彼らは立派なことを公言していることに束縛され、また過大な名声の重みに苦しみながら、自分の意志というよりも、むしろ名誉感によって自己欺瞞を続けているのである。
【『人生の短さについて』セネカ:茂手木元蔵〈もてぎ・もとぞう〉訳(岩波文庫、1980年/大西英文訳、2010年)】
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の執行委員会は5日、パレスチナの正式加盟をめぐる勧告案の採決を行い、58カ国中40カ国の賛成で可決した。
ユネスコ筋によると、採決では米国、ドイツ、ルーマニア、ラトビアの4カ国が反対し、日本など14カ国は棄権した。
勧告案は、加盟193カ国が参加して今月25日に始まるユネスコ総会にかけられるが、パレスチナの加盟が認められれば、ユネスコ予算の22%を拠出する米国が、その負担を減額させる可能性もあるとみられる。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は先月23日、イスラエルや米国の強い反対を押し切り、国連の加盟申請に踏み切った。この問題は現在、安全保障理事会の審査委員会で審議されている。
【ロイター 2011-10-06】