2017-12-17

膝痛の本当の原因は半月板の亜脱臼/『半月板のズレを戻せばひざ痛は治る!』中村昭治


 実は私自身がひざ痛で悩まされていました。災い転じて福となす――自らの痛みのおかげで、ひざ痛の原因と治療法を確立できたのです。
 確率したのはもう20年以上前のことです。そして、この二十数年の間に延べ10万人のひざ痛患者さんを治療させていただきました。驚かれると思いますが、この患者さんすべての方に半月板のズレが認められました。

【『半月板のズレを戻せばひざ痛は治る!』中村昭治〈なかむら・まさはる〉(メタモル出版、2011年/ほほえみ出版、2017年年)】

「仰々しいタイトル」は避けるのがセオリーではあるが本書はオススメできる。中村は静岡県で鍼灸接骨院を営んでおり、アトピーの治療も積極的に行っている。

 半月板のズレを戻すための「パンストベルト」が素晴らしい。膝固定バンド(以下画像)より効果がありそうな気がする。


 パンストベルトは膝の上下を支え、膝バンドサポーターほど締め付けないのがミソ。ま、大の男がパンストを買うのは少々抵抗があるが、これを乗り越えるところに膝痛打開の一歩があると信じる(笑)。

半月板のズレを戻せばひざ痛は治る!
中村昭治
ほほえみ出版 (2017-08-02)
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教義とは鳥かごのようなもの/『オープン・シークレット』トニー・パーソンズ


『わかっちゃった人たち 悟りについて普通の7人が語ったこと』サリー・ボンジャース
『これのこと』ジョーイ・ロット

 ・教義とは鳥かごのようなもの

悟りとは

 言葉で表せないものを教義という形に置き換える試みは、そのどれもが必然的に不正確な表現に終わるように私には思えた。もともとの美しく繊細な自由の歌を、際限なく語られ続ける制限の教義に変えてしまう。完璧さをめぐる矛盾した考え……。鳥が飛び立ったとき、その歌の本質はたいていは見失われ、そこには空の鳥かごだけが残される。

【『オープン・シークレット』トニー・パーソンズ:古閑博丈〈こが・ひろたけ〉訳(ナチュラルスピリット、2016年)以下同】

「覚醒ブックス」というネーミングセンスに鼻白むのは私だけではあるまい。本を読んで覚醒できるなら私が教祖になっていてもおかしくないのだが(笑)。

 あまりいい本ではない。翻訳もこなれておらず、「――に――に」や「――は――は」が目につき、理解に苦しむ文章が多い。トニー・パーソンズはノンデュアリティの大物で、彼に導かれた悟りを開いた人々が相当数いる。

「なぜ自転車に乗ることができるか」を言葉で説明することはできない。悟りや啓示を言語化することは、自転車を知らない人に対して自転車に乗ることを説明するようなものだろう。

 言葉はシンボルに過ぎない。教義や憲法の解釈が異なるのも当然である。コミュニケーションの手段である言葉を経典化する営みは必ず人間を隷属させる方向に動く。

 言葉は「使う」ものだ。「しがみつく」ものではない。

オープン・シークレット(覚醒ブックス)
トニー・パーソンズ Tony Parsons
ナチュラルスピリット (2016-12-15)
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