2015-05-18

宮城谷昌光


 1冊読了。

 53冊目『他者が他者であること』宮城谷昌光(文藝春秋、2009年/文春文庫、2015年)/文庫化された。私は宮城谷の長篇は好むが、短篇やエッセイはそうでもない。カメラに関する部分は飛ばし読み。やはり創作にまつわるエピソードが面白い。中国古代史を想像力で補う作業の辛労が窺える。売れなかった時代に孤独の中で文体を模索したという。人気作家となった現在でも名文の書写を行っているそうだ。努力には終点がない。

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