アメリカに本部を置く「ジャーナリスト保護委員会」の統計によると、世界で拘束されている記者の数は15年ぶりに、ワースト記録を更新。イランとエリトリア、中国がワースト3を占めています。
「ジャーナリスト保護委員会」は1996年から、拘束されている記者の統計を開始。今年の12月1日までで、世界では記者や編集者、カメラマンなど179人が不当な判決で服役させられています。去年の同時期はわずか34人でした。一番多いのはイランの42人。次はエリトリアの28人。中国は27人と世界ワースト3位です。
NYタイムズ元記者 趙岩さん:「一昨年 胡主席はメディア開放を表明しました。しかし現実は違います。今年 記者への締め付けは厳しくなり、特に「中東の春」以降締め付けは厳しさを増しています」
ジャーナリスト保護委員会によると、大部分の記者は、国家への反逆罪で拘束されています。次に多いのが、検閲制度への違反だそうです。
NYタイムズ元記者 趙岩さん:「相対的にネット市民記者の逮捕が年々増えています。最近よく聞くのは"省をまたいだ逮捕"どれも市民記者の逮捕です。この状況をとめなければ、共産党を誰が監督するのでしょうか」
中国で拘束されている27人のうち、半分はウィグル族かチベット族です。ただし、今年釈放されるはずのウィグル族の記者2人は含まれていません。2人は、「国家機密漏洩罪」と「分裂主義」で有罪になり、いまだに消息不明です。
【新唐人テレビ 2011-12-11】
・ジャーナリストの拘束数、昨年比20%増 NPOまとめ
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