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ヨーガのポーズのことをサンスクリット語でアーサナといいますが、この意味は「坐り方」ということです。ヨーガは本来、解脱に至るための瞑想法として生み出されました。瞑想のために長時間坐っていても疲れない快適な坐り方が必要となり、さまざまな坐法が生まれ、同時に瞑想に専念できるように、健康を保つためのさまざまなポーズが生み出されたのです。このように、「坐る」ことはヨーガの基本であり、その重要性をいろいろなアプローチで説いています。
寝たままの生活をしている人のなかには、本人の気力が衰え「寝たまま」になっている場合や、周囲が「寝かせたまま」になってしまっているケースがあります。そうした人たちは、本人や周囲が坐らせる努力をすれば坐れるようになるケースが多いです。
寝たままと坐れることの間には雲泥の差があります。寝たままの生活で大きな問題となる床ずれは、坐ることができるようになれば治ります。また坐ることで排便も用意になり、食事も楽にできるようになります。寝たままの食事と坐っての食事では、同じものを食べても味も違います。
坐ることで深い呼吸ができるようになり、換気量も増えます。坐っている時間が増えるだけで、呼吸が深くなるものです。呼吸が深くなれば、当然血液の還流もよくなり、血圧も安定します。単に坐るだけですが、それでも筋力トレーニングになっているのです。身体を起こした状態を維持することで首の筋肉が鍛えられ、咀嚼がしっかりとできるようになり、誤飲も防げます。
【『ベッドの上でもできる 実用介護ヨーガ』成瀬雅春〈なるせ・まさはる〉(中央アート出版社、2007年)】
みんな知ってる? 肩甲骨って翼の名残りなんだぜ。俺たちの先祖は空を飛んでいたのだ。肩甲骨をグルグル回して先祖の記憶を想像してみよう。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2013年11月13日
私は2004年に、『高岡英夫の歩き革命』(弊社刊)を舞台に、人の理想の歩きとして、「ゆるウォーク」を提示した。
ゆるウォークとは、体をゆるめて、コリやムダな力を取り除き、もって生まれた自然の力を取り戻し、快適に歩くことである。つまり、この本は、観念的に正しいとされる歩き方に人の体をはめ込むという、これまでなされてきたすべての歩き方の理論と指導に、警鐘を鳴らす本でもあった。
そして「この本は、とても奥の深い内容を、懇切丁寧に、わかりやすく説いている。これこそ、快適な歩きをものにするためのバイブルだ」との声を、数多くいただいた。
しかし、ゆるウォークを、どこまでも正確に理解していただきたいという思いが強すぎたのか、その内容は少々ヘビーなものになってしまった。そこで、このヘビーな本を手にした多く(ママ)方々から、今度は、もっと気軽に取り組めるやさしい本を出版してほしいというご希望をいただき、本書は生まれた。
【『高岡英夫のゆるウォーク 自然の力を呼び戻す』高岡英夫:小松美冬〈こまつ・みふゆ〉構成(学習研究社、2006年)】
理想の歩きでは、脚に重みが感じられるものの、軽く動くようになる。脚に重みを感じるというのは、脚の脱力が進んだ証拠。軽く感じるのは、股関節のまわりの筋肉がゆるんできたということで、大腿骨がパッとスムーズに前に振り出されるようになってきた証拠である。
さらに股関節まわりの筋肉の脱力が進むと、腸腰筋(ちょうようきん)が使われ始めてくる。腸腰筋(下図)は、股関節と骨盤及び背骨をつなぎ、大腿骨をポンと前に振り出す働きのある筋肉なので、さらに脚は軽く感じられるようになる。
【『高岡英夫の歩き革命』高岡英夫:小松美冬〈こまつ・みふゆ〉構成(学習研究社、2004年)】
大腰筋+腸骨筋=腸腰筋/腸腰筋の鍛え方なら「フロントランジ」が効果的 | StartHome https://t.co/TCZ4uStEwd
— 小野不一 (@fuitsuono) 2019年2月23日
人・モノ・情報が目まぐるしく動くスピード社会にあって、書くこと、歩くことは「止まる」に等しい行為だ。走っている人の景色はただ流れ去るだけだ。止まらなければ見えない。あやふやな方向に走り出すよりも、立ち止まって自分を見直す時間に豊かな何かがある。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2016年2月13日
色々試してきたが、やはり一番効果を感じるのはウォーキングである。1日に5km以上歩くようにしている。ウォーキングは骨盤を上に持ち上げることを意識し、腕をしっかりと後ろに振る。前には振らなくてよし。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2017年4月1日
最近心掛けているのは歩幅を広くしないこと。爪先を少し内向きにして足指で地面をつかむ感覚を意識することの二つ。腕は少し後ろに振るくらいでいい。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2018年7月21日
階段を降りる時、爪先から着地することに気づいた。スローピングといっても坂道と階段では動きが異なる。ハイヒールは足を痛めるので履くのは避けた方がよいが、少なからず効能があるのは爪先で歩くためだろう。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2018年12月17日
今までは上に伸び上がるような歩き方をしてきた。要は体全体でリズムをつけて楽しそうに歩くのだ。これは山男の太郎先輩を真似たもの。今日考えたのは母子球から力を抜いて踵を残す歩き方である。肩は開いて少し前屈みになる。腕は最低限だけ振る。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2018年12月31日
つまり踵をできるだけ水平に移動する。昔の日本人は土の上を草鞋で歩いていたわけだから、蹴る動きはなかったはずだ。実際に靴で歩いてもわかるが砂利道や土の道路は蹴ると滑る。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2018年12月31日
能や狂言の歩き方に近い。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2018年12月31日
5kmほど歩いてきたが、いやはや難しいものだ。考えれば考えるほど足が出なくなる。面倒臭くなったので思い切り爪先で歩くようにした。ふくらはぎの筋肉がパンパンである。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2019年2月18日
黄色人種である日本人は、骨格的に大きなハンディがあります。
黒人選手の骨格で特徴的なのは、骨盤がしっかり前傾していることです。そのため、骨盤が動きやすく、骨盤を動かすインナーマッスルの腸腰筋も非常に発達しています。つまり、生まれつき体幹が機能しやすいのです。黒人アスリートの、パワフルでダイナミックなフォームは、骨格からくる体幹の力によるものなのです。
これに対し、日本人をはじめとする黄色人種は、骨盤がもともと後継ぎみ。そのため、腸腰筋やお尻の筋肉が発達しにくく、油断すると体幹がすぐに眠った状態になってしまいます。黄色人種の私たちが黒人に対抗するには、トレーニングによって強靭な体幹を作り上げることが必須条件なのです。
【『「体幹」ウォーキング』金哲彦〈きん・てつひこ〉(講談社、2010年)】