・なくならない飢餓
・穀物メジャーとモンサント社
人間一人が生きていくために必要な食料が穀物で年間約150キログラムとすると、数字の上では133億人分が確保されていることになる。
ところが、その多くは人間のためだけではなく家畜の飼料に回され、先進国の食肉用として消費される割合が高いのが現状だ。
その結果、生産地の国々に食料が回らず、先進国では飽食状態となる構造が生まれた。この偏在が是正されないかぎり、食料不足と飢餓人口の増大には歯止めがかけられないのだ。
【『面白いほどよくわかる「タブー」の世界地図 マフィア、原理主義から黒幕まで、世界を牛耳るタブー勢力の全貌(学校で教えない教科書)』世界情勢を読む会(日本文芸社、2004年)】
この状況を端的に表したのが以下の画像である。
・IMF(国際通貨基金)を戯画化するとこうなる
資本主義経済は椅子取りゲームであり、国家同士がプレイする場合には椅子の数は8脚しかない(G8)。そしてクラブに出入りできる国家も限られている(OECD)。
胴元はFRB、IMF、世界銀行など。
コモディティのメインである原油やゴールドは完全に白人が支配している。
・経済侵略の尖兵/『エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ』ジョン・パーキンス
・ODA(政府開発援助)はビジネスだ
飢餓状態にある人間は学ぶことができない。反逆する意思すら持てないことだろう。彼らは乏しい糧食のためにどんな酷い仕打ちにも耐えながら生きてゆくほかない。病めば死ぬ。免疫力も抵抗力も削がれている。
人間を奴隷という名で家畜化したのが白人の文化であり、日本は有色人種でありながらその恩恵を享受している。確かに貧富の差は拡大しているが、まだスラム化までには至っていない。
以下のページで紹介した動画をよく見て欲しい。
・暴力と欲望に安住する世界/『既知からの自由』J・クリシュナムルティ
こんな世界は一度破壊しなければならない。同じような世界が再び現れるなら何度でも破壊すべきだろう。
面白いほどよくわかる「タブー」の世界地図―マフィア、原理主義から黒幕まで、世界を牛耳るタブー勢力の全貌 (学校で教えない教科書)
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世界情勢を読む会
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・中国人が肉を食べ始めた/『国家の自縛』佐藤優