2012-01-23
後藤仁敏
1冊挫折。
『唯臓論』後藤仁敏〈ごとう・まさとし〉(中公文庫、2008年)/「しかし、果たして人間の営みをすべて脳の成せる業(わざ)と言い切れるだろうか。私にはとてもそうは思えない」(「はじめに」)と養老孟司の『唯脳論』に疑問を呈している。このセンスがまずい。『唯脳論』は新しい視点を示したところに価値があるのだ。しかも著者が何度も書いている通り、唯臓論は唯脳論に依存した考え方となっている。であるならば、最初に謝辞を掲げるべきであって、これを疑問・批判の形にしたところに劣情のようなものを感じた。駄洒落のセンスがあるのだから、もっと軽妙な筆致にすべきであろう。
種は神の恵み モンサントには渡さない
Natabar Sarangi さんの使命は地元の農家の人たちとともに、土着の米の種(稲)を見つけだし、保存し、共有することです。現在まで、彼は350種類の土着のお米を再び、導入することに成功しました。
・モンサント
2012-01-22
『ザ・コーポレーション(The Corporation)日本語字幕版』
2012-01-20
苫米地英人
昨日、1冊読了。
4冊目『利権の亡者を黙らせろ 日本連邦誕生論 ポスト3.11世代の新指針』苫米地英人〈とまべち・ひでと〉(講談社、2011年)/久々のベッチーである。いやあ、やっぱり頭がいい。3.11を巡る問題の本質を炙(あぶ)り出し、具体的な政策の処方箋を提示。利権の亡者に対して「ご老人たちは引っこんでいなさい」と啖呵を切っている。190ページで1300円の値段は良心的だ。「日本はアメリカ大統領を買収せよ」との提言が斬新。日本のグランドデザインを見事に描いている。
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