2012-05-06
白井洋子、文月悠光、宋鴻兵
2冊挫折、1冊読了。
『ベトナム戦争のアメリカ もう一つのアメリカ史』白井洋子(刀水書房、2006年)/良書ながら学術書特有の硬さについてゆけず。序盤とインディアンの部分だけ読む。「硬さ」と書いたのは、歴史叙述が目的化しており、テーマを掘り下げる勢いに欠けているように感じたという意味である。
『適切な世界の適切ならざる私』文月悠光〈ふづき・ゆみ〉(思潮社、2009年)/3分の2ほどでやめる。文月悠光は第15回中原中也賞を史上最年少の18歳で受賞。1991年生まれ。今知ったのだが道産子のようだ。瑞々しい言葉がほとばしっているのだが、五十に手が届こうとする男性が読む代物ではない(笑)。
27冊目『通貨戦争 影の支配者たちは世界統一通貨をめざす』宋鴻兵〈ソン・ホンビン〉: 橋本碩也〈はしもと・せきや〉監訳、河本佳世〈かわもと・かよ〉訳(武田ランダムハウスジャパン、2010年)/時にひれ伏し、時に仰ぐような気持ちで読み終えた。大国の知性を思い知る。宋鴻兵〈ソン・ホンビン〉は1968年生まれ。本書を書き終えた時、まだ40歳になったばかりだというのだから恐れ入る。前著『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ 影の支配者たちがアジアを狙う』も増刷された。金融システムの本質と歴史を詳細に綴り、尚且つ近未来をも予測している。ユダヤ資本による世界の『一九八四年』化が静かに進行している。
2012-05-05
マクドナルドを食べてはいけない理由 最新版
ファストフードチェーン大手の米マクドナルドとディスカウントストアの大手の米ターゲットは、取引先の鶏卵業者によるニワトリ虐待が発覚したとして、この業者との取引を中止したことを明らかにした。
この業者をめぐっては動物愛護団体が、コロラド州など米国内3カ所の農場で5月から8月にかけて撮影されたとする映像を公開していた。映像にはニワトリが狭いケージの中に押し込められ、従業員がふざけてくちばしに火を付けたり、ヒヨコの首を折ったりする様子が映っている。
マクドナルドはこの映像について「見るに耐えず、容認できない。マクドナルドは仕入先に対して動物愛護の姿勢を求めていることをお客様に保証したい」と述べ、業者との取引中止を発表。ターゲットも同様の理由で取引を中止したことを明らかにした。
取引を中止されたのは、米国で第5位の鶏卵生産流通業者スパーボー・ファームズ。ニワトリ虐待について告発されたことはABCテレビのニュースで初めて知り、社内調査に乗り出したと話している。問題の映像は身元を偽って同社に採用された動物愛護活動家が撮影したものだという。
同社はこれまでの調査の結果、家禽の取り扱いを定めた従業員規則違反があったと判断、従業員4人を解雇し、管理職を処分したことを明らかにした。アイオワ州立大学の専門家による第三者調査も実施中だとしている。
同社に対しては米食品医薬品局(FDA)も施設5カ所に立ち入り検査を実施し、サルモネラ菌感染防止対策について定めた書面がないなどの問題を指摘していた。同社はFDAの指摘についても改善措置を取ると表明している。
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