2017-08-19

本当のオレ/『賭博黙示録カイジ』福本伸行


『銀と金』福本伸行

 ・本当のオレ

『福本伸行 人生を逆転する名言集 覚醒と不屈の言葉たち』福本伸行著、橋富政彦編
『福本伸行 人生を逆転する名言集 2 迷妄と矜持の言葉たち』福本伸行著、橋富政彦編

『無境界の人』森巣博
『賭けるゆえに我あり』森巣博
『真剣師 小池重明 “新宿の殺し屋"と呼ばれた将棋ギャンブラーの生涯』団鬼六

 まったくこいつら……
 とことん腐っている……
 わしのように生きるか死ぬかの修羅場を 潜(くぐ)ってきた人間からすると 奴らの精神はまるで病人……
 並の治療では……救われぬほど心性(しんせい)が病んでいる
 その病気とはつまり……どんな事態に至ろうと……【とことん真剣になれぬ】……という病(やまい)だ……
(中略)
 いつだって……許さるとと思っている……
 借金を踏み倒そうと……あるいは……極論……人を殺した……としても……
 自分は悪くない 自分は許される なぜなら……今起こったこの事態はあくまで「仮」(かり)で……
 本当のオレのあずかり知らぬこと……そう考えるからだ
(中略)
 通常奴らは……生涯その「仮」から目覚めない……!
 愚鈍(ぐどん)に……寝たいだけ寝て……不機嫌に起き出し……半ば眠っているような日々を繰り返す
 退屈を忌み嫌いながら その根本原因にはほおかむり
 少し熱心になる瞬間といったら ケチな博奕(ばくち)や……どーでもいい女を追いかけるまわす時くらい……
 なぜそんなくそ面白くもない気分で……この人生の貴重な1日1日を塗(ぬ)り潰(つぶ)せるか……というと……
 いつもどんな時も 現実は奴らにとって「仮」だからだ つまり偽物(にせもの)……
 現実(こんなもの)が……自分の本当のはずがない……奴らはそう思いたいんだ……
 30になろうと40になろうと 奴らは言い続ける……
 自分の人生の本番はまだ先なんだと……!
「【本当のオレ】」を使ってないから今はこの程度なのだと……そう飽きず言い続け……結局は……老い…… 死ぬっ……!
 その間際いやでも気が付くだろう……今まで生きてきたすべてが 丸ごと「本物」だったことを……!

【『賭博黙示録カイジ』福本伸行(講談社、1996~1999年)】

 人は不遇を感じると「自分が活躍する舞台は別の場所にある」と思いがちだ。そう。西方極楽浄土だ(笑)。鎌倉時代の庶民にとって幸せは宇宙の彼方にあるものと信じられ、死んだ後に生まれ変わる場所として渇望された。ま、当然のように首を括りたくなるわな。

 こうした二面的なものの見方は鎌倉仏教の影響が大きいように思う。此岸と彼岸、浄土と穢土(えど)、権教と実教、本門と迹門などなど。ま、本地垂迹(ほんぢすいじゃく)思想と一括りにしてもよかろう。仏教には現象そのものを「仮」と捉える視点もある(仮諦〈けたい〉)。

 福本が指摘する「仮」はもっと卑近なものだが、欲望の燃焼がテーマとなっているだけにわかりやすい。

「本当のオレ」は「今のオレ」である。「眠っているオレ」や「将来のオレ」はフィクションに過ぎない。もちろん可能性は誰にでもある。よくなる可能性も悪くなる可能性も。

 福本作品については絵で好き嫌いが分かれることだろう。個人的には『銀と金』を除けば評価できる作品はない。冗長なルール解説がストーリーの腰を折る嫌いがある。それでも尚、福本作品は男の教養として読むべきだ。

『カイジ』シリーズはこの後、『賭博破戒録カイジ』、『賭博堕天録カイジ』、『賭博堕天録カイジ 和也編』、『賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編』と続く。

2017-08-18

値引き販売による機会損失/『「値引きして売れるなら捨てるよりマシ」は本当か? 将来どちらのほうが儲かるかで考える損得学』古谷文太


「コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブン・ジャパンに、消費期限の迫った食品や飲料などの値引き(見切り販売)を制限され、商品の廃棄を余儀なくされ損害を受けたとして、北海道、大阪、兵庫の3道府県の加盟店オーナー4人が同社に計約1億3980万円の損害賠償を求めた訴訟に対する判決が8月30日、東京高等裁判所で出された」(セブン-イレブン、見切り品値下げ販売裁判敗訴で失ったもの〜異なる同業他社の方針)。



 さてここで、オーナーたちはどんな損得計算をしたのでしょうか?
 捨ててしまえば「入ってくるお金」は0円、「出ていくお金」としては、おそらく廃棄費用がかかるはずです(仕入代金はすでに発生しているので該当しません)。
 一方、値引き販売するのであれば、「入ってくるお金」としては値引き後の販売代金。「出ていくお金」は廃棄費用がかからなくなるので0円のはずです。……こうやって見ていくと、値引き販売をしたほうが得なように見えます。
 では、10円でも20円でも、とにかく売れれば捨てるよりはマシなのでしょうか? この点については、もう一度よく考え直してみる必要があります。
 コンビニ客は、売れ残った弁当を値引き販売しているからといって、ワーッと集まってきたり弁当を余計に買ったりはしないものです。あくまでも、お腹がすいたから必要な分を買おうと店に入り、そこにある選択肢の中から選んで買う……つまり、値引き販売をしたからといって客数や販売数が増えるわけではないということです。値引き商品を棚に並べれば、単に【通常価格で売れたはずの分が値引き販売分に置き換わってしまう】のです。
 この、値引き販売によって売れなくなる通常販売の部分を「機会損失」といいます。

【『「値引きして売れるなら捨てるよりマシ」は本当か? 将来どちらのほうが儲かるかで考える損得学』古谷文太〈ふるや・ぶんた〉(ダイヤモンド社、2010年)】

 廃棄した場合と値引き販売した場合を比較した図表が掲載されており、仕入れ価格50円、通常販売価格120円のおにぎりを廃棄するのに10円の費用がかかるとすると、60円以上の価格にしなければ利益が出ない。

「セブンイレブン商法が特徴的なのは、売れ残った商品の廃棄で生じる損失(廃棄ロス)よりも、商品の発注が少なすぎて売上げを逃すロス(機会ロス)を避けることを重視している点だ」(加盟店に弁当を廃棄させて儲けるセブン-イレブンのえげつない経営術)。

「コンビニの場合はある程度の売れ残りは仕方がないものとして扱い、多めに発注を行っているチェーンが多いです。売れ残りのロスチャージを増やすためではなく、ある程度多めに発注をした方が売上が増えることが多いことが経験から分かっているからです」(セブンイレブンのロスチャージ問題とコンビニの値下げ販売)。

 フランチャイズオーナーというシステムは出店リスクをオーナーに付け替える制度である。儲かるとわかっていればオーナーに出資させる必要はない。セブン-イレブンはドミナント戦略で成功を収めてきた。特定の地域に集中して出店すれば、いくつかの店が失敗するのは当然だ。つまり損をする店舗があったとしても全体で収益が上がればセブン-イレブンとしては構わないわけだ。

 機会損失を通して見えてくるのは、合理的な経営が地球環境を破壊し尽くす未来像だ。利益のためなら何でもするのが企業の使命である。フランチャイズ店を潰し、従業員を馘首(かくしゅ)し、売れ残った商品を廃棄しながら、本社は我が世の春を謳歌する。

サイクリックモデル/『サイクリック宇宙論 ビッグバン・モデルを超える究極の理論』ポール・J・スタインハート、ニール・トゥロック


『人類が知っていることすべての短い歴史』ビル・ブライソン
『ホーキング、宇宙を語る ビッグバンからブラックホールまで』スティーヴン・ホーキング
『エレガントな宇宙 超ひも理論がすべてを解明する』ブライアン・グリーン
『ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』レオナルド・サスキンド
『物質のすべては光 現代物理学が明かす、力と質量の起源』フランク・ウィルチェック

 ・サイクリックモデル

カーター・エマート:三次元宇宙地図のデモ
『宇宙が始まる前には何があったのか?』ローレンス・クラウス

 本書では、サイクリックモデルと呼ばれる、そのもっと大胆な説について説明する。この描像によれば、ビッグバンは時間と空間の始まりでなく、原理的には物理法則を使って完全に記述できる。しかもビッグバンは一度きりではない。宇宙は進化のサイクルを繰り返す。その各サイクルにおいて、ビッグバンが高温の物質と放射を生み出し、それが膨張冷却して今日見られる銀河や恒星が形成される。その後、宇宙の膨張が加速して物質は散り散りになり、空間はほぼ完全な真空へと近づく。そして1兆年ほど経った頃、新たなビッグバンが起こって再びサイクルが始まる。宇宙の大規模構造を作り出した出来事は、一つ前のサイクル、つまり一番最近のビッグバン以前に起こったことになる。
 このサイクリックモデルは、WMAPの結果をはじめ最近のあらゆる天文学的観測結果をインフレーションモデルと同じくらい正確に説明するが、その意味合いは大きく異る。サイクリックの描像によれば、WMAPの画像はクラークのモノリスと同じくらい奇妙だ。われわれを文字通り次元を超えた旅路へと連れていき、ビッグバン以前から遠い未来までにわたる数々の出来事を見せてくれるのだ。

【『サイクリック宇宙論 ビッグバン・モデルを超える究極の理論』ポール・J・スタインハート、ニール・トゥロック:水谷淳〈みずたに・じゅん〉訳(早川書房、2010年)】

 WMAPはNASAの宇宙探査機で宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の温度を測定している。WMAPの画像は衝撃的だった。手っ取り早く言えばビッグバンから40万年後の状態がそのまま膨張した姿で写っているのだ。


 ゆらぎからビッグバンが生じ、ビッグバンから宇宙のゆらぎが生じたことを思えば「ゆらぎ第二章」と名付けてよさそうだ。WMAPの調査によって宇宙の年齢(137億年)や、大きさ(780億光年以上)、組成(4%が通常の物質、23%が正体不明のダークマター、73%がダークエネルギー)などが導き出された。

 サイクリック宇宙論多元宇宙論の一つで、宇宙は無限に連続する自立的な循環を行うという理論である。

 宇宙の大規模構造は泡構造とも呼ばれるが、宇宙それ自体も泡を形成している可能性がある。


 しかも宇宙は動いている。脳には物事を止まった状態で考える癖がある。初めて太陽系の運行を知った時は度肝を抜かれた。


 まるで卵子を目指して進む精子のようだ。DNAも宇宙も螺旋状態があるべき姿なのだろう。時空は螺旋状に進む。

仏教的時間観は円環ではなく螺旋型の回帰/『仏教と精神分析』三枝充悳、岸田秀

 仏教やヒンドゥー教を始めとするアジアの時間論もサイクリックモデルである。我々にとっては親和性が高い。ひょっとすると一つひとつの宇宙に人間原理が働いているのかもしれない。

2017-08-17

ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 3


ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 1
ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 2
・ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 3

・『境界を超える英知 人間であることの核心 クリシュナムルティ・トーク・セレクション 1』J・クリシュナムルティ:吉田利子、正田大観訳(コスモス・ライブラリー、2017年)
・『生の書物』J・クリシュナムルティ:藤仲孝司、内藤晃訳(UNIO、2016年)
・『ブッダとクリシュナムルティ 人間は変われるか?』J.・クリシュナムルティ:正田大観・吉田利子訳、大野純一監訳(コスモス・ライブラリー、2016年)
・『知られざるクリシュナムルティ』G・ナラヤン:高岡光解説・監修、チャンドラモウリ・ナルシプル編集、高岡光・玉井辰也訳(太陽出版、2015年)
・『最初で最後の自由』J・クリシュナムルティ:飯尾順生訳(ナチュラルスピリット、2015年)
 ・『わかっちゃった人たち 悟りについて普通の7人が語ったこと』サリー・ボンジャース:古閑博丈訳(ブイツーソリューション、2014年)
・『静けさの発見 二元性の葛藤を越えて クリシュナムルティ著述集 第4巻』J・クリシュナムルティ:横山信英、藤仲孝司、内藤晃訳(UNIO、2013年)
 ・『創造性について 新しい知覚術を求めて』デヴィッド・ボーム:大槻葉子、大野純一監訳、渡辺充監修(コスモス・ライブラリー、2013年)
・『愛について、孤独について』J・クリシュナムルティ:中川正生(麗澤大学出版会、2013年)
・『クリシュナムルティ その対話的精神のダイナミズム』稲瀬吉雄(星雲社、2013年)
・『スタンフォードの人生観が変わる特別講義 あなたのなかに、全世界がある』J・クリシュナムルティ:中川吉晴訳(PHP研究所、2013年)
・『伝統と革命 J・クリシュナムルティとの対話』J・クリシュナムルティ:大野純一(コスモス・ライブラリー、2013年)
・『思考は生(いのち)を知らない クリシュナムルティと共に考える』森本武(JDC出版、2012年)
・『静かな精神の祝福 クリシュナムルティの連続講話』J・クリシュナムルティ:大野純一(コスモス・ライブラリー、2012年)
・『神話と伝統を超えて 2 DVDで見るクリシュナムルティの教え』ジッドゥ・クリシュナムルティ:白川霞監修、大野純一訳(彩雲出版、2011年)
・『真の革命 クリシュナムルティの講話と対話』J・クリシュナムルティ:柳川晃緒訳、大野純一監訳(コスモス・ライブラリー、2011年)
・『四季の瞑想 クリシュナムルティの一日一話』J・クリシュナムルティ:こまいひさよ(コスモス・ライブラリー、2011年)
・『神話と伝統を超えて 1 DVDで見るクリシュナムルティの教え』ジッドゥ・クリシュナムルティ:白川霞監修、大野純一訳(彩雲出版、2011年)
 ・『悟り系で行こう 「私」が終わる時、「世界」が現れる』那智タケシ(明窓出版、2011年)
・『時間の終焉 J.クリシュナムルティ&デヴィッド・ボーム対話集』 J・クリシュナムルティ:渡辺充(コスモス・ライブラリー、2011年)

ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 2


ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 1
・ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 2
ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 3

 ・『ルポ 現代のスピリチュアリズム』織田淳太郎(宝島社新書、2010年)
・『アートとしての教育 クリシュナムルティ書簡集』J・クリシュナムルティ:小林真行訳(コスモス・ライブラリー、2010年)
 ・『仏教と西洋の出会い』フレデリック・ルノワール:今枝由郎、富樫瓔子(トランスビュー、2010年)
・『明日が変わるとき クリシュナムルティ最後の講話』ジドゥ・クリシュナムルティ:小早川詔、藤仲孝司訳(UNIO、2010年)
・『英知へのターニングポイント 思考のネットワークを超えて』J・クリシュナムルティ:神咲禮監修、大野純一監訳、渡辺充訳(彩雲出版、2010年)
・『回想のクリシュナムルティ 第2部 最後の一歩…』イーブリン・ブロー:大野純一訳(コスモス・ライブラリー、2010年)
・『クリシュナムルティ・ノート』J・クリシュナムルティ:中野多一郎訳(たま出版、2010年)
 ・『わらの犬 地球に君臨する人間』ジョン・グレイ:池央耿訳(みすず書房、2009年)
 ・『精神の自由ということ 神なき時代の哲学』アンドレ・コント=スポンヴィル:小須田健、C・カンタン訳(紀伊國屋書店、2009年)
・『回想のクリシュナムルティ 第1部 最初の一歩…』イーブリン・ブロー:大野純一訳(コスモス・ライブラリー、2009年)
 ・『ストレスのない子育てとシンプルライフ インドから学ぶゆとりのある暮らし- (創成社新書)』金田卓也・サラソティー(創成社新書、2008年)
 ・『世界の「聖人」「魔人」がよくわかる本』一条真也監修、クリエイティブ・スイート著・編集(PHP文庫、2008年)
・『新しい精神世界を求めて ドペシュワルカールの「クリシュナムルティ論」を読む』稲瀬吉雄(コスモス・ライブラリー、2008年)
・『英和対訳 変化への挑戦 クリシュナムルティの生涯と教え』J・クリシュナムルティ:柳川晃緒訳(コスモス・ライブラリー、2008年)
 ・『仏教のまなざし 仏教から見た生死の問題』モーリス・オコンネル・ウォルシュ:大野龍一訳(コスモス・ライブラリー、2008年)
 ・『初代大使が見たカザフスタン』松井啓(めるくまーる、2007年)
・『智恵からの創造 条件付けの教育を超えて クリシュナムルティ著述集 第8巻』J・クリシュナムルティ:藤仲孝司、横山信英、三木治子訳(UNIO、2007年)
・『既知からの自由』J・クリシュナムルティ:大野龍一訳(コスモス・ライブラリー、2007年)
・『いかにして神と出会うか』J・クリシュナムルティ:中川正生訳(めるくまーる、2007年)
・『クリシュナムルティの教育原論 心の砂漠化を防ぐために』J・クリシュナムルティ:大野純一訳(コスモス・ライブラリー、2007年)
・『生と出会う 社会から退却せずに、あなたの道を見つけるための教え』J・クリシュナムルティ:大野龍一訳(コスモス・ライブラリー、2006年)
 ・『人間理解の基礎としての神智学』神尾学(コスモス・ライブラリー、2006年)
 ・『「古(いにしえ)の武術」に学ぶ 身体は工夫次第で生まれ変わる』甲野善紀(PHP研究所、2005年)
・『しなやかに生きるために 若い女性への手紙』J・クリシュナムルティ:大野純一訳(コスモス・ライブラリー、2005年)
 ・『未来を開く教育者たち シュタイナー・クリシュナムルティ・モンテッソーリ…』神尾学編著、今井重孝、岩間浩、金田卓也(コスモス・ライブラリー、2005年)
・『花のように生きる 生の完全性 クリシュナムルティ著述集 第1巻』J・クリシュナムルティ:横山信英、藤仲孝司訳(UNIO、2005年)
・『人生をどう生きますか?』J・クリシュナムルティ:大野龍一訳(コスモス・ライブラリー、2005年)
・『クリシュナムルティとは誰だったのか その内面のミステリー』アリエル・サナト:大野純一、大野龍一訳(コスモス・ライブラリー、2005年)
 ・『君あり、故に我あり 依存の宣言』サティシュ・クマール:尾関修、尾関沢人訳(講談社学術文庫、2005年)
 ・『セブン・マスターズ 「瞑想」へのいざない』ジョン・セルビー:矢鋪紀子訳(サンマーク出版、2004年)
・『片隅からの自由 クリシュナムルティに学ぶ』大野純一著編訳(コスモス・ライブラリー、2004年)
・『自由と反逆 クリシュナムルティ・トーク集』J・クリシュナムルティ:大野龍一訳(コスモス・ライブラリー、2004年)
・『知恵のめざめ 悲しみが花開いて終わるとき』J・クリシュナムルティ:小早川詔、藤仲孝司訳(UNIO、2003年)
・『リシバレーの日々 葛藤を超えた生活を求めて』菅野恭子(文芸社、2003年)
・『白い炎 クリシュナムルティ初期トーク集』クリシュナムルティ:大野純一訳(コスモス・ライブラリー、2003年)
・『クリシュナムルティ・スクールの民族誌的研究』武井敦史(多賀出版、2003年)
・『あしどり クリシュナムルティを糧とする友へ』高橋重敏(いしずえ、2002年)
 ・『カミング・ホーム 文化横断“悟り”論』レックス・ヒクソン:高瀬千尋訳、高瀬千図監訳(コスモス・ライブラリー、2001年)