2012-08-20

DOGMANツナギ(ヒッコリーストライプ)

転倒老人 助けない見物人と大泣きする外国人女性=上海


 上海新華路淮海西路で、10日午前、後頭部から血を流した老人が、路上で倒れていたにもかかわらず、周りの見物人は誰一人助けようとしないため、最初に老人を助けた外国人女性が見物人を罵倒した。

 この事が起きたのは、午前8時頃で、当時周りに見物人がおり、救急通報をした者もいたが、老人を助け起そうとする者は1人もいなかった。救急側も電話で、救急に出せる車がないと返事し、通報者が緊急事態と要求したところ、「じゃ、待ってろ」と適当にあしらったそうだ。

 ちょうど通りかかった外国人女性が最初に老人を助け起し、自分の白いスカーフを老人の頭の下に敷いた。老人を助けようとしない周りの見物人に激怒し、罵倒した後、大泣きした。さらにこの女性は、自分の財布からお金を出し、周りの見物人に老人の医薬費にと渡した。救急車が来たのは、30分も経ってからだった。

 倒れていた老人は銭という名字で、今年87歳になる。軽い脳梗塞による眩暈で倒れ、頭部にけがを負ったが、医者から救急措置を施され、いま無事回復した。

 倒れている人、怪我をしている人を見ても助けず見て見ぬふり。同じような事が中国で頻発している。昨年、広東省で2歳児が車に轢かれ、18人もの通行人が無視した結果、子供が重傷で亡くなった事件もまだ記憶に新しい。

「無視」する理由の一つに、人助けをした人が、被害者から加害者であると密告され、多額の慰謝料をゆすられる事件が多く発生していることにあるという。中に、多額の慰謝料を払えず、自殺した者もいた。

「心は痛むけど、本当に怖くて助けることができない。高1の時におばあちゃんを助けたら、ゆすられて一カ月間毎日、その家族全員が私を学校まで付き纏い、お母さんを仕事場まで付き纏った」という恐い体験談を寄せるネットユーザーや「助けないじゃなく、助けられない。助けたら99%ゆすられる」「私たちも元から悪いわけではない。小学生の時から困っている人を見たら助けると知っているけど、この汚い社会が私たちを変えた。良い環境は悪い人を改善する、悪い環境は良い人を悪くする」と、傍観者の心情をつづる書き込みも多く寄せられている。

大紀元 2012-08-15

m16835

【中国交通事故】冷酷18人の通行人2歳の女児を助けず/「曇り空、ふたりで」SIONと福山雅治

ジュリアン・アサンジ 「なぜ世界にWikiLeaksが必要なのか」



全貌ウィキリークス ウィキリークス WikiLeaks  アサンジの戦争 日本人が知らないウィキリークス (新書y) ウィキリークスの内幕

茂木健一郎「アサンジ氏のスピーチは、世界史的な瞬間であった」
ミシェル・コロン「ウィキリークス情報漏洩 帝国の戦略を読め」

『トガニ 幼き瞳の告発』孔枝泳〈コン・ジヨン〉:蓮池薫訳(新潮社、2012年)

トガニ: 幼き瞳の告発

 この小説が、韓国社会を震わせた。現実の性虐待事件を描く戦慄のベストセラー! その学園は、偽善と倒錯のるつぼだった――障害児学校に赴任した若き教師カン・インホが見たのは、想像を絶する光景だった。無垢な生徒を次々に襲う残虐な魔手。告発に立ち上がったインホたちを阻む権力の壁。子どもたちに救いの日は来るのか? 韓国の警察、政治をも動かした衝撃のサスペンス。

関連書

9人の児童性虐待者 児童虐待―現場からの提言 (岩波新書) 子どもへの性的虐待 (岩波新書) 誰か助けて 止まらない児童虐待 (リーダーズノート新書)


幼児虐待という所業/『囚われの少女ジェーン ドアに閉ざされた17年の叫び』ジェーン・エリオット

2012-08-18

藤村靖之、上村静


 1冊挫折、1冊読了。

月3万円ビジネス 非電化・ローカル化・分かち合いで愉しく稼ぐ方法』藤村靖之〈ふじむら・やすゆき〉(晶文社、2011年)/副業ならぬ複業を提唱。アイディアとしては素晴らしいのだが、具体性となると少々難しそうだ。マイクロ・コンツェルン的発想は重要だと思う。

 41冊目『宗教の倒錯 ユダヤ教・イエス・キリスト教』上村静〈うえむら・しずか〉(岩波書店、2008年)/良書である。早速、「キリスト教を知るための書籍」に追加した。3分の2ほどは飛ばし読みのため本当なら挫折本にすべきなのだが、見栄を張って読んだことにしておく(笑)。あっさり味だが出汁(だし)がしっかり出ている塩ラーメンの趣がある。上村は東京大学や東海大学で非常勤講師をしているようだ。キリスト教の内部世界を描いているため、そこかしこに「甘さ」を感じるものの、抑制された筆致が清々しい。またユダヤ教~キリスト教の歴史については、今まで読んできた書物の中で最も勉強になった。

T-Mobileの巻き込み型プロモーション


 ドイツテレコムの子会社T-Mobileによる大掛かりなプロモーション。「立つ鳥跡を濁さず」といった終わり方が素晴らしい。人々を幸せな気分にさせる演出がグッド。