2012-07-29
マイケル・ベイジェント、リチャード・リー、バイロン・ケイティ、小坂国継、バン・K・タープ、大熊一夫
4冊挫折、1冊読了。
『テンプル騎士団とフリーメーソン アメリカ建国に到る西欧秘儀結社の知られざる系譜』マイケル・ベイジェント、リチャード・リー:林和彦訳(三交社、2006年)/「はじめに」の文章が妙に言い訳がましく、長ったらしいのでやめた。
『探すのをやめたとき愛は見つかる 人生を美しく変える四つの質問』バイロン・ケイティ:水島広子訳(創元社、2007年)/『ザ・ワーク 人生を変える4つの質問』に続く著作。これは女性向けだと思われる。前著を読んでいる人は不要だろう。文体の違いに驚く。
『西田幾多郎の思想』小坂国継〈こさか・くにつぐ〉(講談社学術文庫、2002年)/良書である。まず文章がいい。アプローチの仕方も初心者に親切だ。西田哲学に興味がある人は本書から入るのがよいと思う。私はさほど関心がない。
『タープ博士のトレード学校 ポジションサイジング入門 スーパートレーダーになるための自己改造計画』バン・K・タープ:長尾慎太郎監修、山下恵美子訳(パンローリング、2009年)/洒脱な文章でぐいぐい読ませる。良心的な本の作りだが写真がみすぼらしい。初級・中級者向けメンタルトレーニングとしては満点に近い内容だと思う。
39冊目『つくりごと 高齢者福祉の星岩川徹逮捕の虚構』大熊一夫(創出版、2012年)/あの『ルポ・精神病棟』(朝日文庫、1981年)の大熊一夫である。怒りのあまり一晩で読んでしまった。我が国の民主主義の現状を知りたいなら、柳川喜郎著『襲われて 産廃の闇、自治の光』と本書を真っ先に読むべきだ。ど田舎の村社会は強い者に従う。そして検察と警察が罪を捏造(ねつぞう)するのだ。法治国家を名乗りながら日本では法が機能していない事実がよく理解できる。裁判官という人種は魑魅魍魎も同然で良心はおろか、常識すら持ち合わせていないと見える。
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