・民主的な議員選出法とは?
・統治形態は王政、貴族政、民主政
・現在の議会制民主主義の実態は貴族政
・真の民主政とは
・理性の開花が人間を神に近づけた
・選挙と民主政
・貴族政=ミシュランガイド、民主政=ザガットサーベイ
・『悪の民主主義 民主主義原論』小室直樹
現代日本の我々が考える貴族政とは、「貴族としての身分」を保障された面々による政治ということになる。だが、これがそもそもの間違い。
古代のアテナイでは、統治形態を三つに分類して考えるのが一般的であった。すなわち、王政、貴族政、民主政の三つである。この分類法自体は、それほど違和感を与えるものではあるまい。むしろ、問題は、この分類が何を第一の基準にしていたのかという点にある。
その解答を極めて単純に言うならば、意志決定者の数だということになろう。具体的には、それが一人なのか、一部なのか、全員なのかということである。王政には一人の支配者がおり、貴族政には一部の支配者がいる。それに対して、全員参加の民主政が、「人民による支配」なのだというわけである。
【『民主主義という錯覚 日本人の誤解を正そう』薬師院仁志〈やくしいん・ひとし〉(PHP研究所、2008年)】
言われなければ一生気づかないまま人生を終えていたことだろう。つまり、選挙制度と民主主義の間には何の関係もないってことだ。「へぇボタン」があったら、ぶっ壊れるまで叩いてやるところだ。多分、政治家の連中も気づいていないだろーね。あな、恐ろしや。
・パレートの法則/『新版 人生を変える80対20の法則』リチャード・コッチ
・最後の元老・西園寺公望/『幣原喜重郎とその時代』岡崎久彦
・政党が藩閥から奪った権力を今度は軍に奪われてしまった/『重光・東郷とその時代』岡崎久彦