆につながった可能性もある。

 こうした中、ワシントンの米当局者は「われわれの目標は、あらゆる当事者が信頼を構築していくやり方で、調査を行うことだ」と語り、パキスタン側の反発に配慮する考えを示した。

ロイター 2011-11-27

 欧米諸国で誤爆が起こる可能性は100%ない。

2011-11-27

イスラエル超正統派ユダヤ教が強制する男女隔離バス

超正統派ユダヤ教ラビがシオニズムを非難


 2004年11月。ナートーレー=カルターの代表がパリのデュードネの劇場で記者会見を行った。

「アメリカ合衆国政府は人類の悲劇を利用してハイチを軍事的に占領」ウゴ・チャベス


「ベネズエラの国防大臣はCIAの人間だった」。

バーナード・マドフとユダヤ投機資本


 2009年放送。リーマン・ブラザーズは10年の間にアメリカから100億ドル……ではなく、250億ドルをイスラエルに送っていた。

赤と黒


 赤と黒の世界に落魄(らくはく)が漂う。赤は生、黒は死。錆(さ)びかかった太いパイプは老と病を示すかのようだ。諸行無常は生老病死のリズムを奏でる。誰人もそのリズムに逆らえない。問われるのは生きざまの美醜であろう。

Luzes e cenografia / Back2Black

ゲリラとテロ


 暴力によらないゲリラ戦やテロ攻撃は可能か?

中国左派学者講演会で質問攻めに遭い、失態


 中国の若き勇者に心から拍手を捧げる。

2011-11-26

平和の象徴オリーブの木をイスラエルが破壊する


 泣き叫ぶ母親の姿を見よ。イスラエルは人類史上最悪の国家だ。

ハイチに捧げる演説「資本主義が貧困を作る」ウゴ・チャベス大統領


 2010年1月16日。ベネズエラ大統領は、毎年恒例の国民に向けた演説の一部をハイチに捧げた。


 胸を打つ演説だ。

イスラエル軍によるガザ支援船攻撃 2010年5月31日


ガザ支援船

イスラエル軍クラスター爆弾濫用 手足を失うレバノンの人々


 2006年、イスラエルはヒズボラとの戦争において大量のクラスター爆弾を投下し、その子弾は地雷の形でレバノン南部の土地に残されて住民の間に多くの犠牲者を出した。20­09年ラジオカナダ放送。


クラスター禁止:「骨抜き」案 大量保有国が一斉に賛成

宗教的正義の勘違い

単なる思考の停止、あるいは頑迷、もしくは不勉強、世間知らず、寛容の欠如、思考様式の形骸化、内発的なモラルの脆弱さを、「宗教性に基づく正義」だと勘違いしている人間が多すぎやしないか。
Dec 09 10 via ついっぷる/twippleFavoriteRetweetReply

ソロモン神殿再建を推進する人々  イスラエル





ドレの旧約聖書旧約聖書 (図解雑学)

ブッダの凄さ


 ブッダの凄さは、一切を相対化した上で相対化をも相対化したことである。アインシュタインが一般相対性理論を発表したのは2300年後であった。これ以降を末法と考えればよいと思う。そして相対化された世界観は分断されたものではなかった。縁起という関係性・依存性で結ばれていた。

クラスター禁止:「骨抜き」案 大量保有国が一斉に賛成


 クラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)に対抗する規制の緩い「骨抜き」条約案を討議しているジュネーブでの軍縮会議は25日、最終日を迎えた。24日には条約案に難色を示していた米露中、イスラエル、インドなど大量保有国が一斉に条約案賛成を表明。「合意できなければ大量保有国への規制ができなくなる」とオスロ条約を支持する国に圧力をかけており、条約案採択に向けての綱引きが続いている。

 24日の「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)締約国会議」では、不発率の低い爆弾の使用を容認する条約案について米露中、イスラエル、インドなどがそろって支持を表明した。23日までの協議では条約案の修正を求めていたが、現行案をのむよう態度を変更。条約案合意に失敗すれば「人道的被害をなくす好機を失う」(米代表団)などとオスロ条約支持派をけん制した。これらの国はオスロ条約には非加盟で、クラスター爆弾の8~9割を持つ。

 これに対して、ノルウェーやオーストリアなどオスロ条約締結を主導した国は強く反発。条約案が「クラスター爆弾を正当化する」と批判し、条約案採択に必要な「全会一致は得られていない」と抵抗している。

 しかし、ドイツやベルギーなど両派の妥協を求める国もあり、米露中などがさらに譲歩してきた場合、オスロ条約支持派は態度変更を迫られる可能性もある。会議筋は「何が起こるか予想できない」としている。

【毎日jp 2011-11-25】

イスラエル軍クラスター爆弾濫用 手足を失うレバノンの人々

2011-11-24

中共によるウイグル人無差別逮捕の光景


 ウイグル人が虫けらのように扱われている。中国当局はイスラエル軍といい勝負だ。中東諸国はウイグルを支援しないのか? ウイグルに若きカストロプーランはいないのか?

飛び立つカラス


 飛ぶ。自分の力で。

Fright

男前のカラス

2011-11-23

イスラエル警察による暴力的なデモ鎮圧 2011年5月13日


 パレスチナのナビ・サレ村で平和的にデモを行うパレスチナ人と外国人活動家に対するイスラエル警察隊の対応。


 イスラエル軍はやりたい放題である。中東諸国はパレスチナに武器を送るべきだ。本気でそう思う。イスラエルは世界の癌だ。

グレッグ・ルッカにハズレなし/『暗殺者(キラー)』グレッグ・ルッカ

『守護者(キーパー)』グレッグ・ルッカ
『奪回者』グレッグ・ルッカ
『耽溺者(ジャンキー)』グレッグ・ルッカ

 ・グレッグ・ルッカにハズレなし

『逸脱者』グレッグ・ルッカ
『哀国者』グレッグ・ルッカ

 グレッグ・ルッカ作品はハズレがない。今のところは。読み終わると本の厚みに驚く。「一気に読んでしまった」という爽快感と、「それほど内容があったとも思えないが」というものと。私の中でグレッグ・ルッカは5番打者と6番打者の間に位置する。

 今回ガードする要人は煙草メーカーの裁判を左右する重要な証人である。彼は健康被害の証拠を握っていた。巨大企業vs告発者という構図と共に、警備保障会社(ナタリーの父親)vsフリーランス(アティカス・コディアック)という二重構造となっている。

 前作で別れたブリジット・モーガンは登場しない。その穴をエリカが埋めている。

「あの人は逆らわれるのが嫌いなのよ」
「たぶんあの御仁には、そういうことがもっと頻繁に起こるべきだ」

【『暗殺者(キラー)』グレッグ・ルッカ:古沢嘉通〈ふるさわ・よしみち〉(講談社文庫、2002年)以下同】

 今回の依頼はナタリーの父親からの依頼だった。で、チームにはナタリーも加わった。ま、これだけで展開は読める。ナタリーとの気まずいやり取り。そして心はブリジットを思い、さ迷う。私の好みではないが、ネオ・ハードボイルドの流れを汲んでいるのだろう。

「10人のうちのどいつだ?」
「男の名は未詳――ジョン・ドウ(身元不明人)というのが仮の名だ」

 暗殺者は世界ランキングでトップ10に入る凄腕だった。凄すぎて漫画みたいだ(笑)。リアリティを欠いている。こういうところが、まだまだ甘い。

 わたしはボトルを見つめ、その気になれば自分がいかにひねくれた小心者になれるか垣間(かいま)見て、身が縮む思いがした。

 これぞアティカス・コディアックという科白(せりふ)だ。アルバート・サムスンを若くしたような印象もある。

『A型の女』マイクル・Z・リューイン:石田善彦訳

 前作で戦ったSAS(英国陸軍特殊空挺部隊)の隊員も出てくるので、やはりシリーズ物は順番で読んだ方が楽しめる。

 両手が痛くなり、自分が拳をかたく握りしめていたことに気づいた。もし炭でも握っていたら、いまごろダイヤモンドに変わっていたにちがいない。

 傷心の男が次々と襲いかかる難関を乗り越えてゆく様が心地いい。プロットの粗雑さを声高には言うまい。ただエンタテイメントを楽しめばいい。若きグレッグ・ルッカへの期待は大きい。

暗殺者 (講談社文庫)

米英加がイランに新たな経済制裁 マネーロンダリング懸念


 オバマ米政権は21日、イランに対する新たな経済制裁措置を発表した。クリントン米国務長官は会見で、今回制裁の対象となったのはイランの石油化学、原油、ガス産業としたうえで、イランに「マネーロンダリング(資金洗浄)に関わっているとの懸念がある」と指摘した。また、今回の追加制裁に英国とカナダが同調している点について「こうした措置がイランと同国の資金源や違法な活動に対する圧力を高める」と述べた。

 これに先だって英財務省は同日、国内金融機関に対し、イランの金融機関との取引を行わないよう求めている。英国がイランに対してこうした措置をとるのは初めて。カナダもイラン政府とのほぼすべての金融取引を禁止するなどの措置を発表した。

 仏サルコジ大統領は同日、欧州連合(EU)とその加盟国、米国、日本、カナダなどの国々に対し、イラン中央銀行の資産凍結などを呼びかけていた。EU外交筋によれば、EUは来週米国と同様の制裁を決定する見込み。しかし、フランスはさらに踏み込んだ内容の制裁にしたい意向だという。

 米政策サイドは当初イラン中央銀行に対する制裁を検討していたが、原油市場への影響を考慮して今回の制裁内容に落ち着いた経緯がある。また、民間企業に対しイランとの取引を禁止する措置がすでに発動されていたが、この経済制裁の実効性を問う声も議会から上がっていた。クリントン国務長官は「イランに対する制裁は今回の措置で終わるわけではない。さらに積極的な措置を今後も検討する」と述べた。

 イランの核開発をめぐってはIAEA(国際原子力機関)が18日に「イランの核プログラムに関する未解決の問題に対して深刻な懸念があり、かつ懸念は増大している」とする決議を発表している。

CNN 2011-11-22

 制裁を加えるのは常に欧米諸国である。キリスト教の思い上がり(神の代理)につける薬はない。

サルコジ

マフムード・アフマディーネジャード、イラン大統領、列強を弾劾する国連演説


 第63回国連総会にて(2008年9月24日)。大国の傲慢と道徳性欠如を非難し、正義に基づいた安全保障理事会の必要を説く。マフムード・アフマディーネジャード、イラン­イスラム共和国大統領。




マフムード・アフマディーネジャード

人類の三大疾病


 人類の三大疾病は国家主義、民族主義、宗派主義の三つである。

2011-11-22

エシュロン 秘密の通信傍受システム







日本のインテリジェンス機関 (文春新書)戦争の常識 (文春新書)

ブルース・リー「あらゆるところに存在する真実を即座に直覚」


 ブルース・リーはクリシュナムルティの著作を読んでいた。


Bruce Lee 2

截拳道(ジークンドー)への道

ウゴ・チャベス、ベネズエラ大統領「イスラエルに呪いあれ」


 ガザ人道支援船襲撃を批判するベネズエラ大統領の演説。私はこの動画を見てチャベス大統領の熱烈なファンになってしまった。実にチャーミングな人物である。西側メディアはもっとウゴ・チャベスやマフムード・アフマディーネジャード(イラン大統領)をテレビに映すべきだ。



ベネズエラ革命―ウーゴ・チャベス大統領の戦い ウーゴ・チャベス演説集チャベス―ラテンアメリカは世界を変える!反米大陸―中南米がアメリカにつきつけるNO! (集英社新書 420D)

「名を正す」/『思想革命 儒学・道学・ゲーテ・天台・日蓮』湯浅勲


 湛然〈たんねん=妙楽大師〉が「礼楽(れいがく)前(さ)きに駆(は)せて真道(しんどう)後(のち)に啓(ひら)く」と『止観輔行伝弘決』(しかんぶぎょうでんぐけつ)に書いている。

 簡単にいえば、礼節や音楽が先に広まってから後に正しい哲学が花開くといった意味だ。礼楽を重んじるのは儒家の教えである。仏教はインドから中国に広まった。人や物の交流から文化も伝わったことだろう。武ではなく文をもって化するのは、今風の言葉でいえばソフトパワーということになろう。

孔子
(孔子)

 中国には「名を正す」という思想があった。

 管子は「名を正す」と言い、孔子は「名を正す」と言った。また、『荀子』やわが国の山県大弐の『柳子新論』には正名篇がある。
 古来、中国においては修身・治国・平天下の根本思想として、この「名を正す」という考えがあった。「名を正す」ということは、君子たるものが必ず先ずやらなければならない最重要課題であったのである。このことをよく表わしている孔子と子路の有名な会話が『論語』にある。知っている人も多いと思うが、確認の意味でその会話を引用してみたい。

 子路(しろ)曰(いわ)く、衛君(えいくん)、子(し)を待ちて政(まつりごと)を為(な)さば、子(し)将(まさ)に奚(なに)をか先にせんとすと。子(し)曰(いわ)く、必ずや名を正さんかと。子路曰く、是れ有るかな、子(し)の迂(う)なるや。奚(なん)ぞ其(そ)れ正さんと。子曰く、野(や)なるかな由(いう)や。君子は其の知らざる所に於て、蓋(けだ)し闕如(けつじょ)す。名正しからざれば、則(すなわ)ち言(げん)順(したが)はず。言順はざれば、則ち事(こと)成らず。事成らざれば、則ち礼楽(れいがく)興(おこ)らず。礼楽興らざれば、則ち刑罰中(あた)らず。刑罰中らざれば、則ち民手足(しゅそく)を措(お)く所無し。故に君子之を名づくれば、必ず言ふ可(べ)くす。之を言へば必ず行ふ可くす。君子其の言に於て、苟(いやし)くもする所無きのみと。

【現代語訳】子路がたずねた。「今もし衛の君が先生をお招きして国政をまかされることでもありましたならば、先生は何から先に手をつけられますか」と。孔子が答えた。「必ずや名を正そう」と。子路が言った、「なんとまあ先生は悠長なことをおっしゃるのでしょう。この戦乱の世の中でそんなまだるっこいことをやっておられましょうか」。孔子が言った、「何というがさつ者だ、由よ。君子というものは、自分の知らないことについては黙っておくものだ。名を正すということの真義をお前は知っているのか。そもそも、名称が正しくなければ、名称とそれがさし示す実物とが一致しないから、人の言葉が順当に理解されることも行われることもない。言葉が順当に理解されることがなければ、何事においても成就しない。物事が混乱し何事においても成就されることがなければ、人々の間に秩序と調和を致すところの礼楽は盛んになることがない。礼楽が行われなければ刑罰が中正に行われることがない。刑罰が中正を欠くと、人々は安心して手足を措くところもなくなってしまう。社会の混乱はこの名称と実物とが一致しないことに起因するのである。ゆえに、君子たるものは物事に対して名づけたからには必ず言葉をもって言うようにし、言葉をもって言うからいは、必ずそれを実行するようにしなくてはならない。君子たるものはものを言うに当たっては軽々しくしてはならない」と。
【『思想革命 儒学・道学・ゲーテ・天台・日蓮』湯浅勲(海鳥社、2003年)以下同】

 社会が混乱する様相を「風が吹けば桶屋が儲かる」式に説明している。その原因が「名と実との不一致にある」という指摘が鋭く突き刺さる。

 専門用語、業界用語、カタカナ語、流行り言葉、若者言葉、ネット用語などが社会の断絶を生んでいると考えてよさそうだ。

 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)なんてえのあ、どう考えても陰謀の臭いがするよ。本来であれば「関税撤廃協定」で構わないはずだ。

孔子
(孔子)

 国会中継を見るがいい。何を言っているのか、さっぱりわからない(笑)。「善処します」「前向きに検討します」あたりから言葉は煙幕と化した。政治的な思惑で言葉を糊塗しているだけの世界だ。「自衛隊は軍隊に非ず」なんてのも同様だ。

(※『荀子』を引用し)すなわち、実物(実際の対象)に従って名称を制定する、これが基準であるというのである。簡単に言うならば、名実を一致させること、これが名称を制定するに際しての基準であるということであろう。

 バブルが崩壊してから、国民の利益と政治家&官僚の利益が目立って一致しなくなったように思う。失われた10年を経た後は企業の利益すら一致しなくなった。企業はひたすら安い労働力を求めた。アメリカからの指示で省庁を再編し(大蔵省解体が目的だった)、規制緩和をした成果は終身雇用が破壊されただけという有り様だった。

 教育においても名実は不一致だ。小田嶋隆がよくいう「個性重視の教育」がその典型だろう。

「個性重視の教育」に対する異議

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 しかしながら、なぜ、名を「正す」必要があるのであろうか。それは名が乱れているがゆえである。つまり、名称とそれが指し示す実物との間に差異が生じ、混乱が起きてくるがゆえに、名を正す必要が生じてくるのである。

 一つ疑問がある。「子路」〈しろ〉の文脈では「名称」と読めるが、これが「顔淵」〈がんえん〉では「名分」となっている。

顔淵第十二 299:論語に学ぶ会

 厳密にいえば孔子の教えは倫理や道徳であって宗教ではない。政治と治世が根本となっているため、官僚制度を大前提とした論理であることは否めない。ただし国家の枠組みが定かでない時代において、孔子の果たした役割は大きい。孔子なくして日本の律令制も存在し得ない。

律令官制の沿革

 孔子が目指したのは社会秩序であった。国家といっても一人ひとりの集まったものである。であるならば、人と人との関係性が重要になる。身長216cm(チェ・ホンマンとほぼ同じ)の天才が説いたのは社会哲学であった。

孔子像
(孔子)

 振り出しに戻ろう。孔子は作詞家でもあった。もちろん自ら楽器の演奏も行った。現代においては一見すると「楽」が盛んな印象もあるが、多くの人々は「聴く側」へと追いやられ、消費としての「楽」しか見当たらない。歌ですらそうだ。カラオケなしで友人同士や近隣の人たちが歌を歌うことはまずない。

 色々考えると、文明の発達にあぐらをかいて調子に乗ってきたけど、案外「貧しい生活」をさせられていることに気づく。

 礼節においては何をか言わんやである。アメリカが世界中で礼節を踏みつけている。

 今日からは世界を少しでもよくするために、正しい言葉遣いを心掛けてゆきたい。

 宮城谷昌光の作品を読むと、「名を正す」意味が何となく理解できる。

 読書日記にも書いたが、最終章で日蓮と創価学会のプロパガンダ本であることが判明する。個人的には5250円(定価)の詐欺だと思う。著者と出版社の見識を大いに疑う。



世界の楽器
製薬会社による病気喧伝(疾患喧伝)/『クレイジー・ライク・アメリカ 心の病はいかに輸出されたか』イーサン・ウォッターズ
名づけることから幻想が始まる/『タオを生きる あるがままを受け入れる81の言葉』バイロン・ケイティ、スティーヴン・ミッチェル