2020-12-23

パラリンピックを3倍楽しむために/『目の見えないアスリートの身体論 なぜ視覚なしでプレイできるのか』伊藤亜紗


・『目の見えない人は世界をどう見ているのか』伊藤亜紗

 ・パラリンピックを3倍楽しむために

・『どもる体』伊藤亜紗
・『記憶する体』伊藤亜紗
・『手の倫理』伊藤亜紗
『ポストコロナの生命哲学』福岡伸一、伊藤亜紗、藤原辰史『悲しみの秘義』若松英輔

 けれど、同じことをしたとしてもやはりそこには違いがあるはずです。「視覚なしで走るフルマラソン」や「視覚なしでするダイビング」がどんな経験なのかが気になる。たとえば、ある中途失明の女性が、「走るっていうのは両足を地面から同時に離す快楽なんです」と興奮ぎみに話してくれたことがありました。視覚なしの生活になって、常に摺(す)り足をする癖がついていた彼女にとって、それは大きな解放感をもたらしたそうです。それまで、私は走ることを「両足を地面から同時に離す行為」と捉えたことなどありませんでした。こうした「同じ」の先にある「違い」こそ、面白いと私は信じています。
 それは感情ではなく知性の仕事です。私たちの多くがいつもやっているのとは違う、別バージョンの「走る」や「泳ぐ」。それを知ることは、障害のある人が体を動かす仕方に接近することであるのみならず、人間の身体そのものの隠れた能力や新たな使い道に触れることでもあります。「リハビリの延長」でも「福祉的な活動」でもない。身体の新たな使い方を開拓する場であることを期待して、障害スポーツの扉を叩きました。

【『目の見えないアスリートの身体論 なぜ視覚なしでプレイできるのか』伊藤亜紗〈いとう・あさ〉(潮新書、2016年)以下同】

 恐るべき才能の出現である。2冊読み、思わずBABジャパン社にメールを送った。直ちに伊藤亜紗を起用して日野晃初見良昭〈はつみ・まさあき〉を取材させるべきである、と。単なる説明能力ではない。柔らかな感性から紡ぎ出される言葉が音楽的な心地よさを感じさせるのだ。その文体は福岡伸一を凌駕するといっても過言ではない。

 街や家はあくまで私たちが生活する場。最低限の法律やルールは用意されているけれど、基本的には個人がそれぞれの目的や思いにしたがって自由に動き回っています。不意に立ち止まって写真を撮る人もいれば、立ち止まったその人をよけて小走りで先を急ぐ人もいる。お互いの配慮は必要ですが、思い思いの活動が許されています。
 それに対して、スポーツが行われる空間は、圧倒的に活動の自由度が低い空間です。管理されているのです。物理的な意味でも地面や水面が線やロープで区切られていますし、ルールという意味でも明確な反則行為が規定されています。
「自由度が低い」というとネガティブな印象を与えますが、近代スポーツとはそもそもそういうものでしょう。つまり、運動の自由度を下げることで、競争の活性を高めるのです。
 このような「生活の空間」と「スポーツの空間」の違いを、「エントロピー」という言葉で説明するならこうなるでしょう。生活の空間はエントロピーが大きく、スポーツの空間は逆にエントロピーが小さい空間である、と。
 エントロピーとは「乱雑さ」を意味する熱力学の用語です。分子が空間内をあちこち自由に動き回っている気体のような状態は、分子が整列して結晶構造を成している固体の状態に比べると、エントロピーが大きいということになります。(中略)
 グラウンドやプールに引かれた空間的な仕切りや実施上の細かなルールは、いわばエントロピーを調節するためのコントローラーのようなもの。コントローラーのツマミをどのように設定するかによって、その空間で行われる競技の内容は変わってきます。

 スポーツが「運動の自由度を下げることで、競争の活性を高める」との指摘自体が卓見であるが、更に続いてエントロピーの概念を引っ張り出すところが凄い。しかも正確な知識だ。エントロピーはしばしば誤って語られることが多い。

 障碍(しょうがい)は情報量を少なくする。眼や耳の不自由な人を思えば五感が四感になったと考えてよかろう。そんな彼らがエントロピーの小さな舞台で不自由な体を躍動させるのだ。障碍とルールという二重の束縛が競技を豊かなものにしていることがよく理解できる。

「パラリンピックを3倍楽しむために」というのは釣りタイトルであるが、明年のパラリンピックがあろうとなかろうとスポーツ観戦に興味がある人は必読である。

インナーマッスルを鍛える/『1週間で腹を凹ます体幹力トレーニング 1日5分誰でもラクラク即効!』木場克己


・『長友佑都体幹トレーニング20』長友佑都

 ・インナーマッスルを鍛える

 見た目が面白いくらい変わるから、【9割の人は、それがうれしくてアウターマッスルばかり鍛えてしまう】。
【だが実は、あなたの奥底に秘められた潜在力を目覚めさせてくれるのは、インナーマッスルだ】。深奥に筋肉がたっぷりバランスよくついていれば、骨格がコルセットに支えられた状態になり、真に安定した幹になる。鍛えあげられたインナーマッスルに包まれた体幹は、空気が十分に入ったボールのように「ピン!」とハリがある。【投げる、蹴る、跳ぶ……どんな動きも、弾むボールのように速く、力強くなる】。

【『1週間で腹を凹ます体幹力トレーニング 1日5分誰でもラクラク即効!』木場克己〈こば・かつみ〉(三笠書房、2016年)】

 インナーマッスルとは深層筋のことで体の奥に位置する筋肉の総称である。意識することが難しく、筋トレで鍛えることができるのはいずれも表層筋である。加齢に伴い猫背、ガニ股、腰の曲がりなどが表立ってくるが、インナーマッスルを一言にすれば「姿勢を支える筋肉群」である。

 我々が普段楽だと思っている姿勢は筋肉がダラリとなっている状態で、実は骨に負担が掛かっている。椅子に浅く腰掛けてだらしなく坐るのが典型で腰痛の原因となる。腰に負担が少ないのは真っ直ぐに背骨を伸ばした姿勢なのだ。つまり骨の硬さを利用するのである。

 体幹という言葉を知ったのは長友本による。一読した時は殆ど意味が理解できなかった。低負荷の体操と思い込んだほどだ。多少なりともスポーツをしてきた私ですら、その概念を掴むことが容易ではなかった。体幹とは胴体のことである。

 それほどお薦めできる本ではないがストレット法が多数紹介されているのが目を引く。


 私は今まで首のストレッチを軽視してきたのだがこれを見て瞬時に誤りを悟った。頭部を支える首の柔軟性が失われると思考そのものも凝り固まってしまうことだろう。


漢字でおすすめと書く場合「お勧め」「お薦め」「お奨め」のどれが正しい? 【ビジネス用語】 | マイナビニュース

読み始める

2020-12-22

プロパガンダ装置として作動するフェイスブック/『マインド・ハッキング あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア』クリストファー・ワイリー


・『トゥルーマン・ショー』ピーター・ウィアー監督
『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー
『一九八四年』ジョージ・オーウェル
『服従の心理』スタンレー・ミルグラム
『予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』ダン・アリエリー
『ソクラテスはネットの「無料」に抗議する』ルディー和子
SNSと心理戦争 今さら聞けない“世論操作”

 ・プロパガンダ装置として作動するフェイスブック

『アメリカ民主党の崩壊2001-2020』渡辺惣樹
『デジタル・ゴールド ビットコイン、その知られざる物語』ナサニエル・ポッパー
『次のテクノロジーで世界はどう変わるのか』山本康正
『無人の兵団 AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争』ポール・シャーレ
『データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』矢野和男
『パーソナルデータの衝撃 一生を丸裸にされる「情報経済」が始まった』城田真琴
『データ資本主義 ビッグデータがもたらす新しい経済』ビクター・マイヤー=ショーンベルガー、トーマス・ランジ
『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』藤井保文、尾原和啓
『あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠』キャシー・オニール
『快感回路 なぜ気持ちいいのかなぜやめられないのか』デイヴィッド・J・リンデン
『もっと! 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学』ダニエル・Z・リーバーマン、マイケル・E・ロング
『ストーリーが世界を滅ぼす 物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴットシャル

必読書リスト その五

  「デジタルコモンズ」一大拠点で進む社会の分断

 数億人ものアメリカ人がフェイスブックユーザーになっている。写真をシェアしたり、セレブをフォローしたりできる「楽しくて無害な場所」と思って。友人とつながり、ゲームやアプリで退屈しのぎをするのに「便利な場所」と思って。フェイスブックからは、「ここは人と人とをつなげてコミュニティーをつくる場所」との説明を受けている。実はここに落とし穴がある。同社が描くコミュニティーの世界では、同類が集まるコミュニティーが無数に誕生し、それぞれが隔離されているのだ。
 フェイスブックはユーザーを観察し、投稿を読み、友人との交流を調べる。そのうえでアルゴリズムを使ってユーザーをカテゴリー化し、デジタルコミュニティーをつくる。個々のデジタルコミュニティーを構成するのは、フェイスブックが「ルックアライク(類似した消費傾向や行動様式を持つユーザー)」と呼ぶ同類だ。もちろん目的はターゲティング広告。それぞれのカテゴリー用にカスタム仕様にしたナラティブを渡すわけだ。ユーザーの大半は自分が特定のカテゴリーに入れられているとは気付かないし、ほかのカテゴリーから切り離されているとも気付かない。当然のことながら、ルックアライクごとのカテゴリー化が進めば進むほど、社会がますます分断されていく。これがソーシャルメディアの実態だ。
 アメリカはソーシャルメディアを生誕地として、ニュースフィードやフォロワー、「いいね!」、者絵などで成り立つ「デジタルコモンズ(デジタル共有資源)」の一大拠点になった。気候変動は海岸線や森林、野生生物に少しずつゆっくりと影響を及ぼしており、全体像を把握するのは難しい。ソーシャルメディアも同じで、社会にどんな影響を及ぼしているのか、全体像は簡単には把握できない。
 それでも個別事例は確認できる。ソーシャルメディアが猛威を振るい、突如として国全体を揺るがすこともあるのだ。2010年代半ばのこと。フェイスブックはミャンマーに参入して急成長し、人口5300万人の同国であっという間に2000万人のユーザーを得た。同社のアプリはミャンマーで売られるスマホの多くにプリインストールされ、国民にとって主要なニュースソースになった。
 17年8月、フェイスブック上でヘイトスピーチが拡散した。イスラム系少数民族ロヒンギャを標的にし、「イスラム教徒のいないミャンマー」といったナラティブが流れたり、地域一帯の民族浄化を求める声が広がったりしていた。このようなプロパガンダを用意して拡散させたのは、情報戦を展開する軍部だった。ロヒンギャの戦闘員が警察施設を襲撃すると、ミャンマー軍はオンライン上での支持拡大をテコにして大規模な報復に出た。何万人にも上るロヒンギャ族を殺害したり、れいぷしたり、重傷を負わせたりしたのである。軍部以外も虐殺に加担し、フェイスブック上ではロヒンギャ攻撃を求める動きが強まる一方だった。ロヒンギャの村落が焼き払われ、70万人以上のロヒンギャ難民が国教を越えてバングラデシュに流れ込んだ。
 そんななか、フェイスブックはミャンマー内外の団体から繰り返し非難された。結局、やむにやまれず行動を起こした。自社プラットフォーム上からロヒンギャの反政府勢力を排除したのだ。ミャンマー軍と親政府勢力はそのままにして。当然ながらロヒンギャに対するヘイトスピーチはその後も拡散し続けた。国連はミャンマーの状況について「教科書に出てくるような民族浄化の典型例」と糾弾していたのに、フェイスブックの耳には届かなかったようだ。
 18年3月、国連はついに「ロヒンギャの民族浄化でフェイスブックは決定的役割を果たした」と結論した。フェイスブックはフリクションレス(ストレスがなくスピーディーという意味)な設計思想に基づいているから、ヘイトスピーチを信じられないようなスピードで拡散させ、暴力を助長する格好になった。これに対するフェイスブックの反応はよそよそしく、まさにオーウェリアン(全体主義的な監視社会)的だった。4万人の民族浄化に加担したと指摘されたのに、「われわれはヘイトスピーチや暴力的コンテンツの排除に全力で取り組んでいます。プラットフォーム上にはヘイトも暴力も入り込む余地はありません」との声明を出したのだ。これを読んで世界各地の独裁者はどう思っただろうか。独裁体制を維持するうえでフェイスブックほど頼りになる民間企業はない、と結論したのではないだろうか。
 インターネットの誕生によって素晴らしい世界が到来する――。最初はインターネットに対する期待は大きかった。人と人を隔てるバリアが取り払われ、突如として誰もが世界中の誰とでも話ができるようになるのだから。
 実際には違う世界が現れ、現実社会の問題を増幅させている。人々はソーシャルメディア上で何時間も過ごし、似たような思考や趣味を持つユーザーをフォローする。そのうち地区別にキュレーションされたニュース記事を読むようになる。キュレーションを行っているのはフェイスブックのアルゴリズムであり、アルゴリズムの唯一の“道徳規範”はクリックスルー率(インターネット広告の効果を測る指標)だ。
 これは何を意味しているのか。キュレーションされたニュース記事は一元的な価値観を前面に出し、ユーザーをクリック中毒のような極端な行動に走らせる。結果として起きるのが「認知セグリゲーション (隔離)」だ。ユーザーはそれぞれの「情報ゲットー」へ隔離され、その延長線上で現実社会の分断を引き起こす。フェイスブックが言う「コミュニティー」は、実は「ゲーテッドコミュニティー」なのだ。

【『マインド・ハッキング あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア』クリストファー・ワイリー:牧野洋〈まきの・よう〉(新潮社、2020年)】

 鈴木傾城〈すずき・けいせい〉のブログで「フェイスブックを使うと個人情報がバレバレになる」との記述を読み、私は直ちに撤収した。半年ほどしか使っていなかったこともあり特に不便は感じなかった。少し経ってGoogle+のサービスが終了した。SNS覇権を制したのはフェイスブック、ツイッター、インスタグラムで、フリッカーやタンブラーは出遅れた感がある。

 本書はロシアゲート問題の重要な証言である。クリストファー・ワイリーはカナダ生まれで、10代から選挙運動に関わってきたコンピュータプログラマーだった。マイクロターゲティングという手法を編み出し、アルゴリズムで「特定のグループに分類された人々の行動や興味・関心、意見等をデータ解析によって予見し、そこから彼らにとって最も効果的な反応を引き出すメッセージが発信される」(Wikipedia)。

 彼に目をつけたのがイギリスのケンブリッジ・アナティリカ社(以下CA社)でワイリーを引き抜き、ケニア大統領選挙でケニヤッタ陣営の選挙運動全般を請け負い、ハニートラップをも駆使して勝利に導いた。ナイジェリアの大統領選挙にも介入し実績を積み重ねた。

 15年発表の研究論文──執筆者はヨウヨウ、コシンスキー、スティルウェルの3人──によれば、人間行動の予測という点では、フェイスブックの「いいね!」を利用するコンピューターモデルは圧倒的なパフォーマンスをたたき出す。
 Aの行動を予測するとしよう。「いいね!」10個で、Aの職場の同僚よりも正確に予測できる。150個で、Aの家族よりも正確に予測できる。300個で、Aの配偶者よりも正確に予測できる。なぜこうなるのか? 友人や同僚、配偶者、両親はAの人生の一面しか見ていないからだ。

トランプ当選のためSNSから8700万人分の個人情報を抜き取った男の手口 巧妙な「性格診断アプリ」というワナ | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 ワイリーはフェイスブック経由で「マイパーソナリティー」という性格診断アプリをダウンロードさせることで個人情報を掌握し、更には友人関係の情報まで芋づる式に掻き集めた。アメリカから風采の上がらない中年男性がやってきた。スティーブ・バノンである。バノンはCA社にロバート・マーサーと娘のレベッカを紹介した。アメリカ保守系の超タカ派で共和党の有力スポンサーだ。CA社はマイクロターゲティングを用いてトランプ陣営のバックアップに取り組む。ワイリーは知らなかったがCA社はロシアとも深い関係を結んでいた。

 フェイスブック社のデータ管理は元々杜撰な上、データ研究を推奨していた。フェイスブックはプログラマーからすれば十分過ぎる情報の宝庫であった。

 これを「心理戦版大量破壊兵器」と呼ぶのが適当かどうかは微妙だ。なぜなら「緻密なマーケティング」とも言い得るからだ。つまりマインド・ハッキング(原題は「Mindf*ck」)か誘導かがはっきりしないのだ。これをマインドハックとしてしまえば全ての宣伝広告はマインドハックになってしまう。

 文章が巧みでIQの高さが窺えるが、如何せん初めにトランプ批判ありきで妙な政治色を帯びている。トランプ批判が具体的であるのに対して、オバマを一方的に持ち上げるのは彼がゲイであるため民主党に肩入れしているようにしか見えない。

 オバマ政権に関しては北野幸伯〈きたの・よしのり〉が前半は駄目だったが、後半は米国にとってよい政権だったと指摘している。

 尚、訳者の牧野洋は武田邦彦を個人攻撃したファクトチェック・イニシアティブのアドバイザーを務めていることを付記しておく。



CNN.co.jp : トランプ大統領、駆け込みで恩赦と減刑 ロシア疑惑で有罪の2人も
行動嗜癖を誘発するSNS/『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』アダム・オルター

2020-12-20

統合失調症の内なる世界


 ・統合失調症の内なる世界

『オープンダイアローグとは何か』斎藤環
『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』斎藤環解説、まんが水谷緑
『悩む力 べてるの家の人びと』斉藤道雄
『治りませんように べてるの家のいま』斉藤道雄
『べてるの家の「当事者研究」』浦河べてるの家

 ツイートの日付をクリックすればスレッド表示となる。認知(受信)の歪みは誰にでも起こり得る。意識は繊細な糸でできており、右脳と左脳の統合が崩れると五感情報の整合性がとれなくなるのだろう。




「少しでもいい影響が広がりますよ...」、@M_hytk09 さんからのスレッド - まとめbotのすまとめ