2021-06-01

小森亨


日曜日の遊び方 「包丁修業」入門』小森亨〈こもり・とおる〉(雄鶏社、1994年)/昨日から読み始めた。目が行き届いた内容で読み物としてはこれ一冊でよさそうだ。庖丁本は写真中心のヴィジュアル系が多く、基本的な概念をつかみにくい。感覚を言葉で説明しにくいという事情もあるのだろう。片刃庖丁の刃にはスキというわずかな凹み部分があり、これが切れ味をよくしているという。ただし研いでいるうちにスキは失われてしまうが、素人だとスキを作るのは困難で直すなら購入店に頼むしかない。教科書本。雄鶏社〈おんどりしゃ〉はリーマンショックの影響で破産した。因みに書籍タイトルについてはamazonよりも私の方が正確である。

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