1冊挫折。
挫折26『
深海のYrr(イール) 上』フランク・シェッツィング/北川和代訳(ハヤカワ文庫、2008年)/120ページほどで止める。
クライブ・カッスラーのダーク・ピット・シリーズと似た作風だ。エンタテイメント色が強すぎて好みではない。それでも翻訳がよくてスイスイ読める。巻末見返しに著者近影が掲載されているが、見るからにナルシストっぽい。登場人物の造形も鼻につく。致命的なのは、自己鏡像認知が可能なのは「チンパンジーとオランウータンだけ」(116ページ)としているところ。直前に象はできないと書いてあるが、これは完全な誤り。他の記述も眉に唾したくなる。
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