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2013-07-21
【送料無料】8~10連ハンガー
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2013-07-20
断章取義と日蓮思想/『日本人と「日本病」について』岸田秀、山本七平
・断章取義と日蓮思想
・日本における集団は共同体と化す
昔から保守系論壇に登場する学者が苦手だ。知が光となって人間世界を明るく照らすのであれば、やはり世の中の矛盾や理不尽を浮かび上がらせるのが学問の目的ではないのか? 私にはそんな思い込みがある。チャーチル曰く「若いうちに左翼に傾倒しない者は情熱が足りない。大人になっても左翼に傾倒している者は知能が足りない」と(※注)。ま、十代で本多勝一を読んできたせいかもしれない。
弁当兄さん(finalvent)が山本七平を愛読してきた、とツイートしていたので本書を開いてみた。面白かった。
山本 徳川時代の町人学者の行き方は「断章取義」と言われています。章を断って義を取る、つまり原典の文脈をバラバラにして、自分に必要なものだけを取るんですね。(中略)いわば、自分の体系を聖人の片言隻句の引用ですべてつないでしまう。原典は仏教だろうと儒教だろうとかまわないわけで、これはつまり思想を取り入れたということではなく、表現を採用して権威化したに過ぎないんです。そのため真の思想的対決には決してならない。
【『日本人と「日本病」について』岸田秀〈きしだ・しゅう〉、山本七平〈やまもと・しちへい〉(文藝春秋、1980年/青土社、1992年/文春文庫、1996年)】
「あ!」と思った。「俺のことだ」と(笑)。抜き書きの多用、おんぶに抱っこ、著作を杖と頼む行為だ。
「町人」「義」というフレーズで思い出されるのは京都町衆である。断章取義は日蓮思想に由来するのではないだろうか?
・日蓮 京都での繁栄と受難
日蓮の考え方に文義意というのがある。文(もん)は経文、義は経文の意義、意は仏の本意を指す。三重(さんじゅう)に深めてゆくといえば聞こえはいいが、読み手の恣意的解釈を拡大しているようにも思える。日蓮本人としては経文だけあって形骸化した仏教界に警鐘を鳴らしたのだろう。
日蓮が激しい感情の持ち主であったこともあって日蓮系は極端に走る教団が多い。戦前の右翼に始まり、新興教団の創価学会や顕正会にまで至る。
日蓮系はことごとく断章取義である。日蓮の遺文を切り取っては水戸黄門の印籠みたいにかざす悪癖がある。そこに思想的格闘は見られない。印籠教学といってよいだろう。
生き方に一貫性がないから「思想的対決」が生まれ得ない。日本人は思想・哲学よりも所属や党派を重んじる。「お前はどこのどいつだ?」。我々は皆、○○村の誰ベエだ。村の掟こそが正義なのだ。
京都町衆について詳しいことは知らない。知っているのは本阿弥光悦〈ほんあみ・こうえつ〉の名前くらいだ。
日蓮は鎌倉時代にあって思想的対決を望んだ稀有な人物であった。その末裔(まつえい)が断章取義に陥るのだからこれほどの矛盾もあるまい。
日本人と「日本病」について (文春学藝ライブラリー)
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山本 七平 岸田 秀
文藝春秋
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時間とは記憶の残像である
時間とは記憶の残像である。/Veo la brisa rozar tu orilla | Flickr - Photo Sharing! http://t.co/nzK7bTXEQQ
— 小野不一 (@fuitsuono) July 20, 2013
・時間は自我というレールの上を流れる
・現象に関する覚え書き
2013-07-18
目撃された人々 41
市役所で4歳くらいの女の子と階段で擦れ違った。「お父さんかお母さんは?」「いるよ」「あんまり離れるんじゃないよ」「うん」。私は階段を駆け下りた。少し経つと後ろで少女の声がした。「すいません!」。歌舞伎役者みたいに真っ直ぐ手を伸ばし何かを持っていた。
— 小野不一 (@fuitsuono) July 18, 2013
少女が私に近づき封筒を手渡した。「オジサンの?」と訊ねるとコクリと頷いた。「ああ、どうもありがとう。本当にありがとう。賢い顔をしているね」と礼を述べ、私は頭を撫でた。少女はちょっと照れくさそうな顔で私を見上げた。ロビーには17時を目指す太陽の光が燦々と降り注いでいた。
— 小野不一 (@fuitsuono) July 18, 2013
2013-07-17
生命現象
このわずかな飛沫が生命現象かもしれない。/IMG_4273 | Flickr - Photo Sharing! http://t.co/YtuP75VC50
— 小野不一 (@fuitsuono) July 11, 2013
ほら、さっきの濁流と一緒だ(笑)。/SAN FERMIN 2013 - Encierro dia 8 | Flickr - Photo Sharing! http://t.co/Dr10181PBB
— 小野不一 (@fuitsuono) July 11, 2013
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