2018-07-25

辛淑玉がDHCテレビと司会者の長谷川幸洋を提訴




 動画は2週間限定公開。琉球新報・沖縄タイムスが赤旗化・聖教新聞化している模様である。特筆すべきは沖縄二紙が反日左翼のプラットフォームとして言論の場を提供している事実である。佐藤優はレギュラー出演しているラジオ番組で民主党政権を援護射撃し、更に本土主要紙を批判する際に「沖縄の論調は違います」と沖縄二紙の社説や記事を紹介してきた人物である。ひょっとすると辛淑玉〈シン・スゴ〉に対して入れ知恵をしている可能性もある。

 佐藤は「中間層が重要だ」と語っている(佐藤優は現代の尾崎秀実)が、一定のファン層をもつ人物に次々と接近し、対談を行ってきた。その矛先は右翼にまで向かった。刊行された対談も多い。彼は相手よりも、中間層としてのファンに向けてメッセージを放ったのだろう。

 敗戦後の歴史的な汚点はシベリア抑留、沖縄占領、北朝鮮による日本人拉致の三つである。そう考えると日本人にとって沖縄に巣食う問題は無視できるものではない。

2018-07-24

エアコン室外機の水冷システム


2018-07-23

「はかる」という漢字の多さ/『なんでも測定団が行く はかれるものはなんでもはかろう』武蔵工業大学編


 ・「はかる」という漢字の多さ

『〈はかる〉科学 計・測・量・謀……はかるをめぐる12話』阪上孝、後藤武

 そうした世界統一単位の構想の実現に向けて、まず動き出したのは革命さなかのフランスだった。1790年、政治家で外交官であったタレーランは、統一単位の必要性を説き、パリ科学学士院がこれに取り組むこととなった。新しい単位は、ギリシャ語【原語略】(測定)から「メートル」とした。(中略)
 1792年から1799年にかけて、天文学者のメシェンとドゥランブルが子午線の測定をし、地球子午線全周の4000万分の1の長さを1メートルとした。これをもとに1メートルの長さをもつ白金でできた幅25.2ミリ、厚さ4ミリのメートル原器がつくられた。総裁政府は、この原器に基づくメートル法を含む法律を公布したがなかなか一般には普及せず、メートル法が強制実施されたのは、1840年以降である。

【『なんでも測定団が行く はかれるものはなんでもはかろう』武蔵工業大学編(講談社ブルーバックス、2004年)以下同】

 ウム、やはりフランス革命(1789-99年)は時代を画(かく)す大事件であったことが窺える。ヨーロッパが教会の束縛から自由になったのも多分この頃だろう。1760年代にはイギリスで産業革命が起こった。アメリカ独立戦争が1775年のこと。近代の幕開けだ。因みに明治元年が1868年である。

「はかる」という言葉はたくさんの漢字で表されることでよく知られている。「測・量・計・図・謀・諮」が代表的なところで、そのほかにも「忖・画・度・称・秤・料・評・詢・衡……」など、数多い。要するに、大昔から使っていた「はかる」という言葉に、輸入された漢字を適当に当てているわけだが、この適当ぶりを見てみるとなかなか興味深い。(清水由美子)

「所体のなかにおいて、軽重を権(はか)る。これを権という」(墨子/『孟嘗君』宮城谷昌光)。はかるという訓読みの漢字は34もある(みんなの名前辞典)。

 脳を情報処理装置と考えれば、生きるとは「はかる」ことを意味する。情報処理とは【計】算(≒演算)である。我々の行動は必ず予【測】に基づく。一寸先は闇であるが五感を駆使して測っているのだ。手探りしながら未来を手繰り寄せているようなものだろう。

 図・謀・諮は集団内におけるコミュニケーションである。「謀る」には悪巧みのイメージが強いが、実際は騙す側に生存の優位性がある。ただし集団規範を崩壊させるゆえに課罰のリスクが伴う。

 また、「慮(おもんぱか)る」とは思いをはかる謂(いい)である。情けの深さが人の心を動かす。

 工業と科学技術は計算能力を格段に進歩させ、文明の力は時空を圧縮する。そして我々は現在性を見失った。「はかる」行為をやめて、現在というゼロ地点にとどまるのが瞑想である。止まって観るがゆえに止観と名づける。

2018-07-22

期待外れ/『神奈川・伊豆・箱根・富士自転車散歩』山と渓谷社編


『湘南鎌倉自転車散歩』

 ・期待外れ


【『神奈川・伊豆・箱根・富士自転車散歩』山と渓谷社編(山と渓谷社、2010年)】

 画像の連結を行うのは初めてのことで出来栄えが悪いのは見逃してくれ給え。食指を動かされるコースではあるが私は輪行をする予定がないので部分的にしか走らないと思う。順番から申せば、「道志みち-山中湖-R246」が先で、「河口湖-西湖-本栖湖」は富士山一周コースとなる(200km強)。1年後くらいには実現したい。

『湘南鎌倉』篇で失望・落胆・悲哀を味わっていたためさほど期待はしていなかったのだが、それでも期待外れの感を深めた。私が社長なら編集者を首にするだろう。せめて神奈川県に住むサイクリストに取材をしていたならこんな結果にはなっていなかったはずだ。

 私は東京方面に関しては奥多摩以外行く予定がないため東京篇を買うことはない。汚れなき心は都会を避けて山や湖に向かうのだ。

 サイクリストにとって神奈川県は関東で最も魅力的な場所である。ヒルクライム(登坂)の聖地に数えられるヤビツ峠もある。そのまま登れば宮ヶ瀬湖だ。ただし神奈川の道路事情は決してよくない。東京よりも悪い。片側にしか歩道がない道路が目立つ。しかも幹線道路が東京都心から放射状に伸びているため、南北の往来がわかりにくい。国道246号はところどころ自転車通行禁止となっている。

 結局のところサイクリングコースは本なんぞ当てにしないで自ら試行錯誤を繰り返しながら我が道を探り当てるしかない。

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2018-07-21

境川サイクリングコース/『湘南鎌倉自転車散歩』


 ・境川サイクリングコース

『神奈川・伊豆・箱根・富士自転車散歩』山と渓谷社編



【『湘南鎌倉自転車散歩』藤原祥弘、DECO、麻生弘毅(山と渓谷社、2010年)】

 距離は55.4kmである。境川は大和市・藤沢市のよく知られたサイクリングコースだが源流が城山だとは知らなかった(ただし城山湖ではない)。大地沢青少年センター付近で以前よく散歩していた場所だ。この辺りは八王子と町田と相模原が入り組んでいる場所だ。JR高尾駅からだと徒歩1時間ほどの位置にある。


 因みにGoogleマップで徒歩を選択すると上記地図のコースとなる。境川がかなり東側を迂回しているのがわかるだろう。源流付近は川沿いの道がないはずだ。他の道路も決してサイクリングに向いているとは言い難い。ま、そのうち私が確認してこよう。

 本書自体は私にとって噴飯物という以外になく、「どうして自転車で鎌倉なんぞに行かなくてはならないのだ?」と言わざるを得ない。鎌倉は道が悪いのだ。しかも観光客が多い。気取った店はもっと多い。

 読者層が不明の地図だ。強いて挙げれば「盗まれる可能性が低い自転車に乗っている人」に限られる。でも、ママチャリ~クロスバイクで観光する人っているのかね?

「なぜ我が津久井湖、相模湖、宮ヶ瀬湖がないのだ?」と思っていたところ、別本であることが判った。神奈川南部で私が目指すのは三浦半島の城ヶ島公園や箱根、真鶴程度である。湖巡りや道志みちほどの胸の高鳴りは覚えない。

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