バングラデシュの首都ダッカで撮影された写真だ。バッテリーの解体処理で煤(すす)まみれとなっている。それでも尚、人間が笑えることに驚嘆した。嘘のない美しい表情だ。きっと嘘すら許されない苛酷な世界なのだろう。生きてゆくために、我が身の健康を阻害しながら働く人々がいる。それを強いるのは誰か? 巨悪は大きすぎて見えにくい。彼女たちの微笑みに癒され、そして私は怒り狂う。
・人生の逆境を跳ね返し、泣きながら全力疾走する乙女/『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』山口絵理子
(※アフォリズムの)意表をついて、ズブリと短刀を刺しこんでくる言葉のスリル、通説をズドンとひっくりかえす言葉の回転ワザに他愛もなく快感を覚えていた。しかし、2~3年で、すぐに倦きてしまった。「寸鉄人を刺す」青白い刃のような言葉も、すこし落ち着いて眺めると、いくらでも、その逆なことを言えることに気づいたからだ。
こうなると、警句の逐一が、やたら、もっともらしく偉ぶっているように見えてきて、もう駄目なのである。
【『本の読み方 墓場の書斎に閉じこもる』草森紳一〈くさもり・しんいち〉(河出書房新社、2009年)】
現代の若い学生たちは電気によって構造化された世界で成人する。それは車輪の世界でなく電気回路の世界である。断片の世界でなく統合パターンの世界である。現代の学生たちは神話と深層の世界に生きている。しかしながら、学校では分類された情報にもとづいて組織された状況に出会うのである。
【『メディア論 人間の拡張の諸相』マーシャル・マクルーハン:栗原裕〈くりはら・ゆたか〉、河本仲聖〈こうもと・なかきよ〉訳(みすず書房、1987年)以下同】
「メディアはメッセージである」というのは、電子工学の時代を考えると、完全に新しい環境が生み出されたということを意味している。
機械は自然を芸術形式に変えた。はじめて人間は自然を審美的および精神的価値の源泉として見るようになった。
現代は不安の時代である。電気の内爆発のために、いかなる「視点」とも無関係に関与と参与を強いられるからだ。
人間の結合と行動の尺度と形態を形成し、統制するのがメディアに他ならないからである。
印刷は16世紀になると個人主義と国家主義を生み出した。
電気の速度に特徴的な瞬間性と拡散性とが課せられている。けれども、果てしなく平面が交叉する同心円というのは、洞察に必要なものだ。
電気の技術が最初に生み出したものは不安であった。いま、それは倦怠を生み出しているように見える。
米政府機関(CIAとJSOC)がイエメンでの無人機攻撃を拡大、今年すでに200人、過去8日間で29人を殺害。民間人10人が巻き添えで殺害。 goo.gl/iGwLh 「優しいアメリカ」を約束するオバマがドンドン戦線を拡大中。
— deepthroatさん (@gloomynews) 9月 6, 2012
生産性のない人間を養うことに国家財政を投入することに懸念がある、などと述べる徒輩はいう。人間は何をいつ生産したのか?社会という遊びが通用する範囲内で生産しているように見せかけているだけで、その外に広がる空気も水もいまだかつて人が生産したためしがない。
— 尹雄大さん (@nonsavoir) 9月 6, 2012
2対1という構図は、チンパンジーの権力闘争を多彩なものにすると同時に、危険なものにもしている。ここで鍵を握るのは同盟だ。チンパンジー社会では、一頭のオスが単独支配することはまずない。あったとしても、すぐに集団ぐるみで引きずりおろされるから、長続きはしない。チンパンジーは同盟関係をつくるのがとても巧みなので、自分の地位を強化するだけでなく、集団に受けいれてもらうためにも、リーダーは同盟者を必要とする。トップに立つ者は、支配者としての力を誇示しつつも、支援者を満足させ、大がかりな反抗を未然に防がなくてはならない。どこかで聞いたような話だが、それもそのはず人間の政治もまったく同じである。
【『あなたのなかのサル 霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源』フランス・ドゥ・ヴァール:藤井留美訳(早川書房、2005年)以下同】
下の階層に属する者が、力を合わせて砂に線を引いた。それを無断で踏みこえる者は、たとえ上の階層でも強烈な反撃にあうのだ。憲法なるもののはじまりは、ここにあるのではないだろうか。今日の憲法は、厳密に抽象化された概念が並んでいて、人間どうしが顔を突きあわせる現実の状況にすぐ当てはめることはできない。類人猿の社会ならなおさらだ。それでも、たとえばアメリカ合衆国憲法は、イギリス支配への抵抗から誕生した。「われら合衆国の人民は……」ではじまる格調高い前文は、大衆の声を代弁している。この憲法のもとになったのが、1215年の大憲章(マグナ・カルタ)である。イギリス貴族が国王ジョンに対し、行きすぎた専有を改めなければ、反乱を起こし、圧政者の生命を奪うと脅して承認させたものだ。これは、高圧的なアルファオスへの集団抵抗にほかならない。
民主主義は積極的なプロセスだ。不平等を解消するには働きかけが必要である。人間にとても近い2種類の親戚のうち、支配志向と攻撃性が強いチンパンジーのほうが、突きつめれば民主主義的な傾向を持っているのは、おかしなことではない。なぜなら人類の歴史を振りかえればわかるように、民主主義は暴力から生まれたものだからだ。いまだかつて、「自由・平等・博愛」が何の苦労もなく手に入った例はない。かならず権力者と闘ってもぎとらなくてはならなかった。ただ皮肉なのは、もし人間に階級がなければ、民主主義をここまで発達させることはできなかったし、不平等を打ちやぶるための連帯も実現しなかったということだ。
RocketNews24:愛情も生き方も言葉でなく行動で示す! 女の子の服を着たがる息子のために父親がとった行動を世界が絶賛 rocketnews24.com/2012/09/03/244…
— 田亀源五郎さん (@tagagen) 9月 3, 2012
いや、これ面白い。ある中学校のクラスでシャーペンの芯が通貨になった話 。トランプの賭け代として使われ始めたシャーペンの芯が、いつしか他の様々なものと交換可能な通貨となり、債権や偽造問題、銀行システムなどが自然発生していく過程。vippers.jp/archives/65772…
— ジロウさん (@jiro6663) 9月 1, 2012
【日本の税収】は、消費税を3%から5%に上げた平成9年以降、減収の一途。消費税UPで経済が収縮し、法人税収・所得税収が減少し、総税収は減少。「消費税率を上げても増収しない事は、歴史が証明している」 twitter.com/show_you_all/s…
— 笹田 惣介さん (@show_you_all) 5月 3, 2012
言葉や演技で笑いが取れない場合、番組企画は「公開処刑」か「ドッキリ」に行き着く。いずれも「パニックに陥った人間が見せる滑稽な仕草」を笑うだけの、ひとっかけらの創造性もない笑いだが、打率は高い。小学生から老人まで、教養のある無しにかかわらず、全員が笑えるから。
— 小田嶋 隆さん (@tako_ashi) 9月 1, 2012
対テロ捜査で拘束されたアフガン人とイラク人が、CIAの尋問中に死亡した事件について、米司法省はCIA尋問官の起訴を見送り捜査の打ち切りを発表。 goo.gl/RhmYG 事実上CIAによる容疑者殺害を容認する重大な決定。
— deepthroatさん (@gloomynews) 8月 31, 2012
(続き)2002年、アフガンのCIA秘密収容所に拘束されたグル・ラーマン容疑者はCIA尋問官に水を掛けられ真冬の独房に放置、凍死させられた。2003年、イラクのバグダッドで拘束されたマーデル・アル=ジャマディ容疑者はアブグレイブ刑務所でCIAの尋問中に急死。
— deepthroatさん (@gloomynews) 8月 31, 2012
左前頭部頭蓋骨陥没骨折、頭部打撲傷、右上腕部骨折、右肋骨3本骨折、その1本は肺に刺さって右肺が気胸(ききょう)の状態、それに右鎖骨骨折との診断であった。
【『襲われて 産廃の闇、自治の光』柳川喜郎〈やながわ・よしろう〉(岩波書店、2009年)以下同】
襲撃事件の1年以上前から、産廃についての勉強会を開いた住民たちに暴力団や右翼から脅しが入ったり、町長室に広域暴力団の幹部が私に面会を求めてやってきて、「介入する」と凄んでいったこともあった。
襲撃事件の1年前の95年9月、産廃処分場計画の一時凍結を県知事に要望してからは、ミニ新聞が一斉に御嵩町政批判と私に対する個人攻撃を反復し、執拗に敵意をむき出しにしていた。
御嵩(みかさ)町の隣りの可児(かに)市にある産業廃棄物処理業者、寿和(としわ)工業の韓鳳道(清水正靖)会長が平井儀男町長に面会して、御嵩町小和沢(こわさわ)に39ヘクタールの管理型産廃処分場を建設する計画について説明した。
木曽川には織田信長にもらったとされる農業用水の水利権、それに福沢桃介(ももすけ)がはじめた水力発電の水利権など、がんじがらめになっている。
「協定書」の最大の問題点は、町民の知らないところで、いわば密室協議で決まり、締結されたことであった。それまで表向き産廃処分場は「不適」として建設に反対の意思を表明してきた町が180度方針を転換し、「協定書」で巨大産廃処分場受け入れを決めたことは、町民にはまったく知らされなかった。
それに、町が産廃業者から受け取ることになっていた金額35億円は、町の年間一般会計予算額約60億円と対比させても巨額であり、町民の知らないまま受け取りを決定してよい金額ではなかった。
なぜならば、地元の御嵩町では住民投票で小和沢に産廃処分場を建設するか、しないかについて民意を問おうという矢先に、処分場の建設を前提とした「調整試案」を提示してきたのは、住民投票への妨害工作と解釈せざるをえなかったからである。
M右翼の元親分の追悼式は同じ年の9月7日におこなわれるが、その前日、寿和工業会長は高速道路のインター近くで、5000万円の現金をM右翼に渡す。香典にしては巨額であった。
のちに捜査が進んで盗聴Aグループの実行犯が逮捕されたとき、新聞の犯人の顔写真を見て、私は飛びあがった。逮捕されたT興信所はテレビ取材班と一緒に現れた盗聴器発見プロ氏、その人であった。
「正直いって寿和にいる元警察幹部が障害になった」と、ある捜査官は私に語ったことがある。
即日開票の結果、産廃処分場建設に反対1万373票(79.6%)、賛成2442票(18.7%)、反対票が圧倒的だった。(※絶対得票率69.5%)
産廃業者・寿和工業は住民投票後も町と町長に対する提訴を濫発し、合計10本となった。
犯人に異例の呼び掛け 岐阜・御嵩町長、事件10年で会見
岐阜県御嵩町の柳川喜郎町長(73)が襲撃された事件から30日で10年になるのを前に、町長は26日、御嵩町役場で記者会見し、犯人に呼び掛ける異例のメッセージを発表した。事件は時効まで5年に迫ったが、捜査は難航している。
「犯人に告ぐ」と題したメッセージで柳川町長は「もし、君たちに良心がかけらでもあるならば、自首してもらいたい」と呼び掛けた。会見では「10年間心当たりを探してきたが、事件の背景への心当たりは産廃以外にない」と指摘し「自首するならば、県警に減軽の嘆願書を出すだろう」と心境を語った。
襲撃事件は1996年10月30日午後6時すぎに発生。町内の自宅マンションに戻った柳川町長を、待ち伏せていた2人組の男が棒のようなもので殴り、頭や腕などの骨を折る重傷を負わせた。
県警はこれまでに、延べ14万8000人の捜査員を投入。柳川町長宅の電話が盗聴されていた事件で11人を逮捕したが、襲撃事件の犯人逮捕には結びついていない。
事件解決を訴えてきた町民グループは11月3日午後1時半から、同町の中公民館で暴力追放を訴える集会を開催。右翼団体構成員に実家を放火された加藤紘一衆院議員、元日弁連会長の中坊公平氏、柳川町長が講演する。
町長メッセージ「犯人に告ぐ」
この10年間、考え続けてきたが、どう考えても、君たちと私は互いに見知らぬ関係だ。
君たちは「雇われた男」なのだ。
金のために、暗闇で待ち伏せて、無抵抗の人間をメッタ打ちにするなど、卑怯(ひきょう)とは思 わないのか。
もし、君たちに良心がかけらでもあるならば、自首してもらいたい。
許すことを約束する。
【中日新聞 2006-10-27】
愛は地球を救い、同性愛は笑いのネタですか。ご立派な番組で。┃Togetter>24時間テレビで放送された嵐の大野智さんと神保悟志さんの「オネエの先輩俳優が迫る!」と題されたドッキリについて togetter.com/li/362251
— NTYさん (@NTYjp) 8月 27, 2012
偏(ひとへ)に法律を以て防護の具となす者は、攻伐(こうばつ)の具となす者也。盾(たて)の両面を知悉(ちしつ)せる後にありて、人多くは高利貸となり、詐欺師となり、賭博師となり、現時の政治家となる。
【日刊新聞「万朝報」明治31年1月9日~32年3月4日(※送り仮名は適宜割愛した)/『緑雨警語』斎藤緑雨〈さいとう・りょくう〉、中野三敏編(冨山房百科文庫、1991年)以下同】
智は有形なり、徳は無形なり。形を以て示すを得、故に智は進むなり。形を以て示すを得ず、故に徳は進むことなし、永久進むことなし。若有之(もしこれあり)とせば、そは智の色の余れるをもて、徳の色の足らざるを一時、糊塗(こと)するに過ぎず。
約言すれば社会の智識は、書肆(しょし)の戸棚也、戸棚の隅也、隅の塵也、塵の山也。
無鑑札なる営業者を、俗にモグリと謂(い)ふ。今の政党者流(せいたうしやりゆう)は、皆このモグリなり。鑑札無くして売買に従事するものなればなり。
学問は宜しく質屋の庫(くら)の如くなる可からず、洋燈屋(らんぷや)の店の如くなる可し。深く内に蓄ふるを要せず、広く外に掲ぐべし、ぶら下ぐべし、さらけ出すべし。其庫(そのくら)窺知(きち)し難きも、其店の透見(とうけん)し易きも、近寄る可からざるは一(いつ)なり、危険は一なり。
官吏も商ひなり、議員も商ひなり、一(いつ)として商ひにあらざるは莫(な)し。商ひの盛んなるは、売買の盛んなるなり。売買の盛んなるは、金銭授受の盛んなるなり。要するに商業は金銭也。商業より金銭を脱離せよといふは、天下比類なく不法の註文也。況(いわん)や各自、商業の発達を企図しつつあるに於(おい)てをや。金銭重んずべし、崇(たつと)ぶべし、百拝(ぱい)すべし。日本は世界の商業国たらざる可からず。
恐るべきペストよ、恐れても且(かつ)恐るべきペストよ。来りて悪者(あくしや)を斃(たふ)せ、猶来りて善者を斃せ。人幾千万を斃したる時、金(かね)万能の世は少しく揺(うご)きて、其処(そこ)に微(かす)かなる信仰の光を認むるを得んか。
紳士とは服装の事なり、思想にあらず。車馬の事なり、言語にあらず。かくて都は楽土たり、人物の会萃(かいすい)たり、幾十百種の書の発行所たり。
【文芸雑誌「活文壇」明治33年1月10日】
一攫千金、これ当代の呪文也。積むをおもはず、累(かさ)ぬるをおもはず、貯(たうは)ふるをおもはず、単に切に、拾はんことをおもへり。
【週刊新聞「太平洋」明治33年1月1日~22日、以下同】
何人(なんぴと)の財布の裡(うち)にか、罪悪を潜(ひそ)めざるものある。財(ざい)の布(ふ)は罪(ざい)の府也。
正義は呼号すべきものなり、印刷すべきものなり、販売すべきものなり。決して遂行すべきものにあらず。
くれは即(すなは)ち、与へよの義なり。請求の声、天地に漲(みなぎ)るによりて、一年のくれとはいふとぞ。
世は米喰う人によりて形成され、人啖(く)ふ鬼によりて保持せらる。
おもふがまゝに後世を軽侮(けいぶ)せよ、後世は物言ふことなし、物言ふとも諸君の耳に入ることなし。
【日刊新聞「二六新報」明治33年11月25日~12月29日、以下同】
按(あん)ずるに筆は一本也、箸(はし)は二本也。衆寡(しうくわ)敵せずと知るべし。
人は鳥ならざるも、能(よ)く飛ぶものなり。獣ならざるも、能く走るものなり。されども一層、適切なる解釈に従はゞ、人は魚(うを)ならざるも、能く泳ぐものなり。
【日刊新聞「二六新報」明治35年2月2日~8月22日、以下同】
奔走(ほんそう)するが故に、迅速を貴(たつと)ぶが故に、種々の事物を齋(もたら)すが故に、おそろしき声を立つるが故に、記者と汽車とは其音(そのおん)をひとしくす。共に轢殺(れきさつ)を目的とせざるも、然(しか)もしばしば轢殺のことあるは、更に重大の一理由なるべし。
あゝわれ何の欠点かあらん。強(しひ)て求めば富豪岩崎を、伯父さんに持たざることのみ。
【日刊新聞「二六新報」明治36年5月11日~7月27日、以下同】
道理は強弱を判(わか)てど、曲直を判たず。畢竟(ひっきょう)強者のものなり、弱者のものにあらず。
死人に口無しで遺体の身元を偽る事は可能。しっかり自分で比べてみて。顎ひげを生やした自由シリア軍兵士らは、ほぼ外人傭兵といわれてる。#シリア は中東でも進歩的で、ニュースに写る一般人youtube.com/user/SiriaNews/ であごひげがある人は珍しいぐらい。#syrjp
— SyriangirlFANさん (@SyriangirlFAN) 8月 25, 2012
東京電力の記者会見に出席すると、肌身で感じられますが、社員が自分たちは加害者ではなく被害者だと思っているからです。「被害者なのに理不尽なイジメを受けている」と RT @hironakayuriko あれだけの事故を起こした会社が、どうして資料を非公開にできるのかが理解できません。
— 寺澤有さん (@Yu_TERASAWA) 8月 25, 2012