2018-08-26

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マックス・ハーフェラール―もしくはオランダ商事会社のコーヒー競売
ムルタトゥーリ
めこん
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三島由紀夫 (群像 日本の作家)
秋山 駿
小学館
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「リベラル」という病 奇怪すぎる日本型反知性主義
岩田 温
彩図社 (2018-01-30)
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平和の敵 偽りの立憲主義
岩田 温
並木書房 (2015-10-30)
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間脳幻想―人類の新時代をひらくキー・ワード
藤原 肇 藤井 尚治
東興書院
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なんじ自身のために泣け
関岡 英之
河出書房新社
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学校では絶対に教えない植民地の真実
黄文雄
ビジネス社
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コレステロール―嘘とプロパガンダ
ミッシェル・ド・ロルジュリル
篠原出版新社
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春の雲 (1967年) (講談社現代新書)
岡 潔
講談社
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西行全歌集 (岩波文庫)
西行
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西行 (新潮文庫)
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白洲 正子
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西行 (岩波新書)
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高橋 英夫
岩波書店
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万葉集(一) (岩波文庫)
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芭蕉雑記・西方(さいほう)の人 他七篇 (岩波文庫)
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芭蕉紀行文集―付嵯峨日記 (岩波文庫 黄 206-1)
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或日の大石内蔵之助・枯野抄 他十二篇 (岩波文庫)
芥川 龍之介
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ザ・龍之介―芥川龍之介全一冊
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数学流生き方の再発見―数学嫌いに贈る応援歌 (中公新書)
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秋山仁先生のたのしい算数教室 1 身長と体重はたし算できるかな?
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数の大常識 (これだけは知っておきたい)

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人は血管から老化する (青春新書プレイブックス)
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2018-08-25

大数学者、野良犬と跳ぶ/『風蘭』岡潔


『春宵十話』岡潔

 ・大数学者、野良犬と跳ぶ

『紫の火花』岡潔
『春風夏雨』岡潔
『人間の建設』小林秀雄、岡潔
『天上の歌 岡潔の生涯』帯金充利

必読書リスト その四

 ちかごろアメリカにジャンポロジーという学問――跳躍学とでもいうのでしょうか――ができて、こういう本が出ている、といって見せてもらいました。これは、ある週刊誌の記者が東京からふたり来て、それを見せてくれたのです。それで、写真にとりたいからとんでくれ、とわたしにいうのです。
 なさけないことを頼まれるものだ、犬に頼んでくれないかなあ、と思ったのですが、東京からわざわざ見えたのだから、それじゃとぼうかな、と思って外に出ました。
 すると、近所のなじみののら犬がやってきて、いっしょにとんでくれたのです。

【『風蘭』岡潔(講談社現代新書、1964年/角川ソフィア文庫、2016年)以下同】

天上の歌 岡潔の生涯』(帯金充利著)の表紙にもなっている有名な写真がそれだ。

天上の歌―岡潔の生涯

 わたしはこの犬が飼われているという実感のわく家をほしがり、わたしのうちをこんなふうにたよっているのだから飼ってやらないか、といったのですが、犬を飼うといろいろとわたしにはよくわからない弊害がともなうらしく、家内と末娘が反対するのです。だから飼ってやるわけにもいきません。
 しかし、なんとかしてやりたいな、と思っていました。おおげさにいうとそれが負担になっていました。
 さてわたしがカメラに向かっていやいやとんだところ、その犬も来てとんだのです。それが、すこしおくれてとんだものですから、写真にはまさにとぼうとしているところがうつっています。それがひどくいいのです。
 やがてその週刊誌を見た人たちのあいだで評判になりました。つまりいちばんよくとぼうとしているのは犬である、ということになったのです。
 こうしてだいぶん有名になったおかげで、近所のうちの一軒で飼ってやろうということになりました。それで、わたしもおおげさいにいえばすっかり重荷をおろすことができ、やはりとんでよかったと思いました。

 岡潔はネクタイを嫌い、長靴を愛用した。いずれも身体(しんたい)に関わる影響を顧慮してのことである。文化勲章親授式(1960年、写真)の際もモーニング姿に長靴を履こうとして慌てた家族が説得したというエピソードがある。夏は長靴を冷蔵庫で冷やした。天才は常識に縛られることがない。常軌を逸するところに天才らしい振る舞いがある。

 それにしても、と思わざるを得ないのは週刊誌記者やカメラマンの不躾(ぶしつけ)なリクエストである。結果的にはチャーミングな写真となったわけだが、偉大な数学者に対する非礼に嫌悪感が湧いてくる。

 それでも岡は「とんでよかった」と言う。私は何にも増して岡の情緒がよく現れている出来事だと感じ入るのである。

風蘭 (角川ソフィア文庫)
岡 潔
KADOKAWA/角川学芸出版 (2016-02-25)
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2018-08-23

楽園の現実/『エデン』近藤史恵


『サクリファイス』近藤史恵

 ・楽園の現実

『サヴァイヴ』近藤史恵
・『キアズマ』近藤史恵
・『スティグマータ』近藤史恵
・『逃げ』佐藤喬

 時速90キロの風の中、慎重にハンドルを切る。
 勝てるかどうかわからない。だが、はじめて知った。そのわからないことが希望なのだと。

【『エデン』近藤史恵〈こんどう・ふみえ〉(新潮社、2010年/新潮文庫、2012年)以下同】

 チカこと白石誓〈しらいし・ちかう〉がツール・ド・フランスで活躍する。無論、エースではなくアシストだ。

「新潮ケータイ文庫DX」で連載されたようだ。ウェブサイトが見つからないので既に撤収か。連載物は読者の興味をつなぎ留めるため通俗的な内容になりやすい。新聞小説など分量が短ければ短いほど難しいような気がする。

 時折光る文章がちりばめられていて軽い読み物で終わらせない執念が窺える。

「賢いとは言えないが、尊敬に値するな」

「サクリファイスシリーズ」は全てのタイトルがカタカナ表記になっており意味がわかりにくい。巻頭に説明があった方がいいだろう。

 プロ自転車レース最高峰のツール・ド・フランスは楽園ではなかった。複雑な駆け引き、敵チームへの妨害、勝つためには薬物にも手を伸ばすことも辞さない修羅闘諍(しゅらとうじょう)の世界であった。

 自転車に興味がなくとも十分楽しめる内容だ。

エデン (新潮文庫)
エデン (新潮文庫)
posted with amazlet at 18.08.19
近藤 史恵
新潮社 (2012-12-24)
売り上げランキング: 21,634

2018-08-22

昭和20年代製造の自転車を米国人が執念の修復


 偶然見つけた動画である。「磨けば光る」――そんな単純な道理が長い理窟よりもわかりやすく伝わってくる。こうした作業を教育現場で紹介すれば、いじめも激減するのではなかろうか。皆が「光る何か」を持っていることに気づくからである。私がこよなく愛する「カノン」(パッヘルベル)をBGMにしているのも心を震わせる。何気なく検索したところブログも発見した。最初のページには大久保製作所社長のお孫さんのコメントがあり小さなドラマが生まれている。


ニューマグネット号の紹介: 昭和自転車 Vintage Japanese Bicycles
マグネット号のレストア・スタート: 昭和自転車 Vintage Japanese Bicycles
マグネット号の分解: 昭和自転車 Vintage Japanese Bicycles
マグネット号 レストア メッキ編: 昭和自転車 Vintage Japanese Bicycles
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マグネット号 組み立て開始①: 昭和自転車 Vintage Japanese Bicycles
マグネット号 組み立て完了: 昭和自転車 Vintage Japanese Bicycles
マグネット号のまとめ【上編】 「From Trash to Treasure」 : 昭和自転車 Vintage Japanese Bicycles
マグネット号のまとめ【下編】  「From Trash to Treasure」 : 昭和自転車 Vintage Japanese Bicycles

【海外の反応】 パンドラの憂鬱 海外「感動に震えた」 昭和20年代製造の自転車を米国人が執念の修復

2018-08-21

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私はすでに死んでいる――ゆがんだ〈自己〉を生みだす脳
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日本の「世界史的立場」を取り戻す
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