2011-10-08

自己欺瞞


 彼らは立派なことを公言していることに束縛され、また過大な名声の重みに苦しみながら、自分の意志というよりも、むしろ名誉感によって自己欺瞞を続けているのである。

【『人生の短さについて』セネカ:茂手木元蔵〈もてぎ・もとぞう〉訳(岩波文庫、1980年/大西英文訳、2010年)】

人生の短さについて (1980年) (岩波文庫)生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)

Seneca the Younger (c. 3 BC – 65 AD)

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