1冊読了。
65冊目『
生活の世界歴史 9 北米大陸に生きる』猿谷要〈さるや・かなめ〉(河出書房新社、1975年『生活の世界歴史 9 新大陸に生きる』/河出文庫、1992年)/岸田秀が紹介していた本。確か『
ものぐさ精神分析』だったと記憶している。ドンピシャリのタイミングであった。私の選球眼は冴える一方だ(笑)。アメリカが世界の警察として我々を牛耳っている以上、その歴史を辿る必要がある。つまり近現代を読み解くためには、宗教改革+産業革命+市民革命~アメリカ建国に鍵があると考えられる。目の付けどころがいいのは、魔女焚殺(ふんさつ)からアメリカ先住民大虐殺、および黒人の奴隷化といった暴力の共通項があるところだ。今、世界が必要としているのは全アメリカ人に反省を促し、詫びを入れさせる学問的見解であると思う。本書は「
厳選120冊」に入れる予定。
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