2013-06-09

米国の無人爆撃機を操縦していた若者の回想


北丸雄二の音声ファイル
北丸雄二・宮台真司が語る【安倍首相がアメリカ議会で国粋主義者と呼ばれている件】
殺人ロボット凍結、国連で討議へ 検討委開催も勧告

2013-06-08

被災小学生が発行した壁新聞/『宮城県気仙沼発! ファイト新聞』ファイト新聞社


 2011年3月11日――東日本大震災は日本人の時間概念を変えた。時計が止まってしまったような感覚を覚える人も多いのではあるまいか。その後の管政権の対応を見て「ああ、日本は国家として終わったな」と私は感じた。人の命や苦しみを軽んじる国家が国家として成り立つわけがない。震災は今もなお原発問題などの形で日本を揺らしている。

 五十近いオヤジが日本に愛想を尽かしていた頃、被災地の宮城県で壁新聞を発行した小学生がいた。

 わたしは 手がみや えをかくことが大すきです。
 パパやママにかくとよろこんでくれます。
 ひなん所の人にも、あげたかったけど
 かわいいびんせんがありません。
 みんなしらない人だし、元気がないです。
 白い、大きな かみがあったので、
 新聞みたいに4コママンガや、ニュースをかいて、みなさんに、元気になってほしいとおもいました。
 さいしょは吉田新聞にしよーとおもったけど
 元気が出るよーに、ファイト新聞にきめました。
 よんだ人から、ほめられたり、えがおではなしをしてくれたら、わたしも元気になりました。

 吉田 りさ

【『宮城県気仙沼発! ファイト新聞』ファイト新聞社(河出書房新社、2011年)以下同】

 偉いっ! 私はキリスト教を信じないが君こそ天使だと思うぞ。思わず頬ずりしたくなるほどだ。初代編集長のりさちゃんは当時7歳。きっと親御さんの心掛けがいいんだろうね。ファイト新聞の実物については以下を参照されよ。

宮城県気仙沼発!ファイト新聞:河出書房新社
こどもの日なので…気仙沼小学校体育館の「ファイト新聞」

 しかし凄いよね、ネーミングが。目にした人々は心の中で「ファイト!」と読んでしまうわけだから。りさちゃんの一念が読者を通して次々と反響していったに違いない。「気合い」じゃダメだ。「根性」にも無理がある。「頑張ろう」だと暗い。どう考えても「ファイト」以外の適切な言葉が見つからない。「ファイト!」と呼び掛けられれば、「オー!」と応えるのが道理だ。「ファイト!」という文字を読めば、自然に自分が「オー!」と応じてしまう。

 18日付で発行された紙面は翌日付から何とカラーになる。

 昨日、えのもとかな子さまや大魔神で有名な佐々木さんなどが気小(※気仙沼小学校)に来ました。いっぱい写メをとったり、サインをもらったり、あくしゅをしたりしました!!(3月30日付)

 なかなか本格的な記事である。時にはローカルねたも書かれている。

 昨日の西村さん

・酒をのむ
・たくさんのむ
・さわぐ
・顔が赤い
・しつこい
・「しょせん おやじってそんなもんか」
・「○レ○チ学園」をすすめる

※酔いがさめたら ぜったいに こうかいする(4月13日付)

 西村さんの赤面が目に浮かぶ。

 編集部員の中には親御さんを喪った子供もいた。それでも尚、誰かのために何かを為したいという心に救われる思いがする。

 君たちは多くの大人に勇気と希望を与えた。否、君たちの存在こそ希望そのものである。どうか日本を救ってください。お願いします。私は君たちについてゆきます。

 子供たちの顔を見てもらいたいので大きな画像を貼りつけておく。

宮城県気仙沼発! ファイト新聞

大川小の行方不明者捜索自衛官に勇気を与えた小学生の手紙

マイケル・シャーマー「自己欺瞞の背後にあるパターン」


「脳の中には信用する仕組みがある」。疑似科学擬似相関と宗教には親和性がある。相関関係を因果関係と誤読することで物語が生まれるのだ。「努力は必ず報われる」という論法も一緒だ。


マイケル・シャーマーと疑似科学
相関関係=因果関係ではない/『精神疾患は脳の病気か? 向精神薬の化学と虚構』エリオット・S・ヴァレンスタイン
宗教の原型は確証バイアス/『動物感覚 アニマル・マインドを読み解く』テンプル・グランディン、キャサリン・ジョンソン

レイ・カーツワイル:今後現れるシンギュラリティ(技術的特異点)を学ぶ大学



ムーアの法則
世界的権威レイ・カーツワイルが、グーグルで目指す「究極のAI」
理論物理学者のミチオ・カク氏。ムーアの法則はこの10年で終わり、次は分子コンピュータとの見通しを語る
レイ・カーツワイル

ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき【ハ゛ーケ゛ンフ゛ック】レイ・カーツワイル加速するテクノロジーサイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か2045年問題 コンピュータが人類を超える日 (廣済堂新書)

2013-06-07

目撃された人々 39

目撃された人々 38


中古ランドセル:アフガンの子の喜ぶ姿見て 写真集出版


 内戦が続くアフガニスタンの子どもたちに、日本の中古ランドセルを届ける運動が今年で10年目を迎えた。ランドセルを大事にしながら勉強に励む子どもたちの姿を見てもらおうと、東京都杉並区在住の写真家、内堀タケシさん(57)が写真集「ランドセルは海を越えて」(ポプラ社、1470円)を出版した。内堀さんは「目を輝かせて喜ぶ子どもたちの姿を多くの人に見てもらいたい」と話している。

 ランドセルは丈夫で、6年間使われた後も使用可能なものが多い。大手化学メーカーのクラレが、公益財団法人「ジョイセフ」(東京都新宿区)と協力し、「ボランティアとリサイクルにつながる」と2004年に運動をスタートした。ネットなどでランドセルを募集し、これまでに鉛筆やノートと一緒に10万個以上を届けてきた。

 内堀さんは01年から毎年、アフガニスタンを訪れ、現地の市民生活を記録してきた。運動に携わっている知人から「送ったランドセルがどうなっているか見てきてほしい」と頼まれ、05年に東部の要衝ジャララバードを訪問。その後は自身も運動に加わり、毎年現地で子どもたちを撮り続けてきた。

 写真集では、子どもたちが中古ランドセルをにこにこと見つめる様子や、軍用機が飛び交う中、「青空学級」でランドセルを机代わりに勉強する風景などを紹介している。内堀さんは「日本人にとって何でもないものが、現地の子にとっては一生の宝物になることを知ってほしい」と話している。

毎日jp 2013-06-07

公式サイト

ランドセルは海を越えて (シリーズ・自然 いのち ひと)